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水辺の自然を中心としたブログです。夫婦でやっています。Kanagawa, Japan


by 佐野真吾、歩海

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トウキョウサンショウウオの調査をしながら各所を回る

トウキョウサンショウウオの調査をしながら各所を回る_b0348205_13484031.jpg
〈トウキョウサンショウウオ,神奈川県〉
 時期はトウキョウサンショウウオの既知の産地で産卵状況を見て歩くのが恒例になっているのですが、それと同時に新産地を探すために細かい場所を歩き回っています。毎年少しずつ新産地を開拓していますが、さすがになかなか見つからなくなってきました。
トウキョウサンショウウオの調査をしながら各所を回る_b0348205_13485529.jpg
 小さな水路に産み付けられたヤマアカガエルの卵塊
トウキョウサンショウウオの調査をしながら各所を回る_b0348205_13485940.jpg
 この日は暖かく、キタテハがちらほら見られました。
トウキョウサンショウウオの調査をしながら各所を回る_b0348205_13491305.jpg
〈ニリンソウ〉
トウキョウサンショウウオの調査をしながら各所を回る_b0348205_13491660.jpg
トウキョウサンショウウオの調査をしながら各所を回る_b0348205_13492309.jpg
 朽木の下にいたトウキョウサンショウウオの成体
トウキョウサンショウウオの調査をしながら各所を回る_b0348205_13492622.jpg
トウキョウサンショウウオの調査をしながら各所を回る_b0348205_13493061.jpg
 神奈川のトウキョウサンショウウオは産地数こそそれなりにありますが、どこも個体密度が低く、数個体の親によってなんとか回っているような場所も少なくありません。生き物の採集をやめて欲しいということは言いたくない派ですが、採集する人は親だけは見逃して欲しいなと思っています。
トウキョウサンショウウオの調査をしながら各所を回る_b0348205_13490725.jpg
 僕は両生類の専門家ではありませんが、トウキョウサンショウウオだけは地元の宝として保全や調査を続けていきたいと思っています。


# by shingo-ayumi | 2024-03-16 18:40 | 両生類・爬虫類 | Comments(0)

観音崎周辺地域でに日常

観音崎周辺地域でに日常_b0348205_13415190.jpg
 通勤の道すがら、毎日丁寧に挨拶をしてくれる小学生の女の子がいた。

 ミー坊を当時保育園に預けた後、博物館方面に歩いていくと、海に近い民家の中ですれ違う子だった。あまり表情はないが、しっかり眼を見て挨拶をしてくれる子だった。きっと親御さんに、地域で会う人には挨拶をするように言われて育ったのだろう。

 僕もまた、朝の時間帯にタモ網を持って歩いていたり、抱っこヒモを垂らしていたり、怪しいいで立ちである自覚はあったので、道行く人にはちゃんと挨拶をするように心がけていた。

 それから数年経ち、女の子は中学生になり、特に会話はしないが、挨拶だけはしてすれ違う毎日だったが、ミー坊も幼稚園生になり、僕も車で送ってもらうようになったりして、しばらく徒歩通勤をしないうちに女の子とは会わなくなってしまった。


 さて、先日、観音崎自然博物館では毎年恒例になったイベント「あにぷらまつり」が行われた。いつも一緒に活動している中学生のJくんのお母さんがお店を出展してくださったので、お店の前で紹介動画を撮ることにした。そしてそのお店でお手伝いをしていた女の子にも挨拶をすると、「私知っていますよ。毎朝挨拶していましたよね。」と言われ驚いたのだった。一瞬、え?誰だ?と思ったが、すぐにハッ!となり「あの子か!?」とつながったのだった。

 Jくんのお母さんと女の子のお母さんは仲良しで、そのつながりでお手伝いをしていたそうだ。さらに驚くことに、女の子の親御さんもまた、個人的にも職場でもお世話になっているご夫婦だったのだ。その後、女の子のお母さんも合流して人間関係がすべてがつながったのだった。

 ちなみに女の子は、僕のことを最初は「何で海の方に行くんだろう?」と不思議に思っていたそうだが、新聞を見て僕が博物館職員であることを知ったそうだ。そしてみんなで伏線の回収をした。みなさんの関係性を知らなかったのは僕一人だった。そして、とりあえず挨拶をしていたからこそみんながつながり、挨拶は何より大切なことだ!ということで話はまとまった。女の子はお母さんやよく知っている人にいる前では表情豊かで、しっかり会話のできるすばらしい中学生だった。毎朝の挨拶が無表情だったのは、いかに僕が不審人物だと思われていたかがうかがえる…。

 しかしまぁ狭い世の中で狭い地域である。まったく迂闊にハナクソをほじりながら歩いてなんかいられない。地域に住む者として、地域で働く者として、恥じない行いをしようと思ったのだった。


# by shingo-ayumi | 2024-03-15 19:38 | 観音崎周辺の自然 | Comments(0)

ミズムシとタラの芽を採りに故郷へ

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 オレンジ色の風が吹く晴れやかな日、マスクで防備しながら家族で故郷である横浜市金沢区に行って、タラの芽とミズムシを探しに行ってきました。
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 故郷の森の道から外れた山の中にタラノキが群生している所があるという話をすると、歩海奥さんが採りに行きたいと言うので行ってみることにしました。しかし、行ってみると測量が入ったようでほとんどが切られてしまっていました。
ミズムシとタラの芽を採りに故郷へ_b0348205_01433792.jpg
〈タラノキ〉
 しかし少し外れたところに5、6本生えているのを見つけました。しかし、まだ時期が早いようで葉は出ていませんでした。
ミズムシとタラの芽を採りに故郷へ_b0348205_01434141.jpg
でも確かにこの地域で芽が出ているのを見るのは4月初旬くらいです。まだちょっと早かったです。
ミズムシとタラの芽を採りに故郷へ_b0348205_01495677.jpg
〈ヤマアカガエルの幼生〉
 ちなみに奥さんとホトちゃんが休憩している間に、ミー坊と二人でヤマカガエルの産卵状況を見に行ってきました。
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〈アズマヒキガエルの卵塊〉
 アズマヒキガエルは昔はいなかったのですが、5年くらい前からどこからかやって来て産卵するようになりました。
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 さて、次はミズムシの採集です。ミズムシは職場で飼育しているシャープゲンゴロウモドキの幼虫のエサにするためです。ミー坊にも手伝ってもらいましたが…
ミズムシとタラの芽を採りに故郷へ_b0348205_01502146.jpg
 すぐに飽きて花を採ったり、水路を掻きまわしたり、遊び始めてしまいました笑
ミズムシとタラの芽を採りに故郷へ_b0348205_01502903.jpg
ミズムシとタラの芽を採りに故郷へ_b0348205_01502580.jpg
〈ミズムシ〉
ミズムシとタラの芽を採りに故郷へ_b0348205_01533665.jpg
 ボタンザクラというのでしょうか。きれいに咲いていました。
ミズムシとタラの芽を採りに故郷へ_b0348205_01533047.jpg

# by shingo-ayumi | 2024-03-10 02:13 | 侍従川流域の自然 | Comments(0)

三浦半島のトウキョウサンショウウオ調査(2024年3月初旬)

三浦半島のトウキョウサンショウウオ調査(2024年3月初旬)_b0348205_17061979.jpg
〈トウキョウサンショウウオ,神奈川県〉
 毎年この時期は、地元のトウキョウサンショウウオの産卵状況を確認しに行っています。今年は個人的に引っ越しをして、2月はその作業で例年の動きができなかったのですが、先日ようやく時間ができたので行ってきました。 

 ここ5、6年で新しい生息地もだいぶ開拓しました。しかし、どこも個体数は少なく、もし親を人間やアライグマに持っていかれたら打撃になるだろうなぁという場所や、毎年卵嚢が見られない不安定な場所も少なくありません。できるところでは水場を治したり、新たにつくったりしていますが、それによって逆にアライグマの餌場になってしまうこともあるのでいろいろ注意は必要です。
三浦半島のトウキョウサンショウウオ調査(2024年3月初旬)_b0348205_17062573.jpg

# by shingo-ayumi | 2024-03-07 20:06 | 両生類・爬虫類 | Comments(0)

ハイイロゲンゴロウは珍しいゲンゴロウ?

ハイイロゲンゴロウは珍しいゲンゴロウ?_b0348205_21490933.jpg
〈ハイイロゲンゴロウ Eretes griseus
 ハイイロゲンゴロウはプールや水溜まりなどからも発生することから、最も身近で普通に見られる種という印象が強いと思います。しかし、逆に水草が繁茂するような池や湿地に入ってくることは少なく、むしろ多様性豊かな谷戸や里山では見かけることが少ない種です。
 
 とは言え、珍しいかと言われればそういうわけではないのですが、ただ「ハイイロはザコだ!」だと、単純に言われると、開放的で何もない水辺を好むがゆえに、結果的に都会でも適応できたんだ!と肩を持ちたくなります!笑
ハイイロゲンゴロウは珍しいゲンゴロウ?_b0348205_21491470.jpg
 そんなハイイロゲンゴロウですが、珍品度で言うと普通種ですが、Eretes属というグループとしてみた時、非常に特殊なタイプの珍しいゲンゴロウだと思っています。
ハイイロゲンゴロウは珍しいゲンゴロウ?_b0348205_21491838.jpg
 2024年2月のある日、観音崎自然博物館のジュニア生物調査隊で水生昆虫の採集をしていると、里山の防火水槽で大量のハイイロゲンゴロウが採集されました。

 僕は持ち帰るのは2個体だけでいいと言ったのですが、一人の女の子が「佐野さんあげる!」と言って、自分で採った個体をポイポイ僕の袋に入れていて、持ち帰った後に結構な個体数が入っていることに気が付きました。しかし、無駄にはできないので、標本にして並べてみると、色彩や形態が多様性に富んでいて面白いなと思いました。
ハイイロゲンゴロウは珍しいゲンゴロウ?_b0348205_21492813.jpg
 ハイイロゲンゴロウは他種に比べて形態そのものが極めて特殊です。また生態も他種にはない特徴が多く、実は分かっていないことがたくさんあります。上の写真ですが拡大すると↓
ハイイロゲンゴロウは珍しいゲンゴロウ?_b0348205_21493487.jpg
 よく見ると上翅の下縁の一部に歯のような毛が生えています。こんな特徴があるのはハイイロゲンゴロウくらいでしょう。なんのためにあるのでしょうか?ハイイロゲンゴロウは飛翔性が極めて高い種で、一度上陸せずとも水面からそのまま飛び上がることができる種です。その能力に一役かっているのでしょうか。
ハイイロゲンゴロウは珍しいゲンゴロウ?_b0348205_21494080.jpg
〈左:♀ 右:♂〉
 またこれも前からずっと気になっていたのですが、メスには上翅の横側に細長い窪みがあるのです。最初は交尾をする時にオスが脚を引っかける場所ではないかと思っていましたが、実際に交尾を見ると、オスはこの窪みではなく、翅と腹の隙間に脚を引っかけているのです。ではこの窪みは何なのか?と言う感じで、ハイイロゲンゴロウはいろいろ不明な点が多く、特殊で、そういった意味で珍しいゲンゴロウなのです。


# by shingo-ayumi | 2024-03-04 22:25 | ゲンゴロウ | Comments(0)