水辺の自然を中心としたブログです。夫婦でやっています。
by 佐野真吾、歩海
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クロコブセスジダルマガムシの観察会
先日、体長1.2mmの海岸性昆虫「クロコブセスジダルマガムシ」を探す観察会を実施しました。

というわけでクロコブ観察会は大いに盛り上がり、なんとか成功したのはないかとホッとしました。観察会に参加してくれた3年生の男の子が「楽しかったお礼に!」と言って、自分で作って大事にしていた折り紙のコーカサスオオカブトをプレゼントしてくれました。ありがとう☆
正直、こんな小さくて地味で華のない虫の観察会なんて人が集まらないだろうし、盛り上がらない可能性の方が高いのでかなり実験的な企画でした。でも逆に、「何それ?」と思わせるギャップと斬新さを利用すれば人が集まるのではないか?とも思い、春から博物館のYouTubeで取り上げたり、展示をしたりして伏線を張ってきました。そして、観察会当日、なんと定員いっぱいの人が集まってくださいました。
あとは、当日に盛り上げられるかは腕次第です。ここまでお客さんに期待をさせてつまらなかったら大失敗です。ということで久しぶりに緊張しながら観察会に向かいました。
岩に張り付き虫を探す地味な絵面で不審者の集まりのような観察会…
最初は各々自由に探してもらい、当然誰も見つけられないとなったところで写真や環境を一緒に見てヒントを出しつつ再度探してもらいました。そしてついに一人のお客さんが1個体目を見つけました!しかも最年少の小さな(幼稚園生?くらいの子?)男の子が!


一人が見つけると、その空気に飲まれて他の人も真剣に探し始めるものです。みなさん岩に張り付き非常に怪しい光景になっていましたが、「いたー!」「採ったー!」と大いに盛り上がりはじめました。
このクロコブセスジダルマガムシという昆虫は、まず見つけるのが難しく、見つけた後は、岩の隙間からうまく採り出すのがまた一苦労ある虫なのです。ピンセットなどを持っていれば簡単につまみ出せるのですが、ない場合は細い木の枝のようなもので耳クソをほじるように採集します。その時油断すると風で飛ばされたりしてしまうのです(まさに耳クソやん)。
〈クロコブセスジダルマガムシ〉

今回のような観察会は、お客さんが自分で見つけられなかった時に、全体に飽きたムードが広がり盛り上がらないだろうと予想していました。そのため、第一段階で見つけらる人と見つけられない人がいるという状況を作ることが重要だと思っていたので、当初は大人が最初に見つけて、子どもたちが続くというような流れになるように持っていこうと思っていたのですが、意外にも小学校低学年以下の子どもたちがバンバン見つけて、それに大人たちが引っ張られるという状況になりました。
僕は採集の経験があるので、「このような岩のこのような部分にこんな感じでいる」というイメージを持っています。その経験から作りげられたイメージを元に採集をするので見つけられるのですが、そのようなイメージがまったくない状況では単純に視力が物を言う採集のようで、結果お父さんたちは自身の老眼に絶望し、目の前にいるのにも関わらず見つけられず、視力の良い小さな子どもたちが次々と見つけるという予想に反する結果となったのでした。

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by shingo-ayumi
| 2023-10-03 15:50
| 水生昆虫いろいろ
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キボシケシゲンゴロウとカワムツの調査 ~カワムツの放流はやめてくれ!~

先日、観音崎自然博物館ジュニア生物調査隊で「キボシケシゲンゴロウ」と、近年問題になっている国内外来種「カワムツ」の調査に行ってきました。
胴長女子とは言っているが、すでにみんな浸水しているらしい。胴長の意味ないじゃん!笑
〈アブラハヤ〉


この川では数年前にカワムツは放流されてしまいました。そしてたった数年のうちにものすごいスピードで生息域を広げました。
当地にはもともとオイカワ(国内外来種)とアブラハヤ(在来)がいたのですが、最初にオイカワがいなくなり、現在アブラハヤは風前の灯火といった状況です。カワムツを放流したのは誰だ!本当に腹が立ちます。


ちなみにジュニア生物調査隊の子どもたちの弁当は毎度クオリティが高く名物になっています笑

というわけで調査をしてきました。とにかく軽い気持ちで放流をする人がいたら、本当にやめていただきたいと思います。


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by shingo-ayumi
| 2023-10-02 09:43
| 生きものに関する活動
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タガメとゲンゴロウがいる里山(2023年9月)
7月から8月が繁忙期で多忙な職場ですが、夏を引きずったまま9月もズルズルといきます。さらに今年は二人目も生まれたこともあり、職場でも家でも気が休まることのない夏を過ごしました。
そして8月の最後の日、「やりきった~」と1日だけ気が抜けてボーッと仕事をした日がありました。しかし、翌日からスイッチを入れ直して再び動きだしました。
ところが先日、とうとう何にもやる気が起こらなくなり、1日無気力になった日がありました。まぁ一晩寝れば治るだろうと思いましたが、無気力は翌日も続き「こりゃ一回リフレッシュしとかないとやばいな!」と思いました。
というわけで、急遽思い立ち、10数年前から地図上で気になっていた地域に虫とりに行こう!と一人早朝から車を飛ばしました。文献記録やネット情報にはないマイナー地域です。
〈タガメ〉

里山に到着し、網を入れると早速タガメが採れました!「おぉーやはりいた!」
9月の美しい水田風景に癒されます。
水路でもタガメを見つけました。
さらに良さげな池を見つけました。

〈ヒツジグサ〉

〈ゲンゴロウ(ナミゲンゴロウ)〉







やったーナミゲンだ!この池にはゲンゴロウとタガメが同所的に見られました。
というわけで、一人で新たな地域を開拓してきました。そして気持ちも大いにリフレッシュされました。翌日、職場ではめちゃくちゃ仕事がはかどりました!我ながら単純で分かりやすい性格だなぁと思いました…笑

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by shingo-ayumi
| 2023-09-24 23:27
| タガメ
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マルチビゲンゴロウ

ずいぶん前に採集したものですが、マルチビゲンゴロウです。
もうこのブログでは何をアップして何をアップしていないかが分からなくなってしまい(過去の投稿を追えばいいのだがそれも面倒…)、写真を撮ったけどアップし忘れたり、写真を撮る余裕がなくて「もういいや」とお蔵入りになったり、かなりいい加減いなってきてしまっています…笑
マルチビゲンゴロウは本州から九州に分布する体長2mm弱のゲンゴロウです。西日本に多いイメージがありますが、本州の最果て青森県など東北地方でも採ったことがあります。
貧栄養で水生植物が豊富な湿地や古い休耕田にいるイメージがあります。地元関東では見たことがないのでいまいち馴染みのない種です

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by shingo-ayumi
| 2023-09-22 23:30
| ゲンゴロウ
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鴨居八幡神社例大祭
2023年7月、横須賀市鴨居で行われる鴨居八幡神社例大を見に行ってきました。祭りは地域の民俗や文化が凝縮されたようなイベントなので非常に興味深いものです。観音崎に引っ越して5年が経ちましたが、初めてじっくり見に行きました。この祭りの時は、だいたい博物館のイベントが重なっていたからです。
〈鴨居2丁目〉

さて、祭りの一週間前くらいから町中に道路を切るように注連縄が設置されました。
以前、千葉県富津市で「道切り」を見ていたので、まさかここにも道切りの文化があるのか?と驚いたのですが、どうやら道切りではないようです。ちなみに道切りとは村の外れ(村と山の境界や集落と集落の境界など)には魔や疫が入るとされ、その出入口となる道に張る注連縄のことです。注連縄には藁人形や藁草履などが付けられていて異様な結界のようになっており不気味な雰囲気を漂わせます。でもこの地域のものは道を切るように注連縄が張られてはいますが、藁人形などはなく、代わりに紙垂(しで)が付けられていました。この紙垂もまた雷光や稲妻をイメージとした魔除けを意味するものなので、道切りに近いと言えば近いのかもしれませんが、なんとなくニュアンスは違うような気がします。
〈鴨居2丁目〉
〈鴨居2丁目〉
〈鴨居2丁目〉



この注連縄は見つけたところでは写真を撮ったのですが、どうやら鴨居2丁目を中心に設置してあるようでした。
〈鴨居4丁目〉

少し離れた鴨居4丁目にも注連縄が!?
鴨居という地域のお祭りなだけあって、設置する場所は決められているのでしょうか。注連縄を設置する位置にも意味があったりすのであれば調べてみたいですね。
7月30日、ついにお神輿が姿を現しました。
すごい人でした。
この祭りは、神輿が海に入ることでも有名で、他地域からもこの様子を見ようとたくさんの人が訪れます。
神輿は夜まで続きます。鴨居2丁目の注連縄を通って行きました。

ちなみに当日は、ミー坊と二人で祭りに行ってきました。ミー坊は金魚すくいの才能を開花させましたが、持ち帰った金魚は数日のうちに全滅してしまいました…。(持ち帰る時にすでに弱っていた…)






最近、地域の民俗や文化から自然や生き物を辿るという探し方にはまっています。今回の祭りも地域の自然を知るヒントになったでしょうか。
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by shingo-ayumi
| 2023-09-21 23:36
| 観音崎周辺の自然
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Comments(0)