人気ブログランキング |


水辺の自然を中心としたブログです。夫婦でやっています。


by 佐野真吾、歩海

プロフィールを見る
画像一覧
更新通知を受け取る

S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30

ブログジャンル

自然・生物
科学

検索

カテゴリ

全体
自己紹介



田んぼ・里山
侍従川流域の自然
観音崎周辺の自然
称名寺の自然
ゲンゴロウ
タガメ
水生半翅
水生昆虫いろいろ
トンボ
虫いろいろ
両生類・爬虫類
淡水生物いろいろ
外来種
我が家のいきもの
自然を食す
生きものに関する活動
観音崎自然博物館
カメラ、機材、道具
イラスト
その他
未分類

画像一覧

以前の記事

2020年 04月
2020年 03月
2020年 02月
2020年 01月
2019年 12月
2019年 11月
2019年 10月
2019年 09月
2019年 08月
2019年 07月
2019年 06月
2019年 05月
2019年 04月
2019年 03月
2019年 02月
2019年 01月
2018年 12月
2018年 11月
2018年 10月
2018年 09月
2018年 08月
2018年 07月
2018年 06月
2018年 05月
2018年 04月
2018年 03月
2018年 02月
2018年 01月
2017年 12月
2017年 11月
2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月

最新の記事

ハコネサンショウウオの観察(..
at 2020-04-05 20:49
三浦半島の里山(2020年4月)
at 2020-04-04 19:12
侍従川の桜(2020年4月)
at 2020-04-03 17:30
ジュニア生物調査隊3期生と特..
at 2020-03-31 19:58
観音崎自然博物館のまわり(2..
at 2020-03-27 19:52
1年ぶりの称名寺(2020年..
at 2020-03-26 20:15
三浦半島の里山(2020年3..
at 2020-03-25 23:01
侍従川のクリーンアップ&調査..
at 2020-03-23 20:37
アンピンチビゲンゴロウ
at 2020-03-19 18:50
三浦半島の里山(2020年3月)
at 2020-03-17 20:12
ウーパー系赤ちゃん
at 2020-03-14 20:17
引地川流域めぐり(2020年..
at 2020-03-12 21:16

お気に入り

外部リンク

タグ

(2)
(2)
(2)
(2)
(1)

ライフログ


図説 日本のゲンゴロウ


日本の水生昆虫 (ネイチャーガイド)


ゲンゴロウ・ガムシ・ミズスマシハンドブック (水生昆虫1)


タガメ・ミズムシ・アメンボ ハンドブック (水生昆虫2)


日本産水生昆虫 第二版: 科・属・種への検索


よみがえれゲンゴロウの里 (守ってのこそう!いのちつながる日本の自然)


タガメのすべて―水生動物との共生を願って


タガメはなぜ卵をこわすのか?―水生昆虫の「子殺し行動」の発見 (わたしの研究)


日本のトンボ (ネイチャーガイド)


身近なヤゴの見分け方 平地で見られる主なヤゴの図鑑




世界のクワガタムシ大図鑑 (月刊むし・昆虫大図鑑シリーズ)


山溪ハンディ図鑑 日本の淡水魚


日本の海水魚 (山溪ハンディ図鑑)


海獣の子供 1 (IKKI COMIX)


海のいのち (えほんはともだち―立松和平・伊勢英子心と感動の絵本 (25))


クワガタクワジ物語


Nikon デジタル一眼レフカメラ D750


Canon デジタル一眼レフカメラ EOS 7D Mark IIボディ EOS7DMK2


Canon 単焦点マクロレンズ EF100mm F2.8L マクロ IS USM フルサイズ対応


OLYMPUS ミラーレス一眼 OM-D E-M5 レンズキット ブラック 1605万画素 防塵 防滴 OM-D E-M5 LKIT BLK


OLYMPUS デジタルカメラ Tough TG-5 ブラック 1200万画素CMOS F2.0 15m 防水 100kgf耐荷重 GPS+電子コンパス&内蔵Wi-Fi TG-5 BLK

記事ランキング

ハコネサンショウウオの観察(2020年4月)

ハコネサンショウウオの観察(2020年4月)_b0348205_13453118.jpg
 このブログではおなじみの山田陽治さんと一緒に、両生類の観察に行ってきました。
ハコネサンショウウオの観察(2020年4月)_b0348205_13454336.jpg
 毎年2月頃から、雪が残る丹沢の山に登ってヒガシヒダサンショウウオやナガレタゴガエルを観察するのは毎年恒例となっているのですが、今年はなんだかバタバタしていて、気づいた時には春がやってきていました。
ハコネサンショウウオの観察(2020年4月)_b0348205_13454996.jpg
ハコネサンショウウオの観察(2020年4月)_b0348205_13455411.jpg
ハコネサンショウウオの観察(2020年4月)_b0348205_13460237.jpg
 山田さんが撮影しているのは?
ハコネサンショウウオの観察(2020年4月)_b0348205_13461383.jpg
<ヤマアカガエルの卵塊>
 「ヤマアカって、絶対干からびるだろう!ってところにも結構産むよね。なんかそういうコトワザありそうだよね。物ごとをよく考えないで行動して失敗するみたいな教訓っぽいコトワザ!俺がヤマアカのコトワザつくっちゃおっかな~」と、山田さんは一人でブツブツ言っていました・・・笑
ハコネサンショウウオの観察(2020年4月)_b0348205_13462912.jpg
<センチコガネ>
ハコネサンショウウオの観察(2020年4月)_b0348205_13462356.jpg
<ミヤマセセリ>
ハコネサンショウウオの観察(2020年4月)_b0348205_13463727.jpg
ハコネサンショウウオの観察(2020年4月)_b0348205_13464370.jpg
<ハムシの一種>
 この日は天気が良かったこともあり昆虫の姿が多く見られました。他にもテングチョウ、アカタテハ、コツバメなどの蝶類を多く見かけました。
ハコネサンショウウオの観察(2020年4月)_b0348205_13453723.jpg
 しかし、標高が高い位置まで来ると、まだまだ気温も低く寒そうな景色です。
ハコネサンショウウオの観察(2020年4月)_b0348205_13465605.jpg
 一部で雪も残っていました。
ハコネサンショウウオの観察(2020年4月)_b0348205_14013527.jpg
 急峻な沢
ハコネサンショウウオの観察(2020年4月)_b0348205_13471430.jpg
 この日は何か所か沢を歩いて回りました。
ハコネサンショウウオの観察(2020年4月)_b0348205_13473862.jpg
<サワガニ>
ハコネサンショウウオの観察(2020年4月)_b0348205_13472326.jpg
<ナガレタゴガエル>
 年によって差はありますが、このポイントでの4月初旬は、ヒダサンショウウオやナガレタゴガエルの産卵は終わっているし、ハコネサンショウウオはまだ出てきていないし、ちょうど中途半端なタイミングであることが多いです。ナガレタゴガエルも成体を見つけましたが、産卵はすでに終了しているようでした。
ハコネサンショウウオの観察(2020年4月)_b0348205_13475056.jpg
<ハコネサンショウウオ>
 しかし、それでも水際の岩をひっくり返すと、岩と岩の隙間にハコネサンショウウオが入っていました。
ハコネサンショウウオの観察(2020年4月)_b0348205_13475673.jpg
 かわいい顔をしています。
ハコネサンショウウオの観察(2020年4月)_b0348205_13480672.jpg
 ちなみに幼生は1年中水の中で見られます。
ハコネサンショウウオの観察(2020年4月)_b0348205_13481322.jpg
ハコネサンショウウオの観察(2020年4月)_b0348205_13483538.jpg
ハコネサンショウウオの観察(2020年4月)_b0348205_13470297.jpg
 というわけで、今回は何か目的ををもって山を登ったというよりは、今年は良い時期に行き損ねたけど、とりあえず1年に1回くらいはいっておくかという気持ちで行ってきました。でもまぁ、地元にはない、丹沢の厳しい山に登るとリフレッシュします☆
ハコネサンショウウオの観察(2020年4月)_b0348205_13484162.jpg
 最後に下山中に拾ったニホンジカの角です。


# by shingo-ayumi | 2020-04-05 20:49 | 両生類・爬虫類 | Comments(0)

三浦半島の里山(2020年4月)

 先日、職場の展示リニューアルに向けて、里山の資料を採集しに行ってきました。日に日に春らしくなるこの季節は嬉しくなりますね。
三浦半島の里山(2020年4月)_b0348205_17184362.jpg
<ニリンソウ>
 植物のことはあまり詳しくないのですが、ニリンソウはとても好きな植物です。この時期、水辺付近を春らしくしてくれるすてきな花です☆
三浦半島の里山(2020年4月)_b0348205_17185162.jpg
 三浦半島北部の沢
三浦半島の里山(2020年4月)_b0348205_17185508.jpg
三浦半島の里山(2020年4月)_b0348205_17190632.jpg
三浦半島の里山(2020年4月)_b0348205_17240209.jpg
 雨あがりだったので、林道には水が溜まって美しい風景になっていました。
三浦半島の里山(2020年4月)_b0348205_17191483.jpg
 今度は三浦半島東部の里山へ
三浦半島の里山(2020年4月)_b0348205_17192485.jpg
三浦半島の里山(2020年4月)_b0348205_17193132.jpg
 昆虫も増えてきました。
三浦半島の里山(2020年4月)_b0348205_17194028.jpg
 コガタルリハムシの幼虫でしょうか?
三浦半島の里山(2020年4月)_b0348205_17194760.jpg
三浦半島の里山(2020年4月)_b0348205_17195446.jpg
 林道にできた水たまりには桜が落ちていてとてもきれいでした。水たまりを覗いてみると↓桜の花の上でモゾモゾ。
三浦半島の里山(2020年4月)_b0348205_17200056.jpg
<キベリヒラタガムシ>
 桜とキベリヒラタガムシのコラボはなかなか珍しいのではないでしょうか?笑

 長い冬を抜けてようやく楽しい時期がやってきましたね☆


# by shingo-ayumi | 2020-04-04 19:12 | 田んぼ・里山 | Comments(0)

侍従川の桜(2020年4月)

 先日、仕事で生家の近くまで行く機会があったので、少しだけ侍従川に立ち寄って桜の写真を撮ってきました。
侍従川の桜(2020年4月)_b0348205_17052173.jpg
<侍従川山王橋付近>
 この時期は天気が安定しないので、自分の予定と天気と満開時がマッチするタイミングというのはなかなか難しいんですよね。それもあり、この日はせっかく晴れたので、「今しかない!」と思い、帰り道に少し寄り道をしました。
侍従川の桜(2020年4月)_b0348205_17052874.jpg
侍従川の桜(2020年4月)_b0348205_17053376.jpg
 桜の名所は各地にありますが、自分にとっては侍従川が一番の名所だと思っています。やはり故郷には特別な思い入れがありますよね。
侍従川の桜(2020年4月)_b0348205_17053800.jpg
 ちなみにこの直後に雨が降ってきてしまいました。いやぁタイミングが良かった!笑


# by shingo-ayumi | 2020-04-03 17:30 | 侍従川流域の自然 | Comments(2)

ジュニア生物調査隊3期生と特別調査部隊 (SIT)の決定

 本日、観音崎自然博物館のジュニア生物調査隊3期生を決定しました。ジュニア隊は、在籍している子を優先して継続してもらっているので、辞める子がいない限り新規募集はしません。そのため、今回は5名程度しか募集できませんでした。

 そんな中、大変ありがたいことなのですが、40名近い方が説明会を聞きにきてくださって、これまでにないくらいの倍率となり、選考する側としても最後まで悩みました。
ジュニア生物調査隊3期生と特別調査部隊 (SIT)の決定_b0348205_15285683.jpg
 応募してくれた子たちは、みんな面白そうな子たちだし、一緒にフィールドに行ってもないのに判断して選考するなんて…と心痛む思いで、本当は選考なんてしたくないのですが、こちらにもキャパがあるのでしかたがありません。

 説明会の時に私の生き物話を聞く子どもたちの表情や反応を見て、さらに書いてもらった志望動機から11人を選考し、その中から抽選させていただきました。生き物がメチャクチャ好きな子、人にはない感性やセンスがオーラで出ている子、静かにしているけど強い熱を感じる子など様々です。

 11人はすぐに決めました。でもその中から半分を決めるのは難しく、相当悩んだ結果、抽選にすることにしました。でもそれにしても心が痛むし、何よりこんなに才能があって気合いの入った子どもたちとの縁を無駄にしたくないという思いもあり、館長や学芸部長に相談して、少人数精鋭の特別調査部隊(SIT)を急遽結成させていただくことにしました。ちなみに警察にもSITという組織があるそうですね!笑

 特別部隊は、メンバーの能力的にも決して二軍ではなく(選考した中での抽選だったので)、少人数だからこそ行ける場所や活動をする予定です。ただ、そんな隊を結成すると逆にジュニア隊に悪いので、回数は少なく設定しました。
ジュニア生物調査隊3期生と特別調査部隊 (SIT)の決定_b0348205_14590022.jpg
 今回は今までになく本当に悩みました。でも博物館としてはありがたいことだし、私個人としても将来有望な仲間が増えて嬉しく思います。

 なんだか自分で忙しくしてしまって大丈夫か?と不安はありますが、やるからには楽しく気合いの入った活動をしたいと思っています。



# by shingo-ayumi | 2020-03-31 19:58 | 観音崎自然博物館 | Comments(2)

観音崎自然博物館のまわり(2020年3月)

観音崎自然博物館のまわり(2020年3月)_b0348205_13552116.jpg
 前の投稿は、以前住んでいた場所周辺の話でしたが、今回は今住んでいる場所周辺の話です。
観音崎自然博物館のまわり(2020年3月)_b0348205_23444731.jpg
 観音崎自然博物館の周辺も春らしい陽気でとても爽やかな日々です。
観音崎自然博物館のまわり(2020年3月)_b0348205_23452290.jpg
 博物館のお庭
観音崎自然博物館のまわり(2020年3月)_b0348205_23450886.jpg
 今年は3月中旬にはヤブキリの姿が見られました。
観音崎自然博物館のまわり(2020年3月)_b0348205_23451691.jpg
観音崎自然博物館のまわり(2020年3月)_b0348205_13533114.jpg
観音崎自然博物館のまわり(2020年3月)_b0348205_13541981.jpg
 博物館前の花壇
観音崎自然博物館のまわり(2020年3月)_b0348205_13531559.jpg
観音崎自然博物館のまわり(2020年3月)_b0348205_23444250.jpg
 ハマダイコンも爽やかに咲いています。
観音崎自然博物館のまわり(2020年3月)_b0348205_13532236.jpg
観音崎自然博物館のまわり(2020年3月)_b0348205_23451217.jpg
観音崎自然博物館のまわり(2020年3月)_b0348205_23445730.jpg
 3月と言えば菜の花
観音崎自然博物館のまわり(2020年3月)_b0348205_13534696.jpg
観音崎自然博物館のまわり(2020年3月)_b0348205_13535561.jpg
〈コセアカアメンボ〉
 博物館周辺の水辺も春らしくなってきました。
観音崎自然博物館のまわり(2020年3月)_b0348205_23452987.jpg
〈ヒメゲンゴロウ〉
観音崎自然博物館のまわり(2020年3月)_b0348205_23453399.jpg
〈マメゲンゴロウ〉
 先日、「手で掬った」と言って、ジュニア生物調査隊のYくんが持ってきたヒメゲンゴロウとマメゲンゴロウです。
観音崎自然博物館のまわり(2020年3月)_b0348205_13540095.jpg
観音崎自然博物館のまわり(2020年3月)_b0348205_13540844.jpg
 桜も良い感じで咲いています。
観音崎自然博物館のまわり(2020年3月)_b0348205_13541379.jpg
 私は、自分が住む場所には思い入れを強く持つタイプなので、住居や地域が変わることはあまり好きではないのですが、実際住めば都で、今は観音崎周辺に思い入れを持っています。
 観音崎に住み始めてはや3年目になります。海がきれいで良い地域です。

ちなみに観音崎自然博物館の「どたばた学芸日誌」で観音崎周辺の紹介をしています☆


# by shingo-ayumi | 2020-03-27 19:52 | 観音崎自然博物館 | Comments(0)

1年ぶりの称名寺(2020年3月)

1年ぶりの称名寺(2020年3月)_b0348205_23080498.jpg
 三浦半島の里山をめぐった日、夕方、久しぶりに称名寺に行ってきました。
1年ぶりの称名寺(2020年3月)_b0348205_23081083.jpg
 称名寺とは、横浜市金沢区にある寺です。私たち夫婦は2014年から3年間、称名寺のすぐ近くに住んでいました。今は引っ越してしまい遠くなってしまったのですが、引っ越した後も時々遊びに行っています。ちなみにみー坊はこの日が初称名寺でした。
1年ぶりの称名寺(2020年3月)_b0348205_23081748.jpg
 桜がチラホラ。この道は、桜の季節になるととてもきれいです。
1年ぶりの称名寺(2020年3月)_b0348205_23082534.jpg
 ホラ!桜だぞ!
1年ぶりの称名寺(2020年3月)_b0348205_23083098.jpg
 称名寺に最後に行ったのは2019年1月以来だったので、ずいぶん久しぶりな感じがしました。
1年ぶりの称名寺(2020年3月)_b0348205_23083955.jpg
1年ぶりの称名寺(2020年3月)_b0348205_23084386.jpg
1年ぶりの称名寺(2020年3月)_b0348205_23084966.jpg
 この写真を撮りたかった!笑
1年ぶりの称名寺(2020年3月)_b0348205_23085624.jpg
 称名寺の裏山に続く谷戸には湿地があります。結構広い谷戸で、住んでいた頃はよくヤンマとりをしたり遊ばせてもらいました。
1年ぶりの称名寺(2020年3月)_b0348205_23090441.jpg
1年ぶりの称名寺(2020年3月)_b0348205_23091064.jpg
〈ニリンソウの群落〉
 そういえば、前の家に住んでいた時に可愛がっていた猫(たぶん近所の人が飼っている猫)がいました。勝手に「みー助」と名付けて可愛がっていたのですが、私たちが引っ越す日、みー助にお別れをできずに出てきてしまいました。
 いつも気まぐれにやってくるみー助をぎりぎりまで待っていたのですが、みー助は姿を現さず、家の周辺も探したのですが見つけられず…、おそらくみー助からしたら、いつも仲良くしていた友達が突然いなくなってしまったと思ったことでしょう。

 そんな心残りもあり、いつも称名寺に行った時は、以前住んでいた家の周辺まで行って、みー助を探しているのですが、いまだに会えていません。3年経ったけどまだ覚えているかな?


# by shingo-ayumi | 2020-03-26 20:15 | 称名寺の自然 | Comments(2)

三浦半島の里山(2020年3月)~みー坊の里山あそび~

 
三浦半島の里山(2020年3月)~みー坊の里山あそび~_b0348205_22171431.jpg
 最近、我が家の坊が少し自然や生き物に良い反応を示すようになったので、三浦半島の里山に連れていってみることにしました。(いつも連れて行ってはいるが、だいたい自分が遊んでしまって子どもは抱っこされているだけなので…笑)
三浦半島の里山(2020年3月)~みー坊の里山あそび~_b0348205_22172839.jpg
 ご自由にお持ちくださいだそうです♪
三浦半島の里山(2020年3月)~みー坊の里山あそび~_b0348205_22174675.jpg
三浦半島の里山(2020年3月)~みー坊の里山あそび~_b0348205_22173780.jpg
 日陰にも春はやってきている
三浦半島の里山(2020年3月)~みー坊の里山あそび~_b0348205_22174299.jpg
三浦半島の里山(2020年3月)~みー坊の里山あそび~_b0348205_22182148.jpg
〈ニリンソウ〉
三浦半島の里山(2020年3月)~みー坊の里山あそび~_b0348205_22175827.jpg

〈ビロウドツリアブ〉
三浦半島の里山(2020年3月)~みー坊の里山あそび~_b0348205_22182678.jpg
〈トウキョウサンショウウオの卵のう〉
 とは言いつつ、結局自分も遊びたいので、いろいろ回ってトウキョウサンショウウオの産卵確認もしてきました!笑
三浦半島の里山(2020年3月)~みー坊の里山あそび~_b0348205_22185843.jpg
 さて、いろいろ回ってからお気に入りの里山に行くと「あれ?見たことある人が?」この日は、このブログではお馴染みの山田陽治さんたちも里山に来ていました。2日前に会ったばっかりなのに奇遇ですね!笑
三浦半島の里山(2020年3月)~みー坊の里山あそび~_b0348205_22192365.jpg
 少し前に、みー坊を家の縁側に座らせて日向ぼっこをしていると、放置していた植木鉢に興味を示し、植木鉢から生えていた雑草を抜いたりいじったり楽しそうに遊んでいました。それを思い出し、今日は家の庭よりぜんぜん広い里山の畔に座らせてしばらく自由にしてみることにしました。

 すると!?

 畔に生えている雑草を触りはじめ、抜きはじめ、フキやタンポポを渡すと興味深く遊び始めました。
三浦半島の里山(2020年3月)~みー坊の里山あそび~_b0348205_22193617.jpg
 しばらくいじっていましたが、突然「あむ!」

 えぇー食べたー!?

 急いで妻が駆け寄りましたが、時すでに遅し!
三浦半島の里山(2020年3月)~みー坊の里山あそび~_b0348205_22194789.jpg
 「うぶー」と、こうなりました…笑

 タンポポは苦いべさ~
三浦半島の里山(2020年3月)~みー坊の里山あそび~_b0348205_22195751.jpg
 里山の畔に座らせて遊ばせたのはこの日が初めてだったのですが、ちょっといつもと違う感じで刺激を受けているようでした。

 やっぱり、連れて歩いて見ているだけより、自分で触ったり食べたり遊んだ方が本人には刺激があるようです。
三浦半島の里山(2020年3月)~みー坊の里山あそび~_b0348205_22200293.jpg
〈ヤマアカガエルの幼生〉
 せっかく里山に来てるのだから、もちろん私も遊びます!笑
三浦半島の里山(2020年3月)~みー坊の里山あそび~_b0348205_22210796.jpg
〈ベニシジミ〉
三浦半島の里山(2020年3月)~みー坊の里山あそび~_b0348205_22201099.jpg
〈メミズムシ〉
 メミズムシが水際を走り回っていました。メミズムシは水際に棲む半翅類です。水生昆虫というよりは水際昆虫と言った方が良いかもしれません。チョコマカと歩き回っているメミズムシを観察するのは結構面白いものです。小さい虫ですが、写真を撮っていると1日飽きずに見ていられます。
三浦半島の里山(2020年3月)~みー坊の里山あそび~_b0348205_22202061.jpg
 ミツバチも水辺に集まっていました。
三浦半島の里山(2020年3月)~みー坊の里山あそび~_b0348205_22202502.jpg
三浦半島の里山(2020年3月)~みー坊の里山あそび~_b0348205_22212245.jpg
三浦半島の里山(2020年3月)~みー坊の里山あそび~_b0348205_22204576.jpg
三浦半島の里山(2020年3月)~みー坊の里山あそび~_b0348205_22205736.jpg
 というわけで、春の里山で遊んできました☆


# by shingo-ayumi | 2020-03-25 23:01 | 田んぼ・里山 | Comments(0)

侍従川のクリーンアップ&調査(2020年3月)

侍従川のクリーンアップ&調査(2020年3月)_b0348205_11380425.jpg
 先日は、ふるさと侍従川に親しむ会(通称:侍従会)の活動で、久しぶりに侍従川に行ってきました。この日は侍従会の皆さんにみー坊をお披露目をしたかったので家族3人で行ってきました。
侍従川のクリーンアップ&調査(2020年3月)_b0348205_11381761.jpg
 侍従川沿いの桜もチラホラ咲き始めています。
侍従川のクリーンアップ&調査(2020年3月)_b0348205_11382835.jpg
侍従川のクリーンアップ&調査(2020年3月)_b0348205_11390378.jpg
 ちなみに侍従会のクリーンアップ&調査は、会員ではなくても参加できます。毎月第4日曜日にやっているので興味のある方は是非一緒に活動しましょう☆
侍従川のクリーンアップ&調査(2020年3月)_b0348205_11391729.jpg
〈チチブ〉
 川の中も春らしくなってきました。
侍従川のクリーンアップ&調査(2020年3月)_b0348205_11392513.jpg
 ちなみにクリーンアップは大人はゴミ袋を持ってゴミを拾いつつ生き物採集、子どもは生き物採集をしつつゴミ拾い(採集だけの子がほとんど?笑)、といった感じでゆるく楽しくやることがモットーです!

 また、この日は、定例の生物調査に加えてハゼ類の産卵状況の確認調査もおこないました。
侍従川のクリーンアップ&調査(2020年3月)_b0348205_11393504.jpg
〈ウキゴリの卵塊〉
 おっ!産んでる産んでる!
侍従川のクリーンアップ&調査(2020年3月)_b0348205_11394482.jpg
 こちらは孵化寸前です。
侍従川のクリーンアップ&調査(2020年3月)_b0348205_11395101.jpg
 侍従会では2013年からハゼ類の産卵調査をやっています。ちなみに、11月末頃からスミウキゴリ、3月頃からウキゴリ、4月末頃からシマヨシノボリ、5月頃からチチブの産卵が始まります。産卵は季節や場所で棲み分けていてとても面白いです!
侍従川のクリーンアップ&調査(2020年3月)_b0348205_11395808.jpg
 アズマヒキガエルの卵塊もありました。
侍従川のクリーンアップ&調査(2020年3月)_b0348205_11401753.jpg
〈ダビドサナエ〉
侍従川のクリーンアップ&調査(2020年3月)_b0348205_11402455.jpg
〈ヤマサナエ〉
 春に発生するダビドサナエとヤマサナエは、すでに翅芽が膨らんでいて羽化が近そうでした。

 さて、クリーンアップはお昼前に終了して、みんなで侍従川沿いの公園でごはんを食べました。
侍従川のクリーンアップ&調査(2020年3月)_b0348205_11410417.jpg
 会員のイマイさんが見つけたアオダイショウに興味を示すみー坊。最近少しずつ生き物に興味を示すようになってきました。
侍従川のクリーンアップ&調査(2020年3月)_b0348205_11410969.jpg
 ひっぱって噛まれるなよー!笑
侍従川のクリーンアップ&調査(2020年3月)_b0348205_11413541.jpg
 さて、午後は上流に向かいました。
侍従川のクリーンアップ&調査(2020年3月)_b0348205_11443531.jpg
 侍従川の上流域は写真のように三面コンクリートになっています。ちなみに1980年代まではホトケドジョウが生息していましたが工事により絶命しました。このようなパターンの三面コンクリにしてしまうと、さすがに20年以上経っても回復しません。
侍従川のクリーンアップ&調査(2020年3月)_b0348205_11415699.jpg
 それでもウキゴリは僅かにある石の下などで産卵するのですが、この日は見つけられませんでした。
侍従川のクリーンアップ&調査(2020年3月)_b0348205_11420437.jpg
一匹やせ細ったスミウキゴリが採れました。もう産卵を終えているようです。
侍従川のクリーンアップ&調査(2020年3月)_b0348205_11444394.jpg
暗渠をくぐって
侍従川のクリーンアップ&調査(2020年3月)_b0348205_11445556.jpg
 コンクリートの上流域を越えていくと、再び良さげな雰囲気が残る源流域になります。
侍従川のクリーンアップ&調査(2020年3月)_b0348205_11450284.jpg
〈モクズガニ〉
侍従川のクリーンアップ&調査(2020年3月)_b0348205_11450705.jpg
〈ミルンヤンマ〉
侍従川のクリーンアップ&調査(2020年3月)_b0348205_11451214.jpg
〈ヌマエビ〉
 前回の調査と少し前に私が個人的に行った調査ではヌマエビが確認できず、ヤバイ絶滅したか!?と心配していたのですが、今回は確認できてホッとしました。侍従川のヌマエビは生息範囲が狭いうえに個体数も少ないので貴重です。おそらく去年の台風で一時的に下流に流されていたのかもしれません。
侍従川のクリーンアップ&調査(2020年3月)_b0348205_11452471.jpg
〈カブトムシ〉
 上流ではカブトムシの幼虫がたくさんいました。
侍従川のクリーンアップ&調査(2020年3月)_b0348205_11453097.jpg
 ゴロゴロ出てきます!でも侍従会の子どもたちは、「あ~カブトムシか。」と全員スルー!さすがです!笑
侍従川のクリーンアップ&調査(2020年3月)_b0348205_11451885.jpg
〈コクワガタ〉
 去年は台風の影響でそこら中で倒木があったので、これから数年間くらいは、一時的にクワガタが増えるかもしれませんね。
侍従川のクリーンアップ&調査(2020年3月)_b0348205_11454143.jpg
 最後はアカハライモリの生息地の近くに僅かにある水辺を調査しました。

 アズマヒキガエルを手に乗せて得意げなHくん。持って帰りたいと主張するものの先輩たちに逃がしていけと言われ残念そうに逃がしていました!笑

 生き物を採って持ち帰って飼うことはとっても大切なことで、そこから学ぶことはたくさんあるので、私は、持ち帰りたいという子には基本的には持ち帰って飼育してほしいという気持ちを持っています。でも、侍従会の子どもたちの中には、レベルが上がり少し大人になってくると、「この種なら持ち帰ってもオッケー」、「この地域だったらオッケー」、「ここでは貴重だからダメだ!」とか、「どうせ殺すことになるなら死を無駄にしないように何かしら活かすことを考えよう!」といったことを理解して行動している子もいます。そんな子どもたちを見ると対等に活動できる日は間近に迫っているな~と嬉しく思います。
侍従川のクリーンアップ&調査(2020年3月)_b0348205_11383555.jpg
 というわけで、久しぶりに故郷の川で活動をしてきました。


# by shingo-ayumi | 2020-03-23 20:37 | 侍従川流域の自然 | Comments(2)

アンピンチビゲンゴロウ

アンピンチビゲンゴロウ_b0348205_18333166.jpg
〈アンピンチビゲンゴロウ Hydroglyphus flammulatus, カンボジア〉
 国内では、南西諸島を中心に時々記録されているチビゲンゴロウ属の一種です。国内では珍しい種ですが、東南アジアでは普通に見られます。
アンピンチビゲンゴロウ_b0348205_18333556.jpg
 大学生の時、八重山のある島で本種を採集したことがありました。

 その時は「なんじゃこりゃ!」と見たことないゲンゴロウに興奮し、その場で撮影してそれを写メで撮り、研究室のK先生に送りました。しかし、当時のデジカメは性能が悪く、さらにそれを携帯の写メで撮っているので、まったく模様が分からず「これじゃ分からん!」と言われました。そのため、今度はヘタクソな絵を描いて、それを写メで撮り送ると、「う~ん、たぶん(絵がヘタだから)アンピン!」と返信をいただき大喜びした記憶があります。笑
アンピンチビゲンゴロウ_b0348205_18334165.jpg
〈生息地の様子,ベトナム〉
 日本の南西諸島では同属のアマミチビゲンゴロウが多く見られますが、東南アジアではアマミチビゲンゴロウはそれほど多くなく、アンピンチビゲンゴロウが圧倒的に多い印象があります。基本的には田んぼなど開けた環境で多く見られます。


# by shingo-ayumi | 2020-03-19 18:50 | ゲンゴロウ | Comments(0)

三浦半島の里山(2020年3月)

三浦半島の里山(2020年3月)_b0348205_10480832.jpg
 活動仲間のサカマッキーが遊びに来てくれたので、「じゃぁ里山でクレソンをつんで、夜はクレソン鍋をしよう~」という話になり、三浦半島の里山を回ってきました。
三浦半島の里山(2020年3月)_b0348205_10481679.jpg
 この日は暖かく、里山の風景も少しずつ黄緑色になってきていました。
三浦半島の里山(2020年3月)_b0348205_10482164.jpg
三浦半島の里山(2020年3月)_b0348205_10482770.jpg
 桜もチラホラ
三浦半島の里山(2020年3月)_b0348205_10483473.jpg
 初桜☆

 さて、せっかくなので、3月初旬にジュニア生物調査隊が作業をしたトウキョウサンショウウオの生息地にも行ってみることにしました。サカマッキーはこの場所での活動の初期に一緒に作業をして以来久しぶりでした。
三浦半島の里山(2020年3月)_b0348205_10484954.jpg
 少し前に、山田陽治さんたちが掘った池をジュニア隊がハート型に拡大した池です。
三浦半島の里山(2020年3月)_b0348205_10485337.jpg
 こちらは新しく掘った池。

 ちゃんと水が溜まっていました!
三浦半島の里山(2020年3月)_b0348205_10485723.jpg
〈トウキョウサンショウウオの卵のう〉
 やったー!トウキョウサンショウウオはちゃんと産卵していました。次回幼生の個体数を調べに行くのが楽しみですね☆
三浦半島の里山(2020年3月)_b0348205_10490137.jpg
ヤマアカガエルも!
三浦半島の里山(2020年3月)_b0348205_10490813.jpg
 そういえば、先日、ジュニア生物調査隊3期生の説明会がありました。

 ありがたいことにたくさんの方が説明会に参加してくださったのですが、ジュニア隊は基本的に継続する子を優先するので今回は5名前後しか募集しません。でも、説明会で生き物の話をしながら子どもたちの表情や反応を一人一人見ていたのですが、面白そうな子が10人くらいいました。世の中にはこんなに良い子たちがたくさんいるのに、募集人数が限られてしまうというのはとても心が痛みます。

 ジュニア隊は、そもそも将来の生き物仲間を増やしたくて結成した隊なので、今回は入れなかった面白い子どもたちがここで切れてしまわないようにしたいと願っています。博物館としてもいろいろ考えなくてはな~と、職員間でも話をしました。

# by shingo-ayumi | 2020-03-17 20:12 | 田んぼ・里山 | Comments(0)

ウーパー系赤ちゃん

 我が家の赤ちゃんには「外鰓」が付いている。外鰓(がいさい)とは、一部の両生類の幼生についているエラのことだ。ウチの子どもは生後1か月くらい経った頃に生えてきた。
ウーパー系赤ちゃん_b0348205_11171015.jpg
〈左:トウキョウサンショウウオの幼生/右:我が家の幼生〉
 面白いことに、横の部分だけがクリンクリンで前髪は直毛なのだ。この特徴が絶対的両生類感を高めている。

 まったく誰に似たのか?とまぁ、いちおう茶番で前置きをして、実は私も幼児期はクリンクリンの羊のような頭をしていた。でも成長するにつれてだんだんクセ毛がなくなって、今ではほとんど目立たなくなってしまった。サンショウウオが上陸する前に変体するように。
ウーパー系赤ちゃん_b0348205_11171525.jpg
 ちなみにこのネタは、インスタ?ツイッター?かなんかのSNSで注目されたネタらしい!妻から聞いて、ウチの子もそうじゃん!と思い、面白くなってウーパーをトウキョウサンショウウオにして、いちおう生き物屋っぽくアレンジして投稿してみた。

 みー坊もそのうち外鰓がとれて変体する時が来るのだろうか。変体をせずに大人になるウーパールーパーであってほしくもある…笑


# by shingo-ayumi | 2020-03-14 20:17 | その他 | Comments(0)

引地川流域めぐり(2020年3月)

 先日、昔からお世話になっているIさんと、神奈川県大和市のいずみの森しらかしの家とその周辺で活動している皆さんに引地川流域を案内していただきました。
引地川流域めぐり(2020年3月)_b0348205_17163313.jpg
〈ホソミイトトンボ〉
 この日は暖かく、集合場所のすぐ近くでホソミイトトンボが飛び回っていました。
引地川流域めぐり(2020年3月)_b0348205_17163970.jpg
 ホソミイトトンボも近年では、すっかり県内各地で見られるようになりました。

 さて、最初は源流域を案内していただきました。2か所の源流域に行ったのですが、教科書通りと言っていいほど見事に、環境の違いでオニヤンマとヤマサナエが棲み分けをしていました。
引地川流域めぐり(2020年3月)_b0348205_17165769.jpg
 このような↑緩やかな細流では10:1くらいの割合でオニヤンマが優先し・・・
引地川流域めぐり(2020年3月)_b0348205_17164446.jpg
 このように↑少し川幅があって砂泥が溜まったような流れでは10:1くらいの割合でヤマサナエが優先していました。すぐ近くなのにここまで顕著に環境と種組成の差が出るというのは気持ちが良いものです。
引地川流域めぐり(2020年3月)_b0348205_17170444.jpg
〈オニヤンマの幼虫〉
引地川流域めぐり(2020年3月)_b0348205_17164940.jpg
〈ヤマサナエの幼虫〉
 この2か所は、いずれもヤゴの個体数が多く、30分くらいで100匹くらいのヤゴが採れました。これほど多ければ個体数の比較も分かりやすく、環境による選好性を見るにはすばらしい場所だなと思いました。
引地川流域めぐり(2020年3月)_b0348205_17171143.jpg
〈サワガニ〉
引地川流域めぐり(2020年3月)_b0348205_09254455.jpg
 オタマジャクシもいっぱい
引地川流域めぐり(2020年3月)_b0348205_17171690.jpg
 午後は中流にいきました。
引地川流域めぐり(2020年3月)_b0348205_17172560.jpg
〈オオヨシノボリ〉
 三浦半島では滅多に見られないので、大きい個体が採れるとちょっとうれしいヨシノボリです☆
引地川流域めぐり(2020年3月)_b0348205_17183492.jpg
 中流で採れたヤゴ

 というわけで、お世話になった皆様ありがとうございました。次回は5月?ですかね☆


# by shingo-ayumi | 2020-03-12 21:16 | | Comments(0)

横浜市保土ヶ谷区で観察会(2020年3月)

横浜市保土ヶ谷区で観察会(2020年3月)_b0348205_18092571.jpg
 少し前の話になりますが、カンボジアから帰国した翌日、毎年呼んでいいただいている横浜市保土ヶ谷区の「桜ヶ丘・水辺のある森再生プロジェクト」さんの観察会に行ってきました。
横浜市保土ヶ谷区で観察会(2020年3月)_b0348205_18093171.jpg
 春らしい陽気で爽やかでした。
横浜市保土ヶ谷区で観察会(2020年3月)_b0348205_18093889.jpg
 「桜ヶ丘・水辺のある森再生プロジェクト」さんはいつも活気があってとっても楽しいです☆
横浜市保土ヶ谷区で観察会(2020年3月)_b0348205_18094531.jpg
〈オニヤンマの幼虫〉
横浜市保土ヶ谷区で観察会(2020年3月)_b0348205_18095089.jpg
 オニヤンマはやっぱりカッコイイ!観察会ではオニヤンマの魅力について熱く語ってきました!笑

 観察会で生き物の採集をしている時、小学校低学年くらいの子がクロスジギンヤンマのヤゴを見つけたので、「おぉ~すごいじゃーん!採集上手だね!」と褒めると、気を良くしたのか狂ったように網をふるい始めました。そしてそれに感化されたのか一緒にいた子も一緒になってガサガサを始めました。

 結局彼らは水辺のクロスジギンヤンマを採り尽くしたのではないか?と思われるほど採集し誇らしげでした!笑(採ったヤゴは元の場所に戻しました・・・笑)
横浜市保土ヶ谷区で観察会(2020年3月)_b0348205_18095674.jpg
 アズマヒキガエルの産卵は始まっていませんでしたが、親が水辺の近くに来ていました。どれだけオニヤンマの魅力を熱く語ってもヒキガエルには勝てませんね!笑

 子どもたちはアズマヒキガエルをこねくり回していました。
横浜市保土ヶ谷区で観察会(2020年3月)_b0348205_18100075.jpg
 というわけで、今年も桜ヶ丘・水辺のある森再生プロジェクトさんにお世話になりました。ありがとうございました☆


# by shingo-ayumi | 2020-03-10 21:45 | 生きものに関する活動 | Comments(2)

ジュニア生物調査隊 ~トウキョウサンショウウオの調査と保全作業~(2020)

ジュニア生物調査隊 ~トウキョウサンショウウオの調査と保全作業~(2020)_b0348205_11554474.jpg
 先日、観音崎自然博物館ジュニア生物調査隊の2019年度最後の活動をおこないました。雨が降る中、気合いを入れて行ってきました。

 今回は毎年恒例のトウキョウサンショウウオの調査と保全作業です。この時期に産卵場となる池を作って、5月に作った池で発生した幼生の個体数をカウントします。次の年度につながる大事な活動です。
ジュニア生物調査隊 ~トウキョウサンショウウオの調査と保全作業~(2020)_b0348205_11555600.jpg
 現地につくと早速トウキョウサンショウウオの卵のうが!?
ジュニア生物調査隊 ~トウキョウサンショウウオの調査と保全作業~(2020)_b0348205_11560426.jpg
ジュニア生物調査隊 ~トウキョウサンショウウオの調査と保全作業~(2020)_b0348205_11560849.jpg
  見つけたー!
ジュニア生物調査隊 ~トウキョウサンショウウオの調査と保全作業~(2020)_b0348205_11563846.jpg
〈トウキョウサンショウウオの卵のう〉
ジュニア生物調査隊 ~トウキョウサンショウウオの調査と保全作業~(2020)_b0348205_11570194.jpg
 昨年は雨が少なく、産卵時期が大幅に遅れたこともあって、子どもたちは卵のうを確認することができませんでした。でも今年は雨が多いので、予想以上に多くの卵のうを確認することができました。
ジュニア生物調査隊 ~トウキョウサンショウウオの調査と保全作業~(2020)_b0348205_11581114.jpg
 ヤマアカガエルの卵塊も!
ジュニア生物調査隊 ~トウキョウサンショウウオの調査と保全作業~(2020)_b0348205_11581855.jpg
〈トウキョウサンショウウオ〉
 2班に分かれて調査をしていると、「佐野さぁーん!成体いたー!」という子どもたちの叫び声が聞こえてきました。
ジュニア生物調査隊 ~トウキョウサンショウウオの調査と保全作業~(2020)_b0348205_11582554.jpg
 成体も見られてよかったですね☆
ジュニア生物調査隊 ~トウキョウサンショウウオの調査と保全作業~(2020)_b0348205_11583176.jpg
ジュニア生物調査隊 ~トウキョウサンショウウオの調査と保全作業~(2020)_b0348205_12005252.jpg
ジュニア生物調査隊 ~トウキョウサンショウウオの調査と保全作業~(2020)_b0348205_11584574.jpg
 一時的に確保してみんなでゆっくり観察しました。
ジュニア生物調査隊 ~トウキョウサンショウウオの調査と保全作業~(2020)_b0348205_11593385.jpg
 さて、この日は調査だけでなく池づくりもしなくてはなりません。去年の池づくりで活躍したRちゃんは、「今日は1日池づくりしてて良い?」と気合い十分です!意外にも池づくりを楽しいといってくれる子は多いんですよね!20人以上で掘るので、結構な戦力になり作業もはかどります!
ジュニア生物調査隊 ~トウキョウサンショウウオの調査と保全作業~(2020)_b0348205_11593859.jpg
 池の拡大をする班
ジュニア生物調査隊 ~トウキョウサンショウウオの調査と保全作業~(2020)_b0348205_11594265.jpg
 新たに池を作る班
ジュニア生物調査隊 ~トウキョウサンショウウオの調査と保全作業~(2020)_b0348205_11595346.jpg
 作業中でもカメラを向けるとちゃんとキメてくれるノリの良いMくん!笑
ジュニア生物調査隊 ~トウキョウサンショウウオの調査と保全作業~(2020)_b0348205_11595846.jpg
みんな頑張りました!
ジュニア生物調査隊 ~トウキョウサンショウウオの調査と保全作業~(2020)_b0348205_12000982.jpg
 作業中に泥にハマって下半身が浸水してしまったHくん…笑 

 ジュニア隊を結成した年は、こちらも手探りだったので、入隊の際の選考も抽選でした(現在は選考があります)。ジュニア隊は、生き物や自然が好きなことが前提でことが進み、ガシガシハードにやるノリの子が多いので、これまでついて行けず脱落してしまった子もいたのですが、そんななか彼は頑張ってついてきました。

 ジュニア隊に入ったばかりの頃はクツが少し濡れただけで戦意喪失してしまう程メンタルが弱かったHくんですが、彼も2年経って確実に変わってきています。

 とは言え、この日も、浸水して泥んこになった時点でこんな↑かなしい顔になっていたので、もう今日の活動は停止したかと思いましたが、お昼ごはんを食べて復活!2年間で強くなっていて嬉しく思います!
ジュニア生物調査隊 ~トウキョウサンショウウオの調査と保全作業~(2020)_b0348205_12002487.jpg
 お昼休憩
ジュニア生物調査隊 ~トウキョウサンショウウオの調査と保全作業~(2020)_b0348205_12004136.jpg
 ジュニア隊名物のURくんの生き物ノリ弁。今日はなんとトウキョウサンショウウオ!クオリティ高すぎる!笑
ジュニア生物調査隊 ~トウキョウサンショウウオの調査と保全作業~(2020)_b0348205_12005889.jpg
 トウキョウサンショウウオは観察した後、元の場所に戻してあげました。5月の活動が楽しみです。
ジュニア生物調査隊 ~トウキョウサンショウウオの調査と保全作業~(2020)_b0348205_12010303.jpg
午後は、湿地の上流にある沢を調査しました。
ジュニア生物調査隊 ~トウキョウサンショウウオの調査と保全作業~(2020)_b0348205_12012691.jpg
〈オニヤンマの幼虫〉
ジュニア生物調査隊 ~トウキョウサンショウウオの調査と保全作業~(2020)_b0348205_12013569.jpg
〈コクワガタの幼虫〉
ジュニア生物調査隊 ~トウキョウサンショウウオの調査と保全作業~(2020)_b0348205_12013847.jpg
 人が入らなくなった沢をひたすら登ります。

 そういえばお昼にIRくんが遠くの方にイノシシがいたと言っていました。そうなんです。三浦半島では人が逃がしたイノシシが繁殖してしまい、農家さんも在来生物も大被害を受けているのです。イノシシに鉢合わせてしまうと危険なので、みんなで騒ぎながら沢に入りました。
ジュニア生物調査隊 ~トウキョウサンショウウオの調査と保全作業~(2020)_b0348205_12014222.jpg
 沢の奥にはイノシシの足跡が…
ジュニア生物調査隊 ~トウキョウサンショウウオの調査と保全作業~(2020)_b0348205_12014715.jpg
〈ニリンソウの大群落〉
 ジュニア隊は2班に分かれて、A班は左の沢、B班は右の沢に入りました。B班は沢の途中の開けた空間でニリンソウの大群落を見つけました。この空間は昔の水田の跡でしょう。
ジュニア生物調査隊 ~トウキョウサンショウウオの調査と保全作業~(2020)_b0348205_12015416.jpg
 空間を埋め尽くすニリンソウの群落は圧巻です。この不思議で神秘的な空間に感激した子もいたようでした。
ジュニア生物調査隊 ~トウキョウサンショウウオの調査と保全作業~(2020)_b0348205_12015044.jpg
〈ニリンソウ〉
 ニリンソウはこれから花が咲きます。この時期は若干早いのですが、少し花が咲いていました。きっと4月には一面が白いお花畑になることでしょう。

 というわけで、ジュニア生物調査隊の2019年年度の活動が終了しました。来年度は数名の新期生が入ってきます。どんな子が入ってくるか楽しみです☆


# by shingo-ayumi | 2020-03-08 20:02 | 観音崎自然博物館 | Comments(0)

カンボジアの旅(2020年2月)~その3~

 トッケイゲッコウのお寺にはしばらく滞在した後、我ら一行は次なるポイントへ移動した。
カンボジアの旅(2020年2月)~その3~_b0348205_21170768.jpg
〈一行の記念写真〉
 次の場所もまた山裾の村だが、そこに行くにはとにかく道が悪く時間がかかる。本来道が良ければ1時間くらいの距離だと思われるが、舌を噛みそうな未舗装のデコボコ道をひたすら走らなければならない。 
カンボジアの旅(2020年2月)~その3~_b0348205_21112404.jpg
 目的地の村に着くと、偶然にも前回森を案内してくれたオジサンに出くわした。オジサンは私たちのことを覚えていてくれた。 

 この森には、何本もの作業用の?細い道が通っているのだが、とにかく入りくんでいて、私たちだけで森を抜けることは不可能に近い。
カンボジアの旅(2020年2月)~その3~_b0348205_21171336.jpg
 というわけで、今回もオジサンに案内をお願いして、森の中を流れる川に向かった。オジサンは独特な形をした登鎌で藪漕ぎをしながら進んでいく。そして私たちはそれに必死になってついて行った。
カンボジアの旅(2020年2月)~その3~_b0348205_21112002.jpg
 目的地の川は、この時期水量が著しく少なくなっており、半分干上がった状態となっている。そのため、流れは止まり、谷沿いにはいくつもの池が形成されている。そこに水生昆虫は溜まっているのだ。谷沿いの池を順番にせめて、タイワンタガメやゲンゴロウ類を確認した。しかし、前回に比べていまいち少ない。なぜだろう? 

 ちなみに川沿いの森では伐採が始まっていた。この森もこれから裸になっていくのだろうか。今後が心配である。
カンボジアの旅(2020年2月)~その3~_b0348205_21172393.jpg
 さて、この日、カルベさんは一足早く帰国するため、私たちはプノンペンに戻ってきた。チャントゥーさんが、日本人に人気のお風呂とマッサージがあると紹介してくれた。

カルベさん「あ!マッサージは普通のスポーツマッサージ?あっち系じゃないよね?」
チャントゥーさん「大丈夫ですよ!笑」

 東南アジアのマッサージ店は、風俗的な店も混ざっているから気をつけろよ!と以前カルベさんに教わった。カンボジアでも実際にそういう店はたくさんあるという。


 私たち4人はチャントゥーさんオススメのお店に入店した。一見銭湯のような感じだが、カンボジアでは銭湯に裸で入らず、海水パンツをはいて入るそうだ。そんなことは知らない私とカルベさんが勢いよく全裸になると、スタッフのお兄さんが急いでパンツを持ってきた。シャワーを浴びたあと、大きな湯舟にみんなで浸かった。ヤシの実ジュースやレモンジュースが飲み放題でサウナまである。漫画「テルマエロマエ」に出てきそうな光景だ。まさかカンボジアに来て足を伸ばせる風呂に入れるとは!


 しばらく湯舟に入った後、呼ばれたので2階に移動し、私とカルベさんは個室に通された。日本でもマッサージなんてやったことないのに、カンボジアでマッサージを受けることになるとは…笑


 しばらくするとドアがノックされ、部屋の窓からヒョコっと人が覗いてきた。女性だ!「なにっ!?」と、緊張したが、ドアが開いた瞬間その緊張は違う意味の緊張に変わった。プロレスラーのように体格の良い2人の女性が入ってきて私たちはギョッとなった。

 マッサージが始まり、すぐ横ではカルベさんが技をキメられ唸っている。まじか…

 私たちは1時間たっぷりシバかれたのであった…。

カンボジアの旅(2020年2月)~その3~_b0348205_21113462.jpg
 この夜はカルベさんが最終日ということもあり、飛行機の時間まで4人で飲み会をした。飲み会の席で一番驚いたのは、運転手さんが元サッカーカンボジア代表選手だったということだ。コーチのライセンスを取得して、コーチをやる一方で運転手もしているという。お寺で子どもたちとサッカーをしているのがやけに様になっていたわけだ。こうして、楽しくお酒を飲み、深夜の便でボスは帰国していった。
カンボジアの旅(2020年2月)~その3~_b0348205_23211353.jpg
 さて、翌日、私たちはプノンペンから1時間程にある大きな湿地帯に向かった。ここは運転手さんの故郷の近くで、タガメやゲンゴロウをライトトラップで採っているらしい。
カンボジアの旅(2020年2月)~その3~_b0348205_23212096.jpg
 湿地の周りには家が形成されている。トンレサップ湖の水上生活程ではないが、ここもまた独特で美しい風景だ。ここでは、ヒメフチトリゲンゴロウやコガタノゲンゴロウは採れたが、他はイマイチだった。
カンボジアの旅(2020年2月)~その3~_b0348205_21110939.jpg
カンボジアの旅(2020年2月)~その3~_b0348205_23212503.jpg
 ベタの仲間はいろいろ見られた。
カンボジアの旅(2020年2月)~その3~_b0348205_23213057.jpg
 その後、ここからさらに1時間程移動して水田地帯と池に向かった。
カンボジアの旅(2020年2月)~その3~_b0348205_21111697.jpg
 途中、小さな町の食堂で死んだように寝ていた犬

 目的地に着くと、池は干上がっていたが、近くにもう一つ小さな池があったので網を入れてみると、C.siamensisがたくさん採れた。
カンボジアの旅(2020年2月)~その3~_b0348205_23213651.jpg
 C.siamensisはこれまでも少しずつ採れていたが、まとまっているところは初めてだった。

 私が採集をしていると、農家のオジサンが付いて来て、池の縁を指さしながらやたらと指示を出してくる。内心うるせぇなぁと思いながら、オジサンが指さす方に網を入れてガサガサを繰り返した。


 さて、採集を終えて、この時点で15時くらいだった。私も本日帰国しなければならない。田んぼで荷物を整理し荷造りをした。すると、カルベさんの忘れ物だと思われる泥の付いたジャージが発掘された。チャントゥーさんが「これどうします?」と聞いてきたので、「う~ん…捨ててしまっていいんじゃないですかね…」と答えると、「捨てるなら…」といって、私に付いて来ていた農家のオジサンにあげてしまった。こんな泥の付いたジャージを貰っても嬉しくないだろうと思ったが、オジサンは大変嬉しそうにしていた。
カンボジアの旅(2020年2月)~その3~_b0348205_23214128.jpg
 こうして、私たちはプノンペンに戻り、飛行機の時間まで3人で飲み、深夜の便で帰国したのである。まさか日本が大変なことになっているとも知らずに…


 さて、帰国した私を待っていたのは変わり果てた日本の姿だった。実家では、マスクとゴム手袋で完全防備した母と祖母に除菌スプレーをぶっかけられ、職場では「この時期にその黒さはヤバイ!」と罵られ、ようやく家に帰ったかと思えば子どもに忘れられ泣かれる始末。

 たった1週間くらいで日本は大きく変わってしまったようだ。コロナの影響で多くの行事が中止になっている。できることならすぐにでもカンボジアに帰りたい…思わずそう思ってしまった今日この頃である。

おわり


# by shingo-ayumi | 2020-03-05 21:54 | | Comments(2)

カンボジアの旅(2020年2月)~その2~

カンボジアの旅(2020年2月)~その2~_b0348205_01080902.jpg
 カンボジアの旅の続編である。

 体調を崩したカルベさんをホテルに残し、私たち一行は山地が広がる地域に向かった。カルベさんのことは心配だったが、合理的で目的は絶対成し遂げる「現代版織田信長」のような人であるカルベさん(勝手にそう思っている)ならきっと、「心配するヒマがあったら佐野くん一人でも行ってこい!」と怒るだろう。心配そうにしているチャントゥーさんにもそう伝えた。
カンボジアの旅(2020年2月)~その2~_b0348205_22543114.jpg
 目的地にはホテルから2時間程で到着した。ここは去年の4月にも来た場所である。 
カンボジアの旅(2020年2月)~その2~_b0348205_01015031.jpg
山の方に登っていくと、伐採されていない森が残っており、美しい渓流がある。
カンボジアの旅(2020年2月)~その2~_b0348205_23050816.jpg
〈キノボリトカゲの一種〉
カンボジアの旅(2020年2月)~その2~_b0348205_23051884.jpg
〈キシタアゲハ〉
 森のギャップでキシタアゲハが死んでいた。
カンボジアの旅(2020年2月)~その2~_b0348205_01015531.jpg
 年はこの森に2日間留まった。去年は4月であったため、トンボやハンミョウ、その他の昆虫が多く見られたが、今回はそれほど多くない。やはり2月はオフシーズンなのだろう。
カンボジアの旅(2020年2月)~その2~_b0348205_23155764.jpg
Sandracottus mixtus
 川の縁の水たまりにはSandracottus mixtusが多産していた。本種は黄色い美しい模様を持った中型のゲンゴロウである。
カンボジアの旅(2020年2月)~その2~_b0348205_23160303.jpg
〈インドシナオオタイコウチ〉
 落ち葉が堆積した水たまりにはインドシナオオタイコウチがいた。今まで東南アジアの各国で見てきたが、カンボジアで見るのは今回が初めてだ。
カンボジアの旅(2020年2月)~その2~_b0348205_23160783.jpg
 インドシナオオタイコウチ。手の上にのせるとその大きさがよく分かる。
カンボジアの旅(2020年2月)~その2~_b0348205_23161846.jpg
Chlorogomphus sp.〉
 ミナミヤンマの一種だが種名は分からない。
カンボジアの旅(2020年2月)~その2~_b0348205_21112924.jpg
〈コヤマトンボの一種〉
 爪の形からしてキイロヤマトンボに近い種だと思われる。
カンボジアの旅(2020年2月)~その2~_b0348205_23162408.jpg
カンボジアの旅(2020年2月)~その2~_b0348205_23162909.jpg
 この森では、上流域の水たまりや滝つぼで止水性の水生昆虫も見られる。もちろん田んぼに水がない時期の避難場所など、一時的利用だと思われるが、オキナワスジゲンゴロウやウスイロシマゲンゴロウ、タイワンタイコウチなど日本にも分布している種がカンボジアではこういう環境も利用するのかと勉強になる。
カンボジアの旅(2020年2月)~その2~_b0348205_01020748.jpg
 さて、次のポイントに移動するため、川沿いにできた小さな村を歩いていると、私の前を歩いていた運転手さんが屋台の前でふと足を止めた。ザルに乗せられた物体を凝視して、店主に話しかけている。運転手さんは余程珍しいものを見つけたように物体を手に取りニオイを嗅いだりしている。後ろからチャントゥーさんが追い付いてきたので聞いてみた。

「これは何ですか?動物みたいだけど?」
「う~ん…日本語ではなんていうんでしょう…」
「切られた手足を見ると犬やイタチみたいに見えるけど?」
「犬ではないんですよ。こういう山の中に住んでいる動物で、時々こうやって捕まると売られて、良い薬になると信じられています。」

 いったいなんなのだろうか。哺乳類のことはぜんぜん分からないが、運転手さんの反応からすると珍しい動物なのだろう。何か未確認生物と遭遇した気持ちで気になったが、結局正体は分からず次のポイントに向かった。

 さて、次のポイントに向かう前に、これから数日間野宿をさせていただく村のお寺に挨拶に行くことになった。この寺は去年もお世話になった場所だ。カンボジアのお寺は、困っている人を助けようとしてくれるそうだ。そのため、交渉次第でお寺の敷地内で泊めてくれるのだ。去年泊まらせてもらった時は、私たちが困っていると思ったようで、お米を分けてくれた。だから、今回はその時のお礼と言って、チャントゥーさんがものすごい量のお米を用意して行った。

 私たちがお寺に行くと、門の前に3人の小坊主が門番をしていた。しかしチャントゥーさんが声をかけると門を開けてくれた。お堂に行くとお寺の主である偉いお坊さんが出てきてくれた。「あっ!去年お世話になったお坊さんだ!」お坊さんもまた私たちのことを覚えていてくれた。その後、私たちはお堂に入りお米を納め、お坊さんのお経とともに儀式を受けた。お坊さんが目を瞑ってお経を唱えているあいだ私たち3人は手を合わせた。しかし、ふと横を見るとチャントゥーさんと運転手さんがスマホで自撮りをしている…いいのか?笑…と思いつつ、私は目を瞑ってお坊さんのお経に手を合わせた。
カンボジアの旅(2020年2月)~その2~_b0348205_23170464.jpg
 さて、午後は、あらかじめグーグルマップでチェックしておいた水田地帯とその中に点在していると思われる池を探すため、一人でひたすら乾燥した水田地帯を歩き回った。しかし、炎天下で田んぼも池も完全に干上がっている。乾燥で割れた地面がいっそう暑さを際立たせる。

 そういえば、カンボジアでもグーグルマップが使えるようにと、海外用のSIMカードを買った。しかし、田舎の方ではまったく使えない。一応電波のマークは立っているのだが、グーグルマップどころかラインやSNSも使えなかった。次回は他の方法を考えなくては。
 
カンボジアの旅(2020年2月)~その2~_b0348205_01022426.jpg
 一部、水が入った休耕田があったが、ライギョの仲間がいただけで、他は何もいなかった。去年来た時は、水路や水たまりにC.gueriniC.fumatusなどのゲンゴロウ類がたくさんいたのに、水がないこの時期はどこに行ってしまうのだろうか。
カンボジアの旅(2020年2月)~その2~_b0348205_23174518.jpg
 夜もまた、一人でお寺の敷地内や休耕田を徘徊した。
カンボジアの旅(2020年2月)~その2~_b0348205_23174087.jpg
〈メンガタカブト〉
 前回は夜の水路にたくさんのゲンゴロウがいたのに、今回はまったくいない。2月と4月ではこれほどまで違うものなのだろうか。
カンボジアの旅(2020年2月)~その2~_b0348205_11033944.jpg
 暗闇の水田地帯の水路沿いを歩いていると、水路の遠くの方でライトの光が見えた。こんな時間に?と思ったが、近づくにつれて、人が一人水路に入っているようだった。何を探しているんだろうか?まさか同業者か!?と思い、近づいていくとライトと袋を持った短パンの線の細い人が水路とその付近を照らしながら何かを探しているようだった。しかし、よく見ると、髪が長く、あれ?若い女性?だと気づく。
 こんな時間に集落から1km近く離れた水田地帯の水路で何をやっているのだろう。暗くてよく見えないが、向こうもこちらを見ているようだった。少し不気味だったので「Water beetle?」と声をかけてみた?しかし、彼女は私を無視して私とは逆方向に行ってしまった。この先には何もないのに…。


 翌日、カルベさんとチャントゥーさんにその話をした。「いやぁなんかすごく不気味でコワかったですよ~コワいから声をかけたけど無視されたし。見えちゃいけないものが見えちゃった感じでしたよ」。するとカルベさんは、「いやいや!向こうの方がコワかったでしょ!笑 夜にデカい網もって徘徊してる外人なんか恐怖だろ!笑」。チャントゥーさんにいたっては「可愛かったですか?笑」と呑気なものである。
カンボジアの旅(2020年2月)~その2~_b0348205_23175030.jpg
〈お寺の敷地内にいた子猫〉
 そういえば、お寺の中で私たちのことを覚えていたのはお坊さんだけではなかった。お寺には3匹の犬がいて、1匹は前回私たちのボディーガードをしてくれた犬であった。去年のブログに書いたが、牛が敷地内に入ってきて大暴れした時に追い払ってくれた犬である。このボディーガード犬は私たちのことをちゃんと覚えていてくれた。またもう1匹も、その犬が私たちを気遣っているのを見ているようで吠えたりしなかった。

 しかし、もう一匹の新参者っぽいバカ犬はいつまでも私たちに吠えている。別に襲ってきたりするわけではないが、私がライトを付けたり、敷地内から出入りする度に吠えて、とにかくキャンキャンうるさい。まぁ番犬としては優秀なのかもしれないが、「いいかげん覚えろよ!このバカ犬が!」と言ってみたが通じなかった。

 この日は、12時くらいで切り上げ、ハンモックに入った。今日は一日よく歩いた。お寺の大木の下で、トッケイゲッコウの泣き声を聞きながら眠りについた。昼間は暑かったが、夜は寒かった。
カンボジアの旅(2020年2月)~その2~_b0348205_23180230.jpg
 翌日6時。チャントゥーさんと運転手さんには朝いちでカルベさんを迎えに行ってもらうことにして、私は一人村に残り、村を流れる川に向かった。
カンボジアの旅(2020年2月)~その2~_b0348205_23181961.jpg
 この川は前日の山の中を流れる渓流ほど急峻でなく低地を流れる川である。そして多様性の高い川でもある。
カンボジアの旅(2020年2月)~その2~_b0348205_23182519.jpg
〈ミドリカワトンボ〉
カンボジアの旅(2020年2月)~その2~_b0348205_23183174.jpg
カンボジアの旅(2020年2月)~その2~_b0348205_01021531.jpg
カンボジアの旅(2020年2月)~その2~_b0348205_23183666.jpg
 川に入りすぐに驚いたことがあった。ゲンゴロウやタイコウチなど、止水性の水生昆虫がたくさんいるではないか!去年4月に見た時はこんなにもいなかった。なるほど!つまり、田んぼや水路に水がない時は川に移動しているのだろう!

 昼頃、お寺に戻ると、私たちの車が停まっていた。帰ってきたんだ!カルベさんは大丈夫だろうか?駆け寄るとカルベさんの姿がありほっとした。

「大丈夫ですか?」
「なんとか熱は下がった!とりあえず川に行こう!」

 さすがボス!10代の頃からお世話になっているが、改めてこの鋼の精神力には驚かされる。こうして、カルベさんは到着早々川に入りタイワンタガメを採り、病み上がりとは思えないパフォーマンスを披露したのであった。
カンボジアの旅(2020年2月)~その2~_b0348205_23185223.jpg
お昼タイム。 午後は、カルベさんを案内して山の中の渓流に行った。
カンボジアの旅(2020年2月)~その2~_b0348205_23190820.jpg
 カルベさんにこの環境を見てもらいたかった。
カンボジアの旅(2020年2月)~その2~_b0348205_23191399.jpg
Sandracottus mixtus
カンボジアの旅(2020年2月)~その2~_b0348205_23191925.jpg
〈川にいたヤゴ〉
 先ほど止水性の水生昆虫が山を流れる渓流にいるというのは面白い知見だと書いたが、その最たる種が採れてしまった。
カンボジアの旅(2020年2月)~その2~_b0348205_23192580.jpg
 フチトリゲンゴロウである。渓流に棲んでいるとは思えないので、近く生息地があるのだろうか。
カンボジアの旅(2020年2月)~その2~_b0348205_23194745.jpg
Tetracanthagyna sp.〉
 日が暮れる前に、最後にまた村を流れる川で採集をした。下流で水を汲むために川を堰き止めていたようで水かさが増していた。
カンボジアの旅(2020年2月)~その2~_b0348205_23193503.jpg
Tetracanthagyna sp.〉
 夕飯はチャントゥーさんがカレーを作ってくれた。運転手さんはお寺の小坊主たちとサッカーをしていた。私もカルベさんと同じ職場にいた時は共にサッカー部で、毎日一緒に駐車場でサッカーをしていたので久しぶりにボールを蹴って遊んだ。

 チャントゥーさん特性カレーはとても美味しかった。チャントゥーさんは「自分で作ったけど美味いなぁ~自画自賛ですね~(笑)」と言っていた。

 さて、夜も更けてきた頃、毎晩のことだが「ゲタゲタゲタゲタゲッコウゲッコウゲッコウ」とトッケイゲッコウが鳴き始めた。カルベさんは「おぉこれがトッケイゲッコウか!どこにいんの?」と、ライトを持って探し始めた。かくしてゲッコウ捕獲大作戦が始まった。
カンボジアの旅(2020年2月)~その2~_b0348205_23200065.jpg
〈トッケイゲッコウ〉
 トッケイゲッコウはめちゃくちゃに素早いわけではないが、素手で捕まえようとすると噛みつくし、洞がある木や、隙間の多い場所だとすぐに隠れてしまう。そのため、ライトをあまり照らさず忍びより、網などで吹っ飛ばして落とし、陸上戦に持ち込むのがコツである。
カンボジアの旅(2020年2月)~その2~_b0348205_23201387.jpg
 捕まえた!
カンボジアの旅(2020年2月)~その2~_b0348205_23201722.jpg
 この個体は中くらいである。大きい個体は30cmくらいある。
カンボジアの旅(2020年2月)~その2~_b0348205_23202248.jpg
 他にもカエルが何種か見られた。
カンボジアの旅(2020年2月)~その2~_b0348205_23200751.jpg
 毎日同じ場所で寝ているキノボリトカゲ。こうしてトッケイゲッコウと遊び満足した私たちはハンモックに入り眠りについたのであった。

 前編後編で終える予定が思ったより長くなってしまったので、「その3」へ続く。


# by shingo-ayumi | 2020-03-04 00:40 | | Comments(2)

ルクゾニクスオオイチモンジシマゲンゴロウ

ルクゾニクスオオイチモンジシマゲンゴロウ_b0348205_13081262.jpg
〈ルクゾニクスオオイチモンジシマゲンゴロウ Hydaticus luczonicus Aubé, 1838, カンボジア〉
 日本では「キンブチゲンゴロウ」の名で、時々売られているようです。種名は「luczonicus」とありますが、オオイチモンジシマゲンゴロウに近い種だと思います。
ルクゾニクスオオイチモンジシマゲンゴロウ_b0348205_13082984.jpg
ルクゾニクスオオイチモンジシマゲンゴロウ_b0348205_13081802.jpg
 前回カンボジアに行った時は4月でしたが、その時本種は1個体しか採れませんでした。しかし、今回(2月)は、池から湿地から水路から水たまりまで、多様な環境で見られ、本来どんな環境を好むのかよく分かりませんでした。
ルクゾニクスオオイチモンジシマゲンゴロウ_b0348205_13082561.jpg
 ルクゾニクスオオイチモンジシマゲンゴロウの幼虫でしょうか?本種が溜まっていたところに、同所的に見られました。
ルクゾニクスオオイチモンジシマゲンゴロウ_b0348205_13083477.jpg

# by shingo-ayumi | 2020-03-03 12:30 | ゲンゴロウ | Comments(0)

カンボジアの旅(2020年2月)~その1~

カンボジアの旅(2020年2月)~その1~_b0348205_23232675.jpg
 2月の終わりに、師匠の一人であるカルベさんとカンボジアに行ってきた。前回のカンボジア遠征はなかなかの成果だったので、今回はお仕事として行かせていただくことになった。また、今回も前回同様、ガイドはカンボジア人で通訳の仕事もしているチャントゥーさんにお世話になった。
カンボジアの旅(2020年2月)~その1~_b0348205_23233916.jpg
〈カンボジアのイオンモール〉
 カンボジアの首都であるプノンペンに到着し、まずはプノンペンにできたというイオンモールに買い物に行くことにした。

 行ってみてビックリ!とてつもなくデカく、何でもそろっている!日本のお菓子や日本酒まであった!行く前に外国人がお土産に買っていくと喜ぶ物を調べて、チャントゥーさんと運転手さんにカップヌードルや日本酒を持って行ったが、イオンではすべて普通に手に入る…。すげー!

 初日は目的地の近くまで移動し、現地に近いホテルに泊まった。調査は翌日からだ。
カンボジアの旅(2020年2月)~その1~_b0348205_23241124.jpg
〈オオミズスマシの群れ〉
 最初に訪れたのは、私が去年行って面白そうだった湿地だ。
カンボジアの旅(2020年2月)~その1~_b0348205_23241630.jpg
〈オオミズスマシの群れ〉
 オオミズスマシは日本のオオミズスマシによく似ているが、日本のに比べてかなり小さい。別種なのだろうか?
カンボジアの旅(2020年2月)~その1~_b0348205_23243507.jpg
〈ツブゲンゴロウ属の一種〉
カンボジアの旅(2020年2月)~その1~_b0348205_23244753.jpg
 湿地で採集をしていると、近くの村の子どもがやってきた。子どもたちに採集したゲンゴロウやタイコウチを見せてからタモ網を渡すと、一緒になって採集してくれた。しかし、彼らは普段から採集をしている様子はなく正直ヘタクソだった。
 昔ベトナムの棚田で出会った子どもたちは、食用として普段から水生昆虫を採っているそうで本当に採集が上手であった。

 彼らは、最初のうちは楽しくタモ網をふるっていたが、そのうち飽きたようで、湿地に飛び込んで遊び始めてしまった。
カンボジアの旅(2020年2月)~その1~_b0348205_23245630.jpg
湿地での成果
カンボジアの旅(2020年2月)~その1~_b0348205_23245207.jpg
〈上:Cybister siamensis/下:Cybister sugillatus(トビイロゲンゴロウ)〉
カンボジアの旅(2020年2月)~その1~_b0348205_23250484.jpg
 ちなみにカルベさんは、トンボの研究者なのに今回は網を持ってこなかったそうだ。「えぇ~全然やる気ないじゃないですか!?」と言うと、「どうせ2月はトンボいないだろうし~」とのことだ。しかし、実際フィールドに行くと「佐野君ちょっと網借りるね!」と、私の網を使ってトンボを採っていた…笑
カンボジアの旅(2020年2月)~その1~_b0348205_23250957.jpg
 カルベさんが採ったスキバチョウトンボ
カンボジアの旅(2020年2月)~その1~_b0348205_23251619.jpg

〈ベタの一種〉
 ちなみに淡水魚もいろいろいた。
カンボジアの旅(2020年2月)~その1~_b0348205_23252663.jpg
 淡水魚まで手が回らず真面目に見なかったが、各地を回る中でいろいろな種がいて面白そうだった。

 この日は湿地にトラップを仕掛けた。カルベさんは「あの子どもら池で泳いでたから、トラップを深いところに仕掛けさせりゃよかったね!」と言っていた。確かに!笑
カンボジアの旅(2020年2月)~その1~_b0348205_23263033.jpg
 場所を移動して、適当に良さそうな場所を探しながら車を走らせた。そして、山すそに淀んだ土水路を見つけたので入ってみることにした。
カンボジアの旅(2020年2月)~その1~_b0348205_23263488.jpg
 うむ!なかなか!キンブチ系のオオイチモンジシマゲンゴロウがたくさんいた。さらにカルベさんが「タガメだ!!」と叫んだ。普段、良い虫を採ってもしれっとクールにしているカルベさんとしては珍しく興奮気味である。しかし、その直後、「刺されたー!!」という声が聞こえてきた。
カンボジアの旅(2020年2月)~その1~_b0348205_23263957.jpg
 これがタイワンタガメに刺された食後のカルベさんの指である。いちおうポイズンリムーバーを使ったが、指に穴が開いているのが分かる。「写真撮ろうと思って適当につかんだらやられた!なかなかアグレッシブだな!」と言いつつ、嬉しそうに刺された指を撮影していた。
カンボジアの旅(2020年2月)~その1~_b0348205_23270490.jpg

〈オキナワスジゲンゴロウ〉
カンボジアの旅(2020年2月)~その1~_b0348205_23270897.jpg
〈コバンムシの一種〉
カンボジアの旅(2020年2月)~その1~_b0348205_23275364.jpg
 この日は、その後も数か所回り、最後のポイントでは、ヒメフチトリゲンゴロウやコガタノゲンゴロウが多産していた。私は道路脇の水路で採集していたのだが、道路からキャイキャイする声が聞こえてきて振り向いた。女子高生だろうか。女の子たちが集まってきていた。汗水流しながらタモ網を振るう日本人に黄色い声をあげているに違いない。私は爽やかな笑顔を振るまってみせた。すると彼女らはゲラゲラ笑いながら、ちょっと小馬鹿にしたような感じで去って行ったのだった。おのれカンボジアJKめ…
カンボジアの旅(2020年2月)~その1~_b0348205_23300993.jpg
 さて、翌日は、トラップを回収するために前日の湿地に向かった。ガイドのチャントゥーさんは気を利かせてくれて、前日とは違う道で向かってくれた。すると、道路から、いかにも良さげな湿地を見つけて車を停めてもらった。
 本当に良い水辺というのは一目見て分かるものである。網を入れてすぐに、この湿地は大当たりであると思った。
カンボジアの旅(2020年2月)~その1~_b0348205_23332834.jpg
〈タイワンタガメ〉
カンボジアの旅(2020年2月)~その1~_b0348205_23303030.jpg
〈ツマキレオオミズスマシとオオミズスマシの群れ〉
カンボジアの旅(2020年2月)~その1~_b0348205_23331121.jpg
〈アメンボの一種を捕食するミズカマキリの一種〉
カンボジアの旅(2020年2月)~その1~_b0348205_23331600.jpg
カンボジアに生息する止水性水生甲虫・半翅のほとんどがそろっているのではないかと思うほど、夢のような湿地だった。
カンボジアの旅(2020年2月)~その1~_b0348205_23333249.jpg
私たちが調査をしている間、日陰でボードゲームを楽しむチャントゥーさんと運転手さん。ちなみにお昼は毎回チャントゥーさんが現地で造ってくれた。日本人好みの味で料理をしてくれてとても美味しかった!
カンボジアの旅(2020年2月)~その1~_b0348205_23334136.jpg
タガメがいっぱい採れた!
カンボジアの旅(2020年2月)~その1~_b0348205_23334684.jpg
 東南アジアに行けばタイワンタガメは普通種だと思っている人がたくさんいる。実際に私もそうだと思い夢を見ていた。しかしそんなことはない。食用で採集している現地の人も言っていたが、他の虫に比べてそもそもめちゃくちゃ多い種ではない。また、近年は農薬や開発の影響で、どこの国でも激減している。市場に行くと積みあがって売られているのでたくさんいるように思うが、あれはたくさんのトリコが集めたものなのである。確かに広い範囲で分布はしているが、一つの水辺に何十個体もいることは珍しい。しかし、コアとなる水辺は話は別である。この湿地はまさにコアポイントであった。これまで東南アジアのいろいろな水辺で採集をしてきたが、コアは決して多くなく、見つけるのも大変である。今回コアが見つかったのは大きな成果であった。
カンボジアの旅(2020年2月)~その1~_b0348205_23335632.jpg
 さて、その後、通りすがりのオジサンが、近くにもう一つ湿地があることをおしえてくれた。そっちにもタガメやゲンゴロウがいるとのことである。早速行ってみると、Cybister dehaaniがいた。

カンボジアの旅(2020年2月)~その1~_b0348205_21113834.jpg
Cybister dehaani
 寄り道ばかりでなかなかトラップが回収できない。
カンボジアの旅(2020年2月)~その1~_b0348205_23342154.jpg
 午後15時半、ようやくトラップを仕掛けた湿地にたどり着いた。トラップには魚やヘビ、ヒメフチトリゲンゴロウがかかっていた。面白いことに、トラップ一つにつき、タウナギとヘビが1個体ずつかかっていた。これはいったいなぜだろう?とみんなで笑った。
カンボジアの旅(2020年2月)~その1~_b0348205_23342696.jpg
〈タウナギとヘビ〉
 また、面白いことに、昨日あんだけ引っ掻き回して採れなかったのに、湿地のほぼ同位置にある植物体からタイワンタガメやゲンゴロウ類、エサキタイコウチに似た種などが採集された。

 こうして、この日は大成果となり、お祝いで飲みに行くことになった。4人でアンコールビールを飲んで楽しい夜を過ごしたのであった。「ところでカルベさん?タガメに刺された指は大丈夫でした?」「あぁ!結構腫れたよ!ホラ!」
カンボジアの旅(2020年2月)~その1~_b0348205_23344843.jpg

〈下が刺された方の手〉
 カルベさん曰く、アレルギーもあるとのことだが、それにしてもこんなに腫れるものかと驚いた。「痛いんですか?」「いや!刺された部分が痒い!」…。
カンボジアの旅(2020年2月)~その1~_b0348205_23345559.jpg
 次の日は前日チェックをしておいた田んぼに行ってみることにした。
カンボジアの旅(2020年2月)~その1~_b0348205_23345930.jpg
 この時期、カンボジアは乾季である。そのため、基本的には田んぼをやっていないのだが、一部では二期作をおこなっており、稲穂が実った水田や水を張っている水田が僅かに見られた。
カンボジアの旅(2020年2月)~その1~_b0348205_23350480.jpg
カンボジアの旅(2020年2月)~その1~_b0348205_23353400.jpg
 一般的には、この時期は田んぼに水がなくカラカラである。
カンボジアの旅(2020年2月)~その1~_b0348205_23352020.jpg
 イネを倒さないように、そっと田んぼにタモ網を入れると、いきなり「バチン」という音がして驚いて網を引いた。すると、網に何かを採るためのトラップが噛みついているではないか。
カンボジアの旅(2020年2月)~その1~_b0348205_23352514.jpg
 おそらく鳥を捕るためのトラップだろう。そこら中に仕掛けられていた。田んぼではほとんど虫が見つからなかった。なぜだろうと思っているとすぐに答えが分かった。
カンボジアの旅(2020年2月)~その1~_b0348205_23352946.jpg
 農薬である。去年、農薬を撒いたばかりの田んぼでタガメやゲンゴロウが死滅している様子を観察したが、ここも同じような感じなのかもしれない。
カンボジアの旅(2020年2月)~その1~_b0348205_23354141.jpg
 近くの休耕田の一角で少しゲンゴロウ類が採れたが、収穫は多くなかった。

 その後、ハス田や湿地を回ったが、この日はいまいち芳しくなかった。この日の採集は昼くらいで切り上げ、次に行く予定である山地に向かって長距離移動をした。次の場所には1日では着けない。そのため、途中で一泊しようということになったが、気が付けばあたりは真っ暗であった。しかし、突然チャントゥーさんが声をあげ、車を停めてくれた。暗闇の中に青い光が点在している。「虫を採るライトトラップですね。」
カンボジアの旅(2020年2月)~その1~_b0348205_23360781.jpg
 広大な水田に無数のブラックライトがイルミネーションのように光っている。この時期はコオロギを採るのがメインだという。
カンボジアの旅(2020年2月)~その1~_b0348205_23361330.jpg
 近くまで行ってちょっと覗いてみるとガムシがかかっていた。なるほど!こうやって採っているのかと勉強になった。

 さて、この日の夜の夕飯時、カルベさんが関節が痛いと不調をうったえた。「たぶん熱がある…」。熱中症か?コロナか?はたまたタガメか?…原因は分からないが、とにかくホテルを見つけて一泊することになった。そして翌日もカルベさんの体調は回復せず、カルベさんを一人ホテルに残し次なる目的地に向かったのであった…

後編に続く


# by shingo-ayumi | 2020-03-02 01:23 | | Comments(6)

ママではない

 先日の祝日、この日は観音崎自然博物館もお客さんで賑わっていた。

 そんな昼下がり、職場のバックヤードで仕事をしていると、突然勢いよく扉が開いて、女の子が入ってきた。

 そして入ってくるなり、「ママー!!」っと言い放ち私と対面した。

 突然のことに一瞬言葉を失ったが、

「ママ…ではないけど…」

 と言うと、彼女は勢いよく扉を閉めて走り去っていった。いったい何だったんだろうか。

 その話を山田学芸員にすると、「見ちゃいけないものを見ちゃったと思ったんじゃない。」と言われた。そんなことはないでしょう!笑

 そういえば少し前に、家で子どもをあやしている時、妻に「口調がオネェっぽくなってるよ」と指摘された。さらに「おぎママみたいなキャラでやっていったら?」とアドバイスまでいただいた。博物館で私をママ呼ばわりした少女はそれを感じとったのだろうか。そりゃぁ確かに見ちゃいけないものだ!おそろしい…
ママではない_b0348205_14194804.jpg
〈博物館の庭に座らせて写真を撮ろうと思ったら、あまりもの強風に煽られ泣きわめくみー坊〉

 今週から2月いっぱいは海外出張だ。みー坊よ!父を忘れないでおくれ!


# by shingo-ayumi | 2020-02-18 18:19 | その他 | Comments(0)

ミクラミヤマクワガタと神山の結界

ミクラミヤマクワガタと神山の結界_b0348205_11101780.jpg
〈ミクラミヤマクワガタ Lucanus gamunus, 御蔵島〉
 ずいぶん前の話ですが、2014年に、ミクラミヤマクワガタを見に御蔵島に行ったことがありました。ミクラミヤマクワガタは子どもの頃から憧れていたクワガタでした。
ミクラミヤマクワガタと神山の結界_b0348205_11102354.jpg
〈御蔵島の森〉
 小学校の低学年頃、「クワガタクワジ物語」という子ども向けの本を母に読んでもらったことがありました。内容は、小学生の子どもが「クワジ」と名付けたコクワガタを飼育しながら、いろいろなことを経験し、成長していくという話なのですが、その中でミクラミヤマクワガタを探しに行く話が出てくるんです。世界で御蔵島と神津島にしかいない不思議なクワガタを追って、著者のご家族が秘境の離島に踏み込む話はとても魅力的でした。影響を受けた私は「僕も御蔵島に行きたい!そしてミクラミヤマクワガタを見てみたい!」と両親にうったえました。そしてまずは、ということで、博物館に標本を見に連れて行ってもらいました。
 しかし、私の熱が水生昆虫に集中してしまったことや、2000年に起きた三宅島の噴火、ミクラミヤマクワガタの採集が禁止されたことなどもあり、いつのまにか御蔵島への熱も冷めてしまっていました。

 ところがある時、妻が御蔵島でドルフィンスイムをやりたいと言い出したのがきっかけでミクラミヤマクワガタのことを思い出しました。せっかく行くならミクラミヤマクワガタが見られる時期に行きたい!ということで話がまとまり、10数年越しに、念願だった御蔵島に行くことになったのでした。
ミクラミヤマクワガタと神山の結界_b0348205_11125288.jpg
 散策開始!

 東京の竹芝からフェリーに乗り、船内で一泊し、翌日早朝に御蔵島に着きました。午前中は妻とドルフィンスイムをし、午後は私だけ森に入りました。翌日は二人で森に入り陸の生き物を観察しました。

 さて、ミクラミヤマクワガタは、昼間から普通に路上を歩いていると言いますが本当にそうなのでしょうか。
ミクラミヤマクワガタと神山の結界_b0348205_11103411.jpg
 島にある道路を歩いていると、あっさり見つかりました!笑
ミクラミヤマクワガタと神山の結界_b0348205_11114659.jpg
 御蔵島は、周囲約16kmの小さな島ですが、島内のほとんどが森で、標高はなんと約850mもあります。そのため、道も急峻で、何かを落とすとどこまでも転がって行ってしまいます!私もクワガタの撮影に夢中で、横に置いておいたレンズを倒してしまい、はるか下の方まで転がしてしまいました…(レンズは奇跡的に無事でした…笑)
ミクラミヤマクワガタと神山の結界_b0348205_11104023.jpg
 ちなみに成虫の寿命は一ヵ月程度なので、死体もたくさん落ちていました。
ミクラミヤマクワガタと神山の結界_b0348205_11105348.jpg
 翅に赤みや黄色みを帯びている個体もチラホラ見かけました。
ミクラミヤマクワガタと神山の結界_b0348205_11105904.jpg
ミクラミヤマクワガタと神山の結界_b0348205_11110768.jpg
〈ミクラミヤマクワガタの♀〉
 こちらはメスです。メスはオスより若干遅れて徘徊をするようです。この時は5月29日から6月1日という日程でしたが、圧倒的にオスの方が多かったです。
ミクラミヤマクワガタと神山の結界_b0348205_13030770.jpg
 ちなみにミクラミヤマクワガタは地表徘徊性の昆虫で、翅を広げて羽ばたくことはありますが、飛翔と呼べるほど飛び上がって空中を移動することはありません。これは小規模な島嶼に分布するため、飛翔中に風に飛ばされると海に落下してしまう可能性があるためそれに適応したものだと言われています。
ミクラミヤマクワガタと神山の結界_b0348205_11111717.jpg
〈スジクワガタ〉
 スジクワガタも何個体か路上で見つけました。 八丈島のハチジョウノコギリクワガタなど、伊豆七島のクワガタは地表徘徊性の種が多いと言いますが、スジクワガタもそうなのでしょうか??
ミクラミヤマクワガタと神山の結界_b0348205_11122477.jpg
 さて、先ほどミクラミヤマクワガタは世界で御蔵島と神津島にしかいない固有種であると書きましたが、ではなぜ御蔵島と神津島だけなのか!?と思いますよね。そんな謎を解くヒントとなるクワガタが遠く離れた中国福建省にいます。パリーミヤマクワガタLucanus parryiというクワガタです。パリーミヤマクワガタとミクラミヤマクワガタは同系統の親戚のような関係だそうです。

 では、なぜ中国福建省に親戚がいて、その間の日本の本土にはいないのか?その理由の最も有力な説として、地殻変動による環境の変化や生存競争による絶滅が言われています。つまり、大陸と島がつながっていた頃は広く分布していましたが、地殻変動により切り離され、さらに環境変化に適応できなかったものは絶滅してしまい、偶然適応できたものは御蔵島と神津島に生き残ったという説です。このような種を“遺存種”といいますね。

 さらに、離島であるため、天敵となるヒキガエルやイタチなどの捕食者がいなかったということや、三宅島のような大規模な噴火に見舞われなかったというのも大きな理由だと考えられています。まさに偶然と奇跡のクワガタです!
ミクラミヤマクワガタと神山の結界_b0348205_11115289.jpg
 でもミクラミヤマクワガタが今もなお健在な理由はそれだけではありません。御蔵島には良好な森林が残っていることも大きな理由だと言われています。御蔵島には古来より「神山」と呼ばれる巨樹を中心とした自然信仰があり島の人々は森を大切にしてきたそうです。「神山」というのは呼んで字の通り神様が住んでいる森であり、神山とされた森は島内に14ヵ所あったそうです。そしてその14ヵ所の神山は、結界のように島をぐるりと囲んで海を見渡せる場所に点在しているそうです。
ミクラミヤマクワガタと神山の結界_b0348205_11115978.jpg
 平成7年の台風12号の影響で御蔵島は大災害に見舞われました。しかしその時、神山だけは被害を受けなかったそうです。近くの山で起こった土砂崩れも神山の寸前で止まったそうです。まさに結界ですね!
ミクラミヤマクワガタと神山の結界_b0348205_11121750.jpg
〈ミクラクロヒカゲ〉
 昔の人たちは、島の森の中で災害を受けない場所を知っていて、その場所を神山としたと言われています。そんな神山は森の核として島の暮らしや自然を守るためにずっと昔から大切にされてきたのです。そんな自然信仰もあり、御蔵島の人々は木を切ったら必ず代わりの木を植え、子どもや孫が生まれると、男の子だと1000本、女の子だと2000本植えるように文化を築いてきたそうです。すごいですよね!
ミクラミヤマクワガタと神山の結界_b0348205_11123279.jpg
 というわけで、ずいぶん懐かしい話を書いてしまったのですが、今年は久しぶりに御蔵島に行く計画を立てています。ミクラミヤマクワガタが目的ではありませんが、思い出深い虫だし、当時はカメラもレンズも古い機種だったので、改めてカメラを持って観察したいなと思っています。


# by shingo-ayumi | 2020-02-17 18:19 | 虫いろいろ | Comments(2)