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水辺の自然を中心としたブログです。夫婦でやっています。


by 佐野真吾、歩海

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ヒダサンショウウオを探して(2016)

 この日、僕ら夫婦は標高1000m近い登山道を歩いていました。車を停めて歩くこと約1時間。山にはまだ雪がたくさん残っていました。
ヒダサンショウウオを探して(2016)_b0348205_00060272.jpg
 この日は、神奈川県産のヒガシダサンショウウオを探しに来ました。

 ヒダサンショウウオは山地や丘陵地の渓流に生息するサンショウウオで、神奈川県では絶滅危惧II類に指定されています。僕はこれまでヒダサンショウウオを見たことがありませんでした。
ヒダサンショウウオを探して(2016)_b0348205_00061865.jpg
〈ミツマタの花が満開〉

 少し前にフェイスブックで東京都内のヒダサンショウウオについて投稿している人がいました。それを見て、「そういえばヒダサンショウウオって神奈川にもいるのに見たことなかったなぁ!ちょっくら見に行ってみるか!」と軽い気持ちで探してみることにしました。

 しかし、いざ行ってみるとまったく見つけられませんでした。

 東京都内での生息地については学術的な発表の他にも素人さんのブログなので多くの情報が出回っています。もっとも都内の生息地はブログなどで紹介されたことにより乱獲の対象になってしまったところもあるようですが、神奈川の情報に関しては、過去の調査報告意外にはほとんど情報がありません。ちなみに調査報告や神奈川のレッドデータには、ヒダサンショウウオはハコネサンショウウオと比較してかなり少ないと書かれています。ということは、そう簡単には見つからないということなのでしょうか。サンショウウオ屋ではありませんが、ハンターとしての血が騒ぎ始めました。
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 コケを撮影する歩海ちゃん
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ヒダサンショウウオを探して(2016)_b0348205_00071785.jpg
 それからというもの自分で地形図と文献情報を頼りに何度か行ってみたものの結局見つけられず、文献記録に載っている地域出身で、大学時代の後輩のFくんや現地に詳しいKさんにいろいろ情報を提供していただきました。
 しかし、FくんもKさんも実際にヒダサンショウウオは見たことがないとのことでした。またKさん曰く、以前調査をした人の情報ではヒダサンショウウオが生息する場所はかなりピンポイントだということでした。
ヒダサンショウウオを探して(2016)_b0348205_00070068.jpg
 というわけで、この日はFくんが情報をくれた地域にやってきました。沢にはまだ雪がたくさん残っていました。
ヒダサンショウウオを探して(2016)_b0348205_00075037.jpg
 神奈川のヒダサンショウウオは、小さな滝が連続し、土砂崩れが頻繁に起こるガレバのような沢に棲んでいるそうです。車を停めてから歩いて1時間以上、さらにこんな場所なのだから、普通の人は気軽には来ないでしょう。ブログなどの情報がほとんどないのが頷けます。ちなみに都内の生息地は、車で横づけできてしまうポイントが多かったそうです(現在は分かりませんが…)。
ヒダサンショウウオを探して(2016)_b0348205_00080276.jpg
 そして岩がゴロゴロし、今にも土砂崩れが起こりそうな荒々しい沢を一本ずつつ岩をひっくり返しながらつめて行きました。

 すると、とある沢の砂防堤の下に水が溜まっている場所を見つけました。そしてそこにあった石をひっくり返してみると??
ヒダサンショウウオを探して(2016)_b0348205_00081990.jpg
 いたー!!
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 ハコネサンショウウオの幼生です。
ヒダサンショウウオを探して(2016)_b0348205_00084711.jpg
〈ハコネサンショウウオの幼生〉
ヒダサンショウウオを探して(2016)_b0348205_00085619.jpg
 ハコネサンショウウオは以前にも見たことがありましたが、それでも今までボウズが続いていたので嬉しかったです。
 ちなみにハコネサンショウウオの特徴は、指の爪が鋭く、指先が黒いことです。国内に分布するサンショウウオの中では最も流水に特化した種であり、急な沢で生きるのに適しています。
ヒダサンショウウオを探して(2016)_b0348205_00093671.jpg
 ハコネサンショウウオの幼生は一か所にかたまっていて、たくさん見られました。サイズは大きいものから小さいものまで様々でした。
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 しかし、このタッパーの中の個体を見てみると!

 よく見ると指先が黒くない個体が1匹だけいます!
ヒダサンショウウオを探して(2016)_b0348205_00101042.jpg
 出たー!!ヒダサンショウウオの幼生です!!
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〈ヒガシヒダサンショウウオの幼生〉
 よく見ると、ハコネサンショウウオに比べて少し寸胴で体の色も黒っぽいですね。
ヒダサンショウウオを探して(2016)_b0348205_00102959.jpg
 この日は幼生を1匹しか見つけられませんでしたが、やはり成体と卵のうを見てみたいですよね!挑戦はまだまだ続きそうです!
ヒダサンショウウオを探して(2016)_b0348205_00105979.jpg
〈タゴガエル〉
 さて、あとはついでですが、ヒダサンショウウオを探すなかで他にもさまざまな両生類と出会いました。上の写真はタゴガエルです。もっと標高の低い所にある沢で見つけました。
ヒダサンショウウオを探して(2016)_b0348205_00110813.jpg
 また、沢の水溜りにはアズマヒキガエルの姿もありました。
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〈アズマヒキガエル〉
ヒダサンショウウオを探して(2016)_b0348205_00112533.jpg
 ヒキガエルは決して珍しい種ではありませんが出会うといつも嬉しいカエルです。写真映えする生きものですしね。
ヒダサンショウウオを探して(2016)_b0348205_00113248.jpg
 お決まりの撮影
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 というわけで、とりあえず幼生でも見ることができて良かったです。サンショウウオ相手にこんなに苦戦するとは思いませんでしたが、この苦戦している間がまた楽しくもあります!最近夢に見るくらいに頭の中はヒダサンショウウオでいっぱいだったので、毎日ちょっと幸せでした。

 次回こそ成体と卵のうを見つけたいと思っています!


by shingo-ayumi | 2016-03-27 01:15 | 両生類・爬虫類 | Comments(0)