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水辺の自然を中心としたブログです。夫婦でやっています。


by 佐野真吾、歩海

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タガメの観察(2018年7月)

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〈卵塊を保護するタガメ〉
 先日、毎年観察をおこなっているタガメの生息に行ってきました。当地には通い始めて12年目になりますが、変わらずたくさんのタガメが見られました。
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 杭に産みつけられた卵塊。しかしよく見ると割れています。すでに孵化した後のようです。
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 こちらはまだ孵化していない卵塊です。
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 卵塊の下の水中には、保護者のお父さんタガメがいました。タガメはオスが卵塊の世話や保護をおこないます。
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 水中から
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 メスの姿もありました。

 お腹を見るとぺっちゃんこだったので、最近産卵したばかりの個体だと思われます。
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 タガメの幼虫の死体にヒメアメンボが群がっています。
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〈タガメの終齢幼虫の死体〉
 近くには、終齢幼虫を捕食している新成虫がいました。写真を撮ろうとカメラを向けると、エサを放して逃げてしまいました。
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 終齢幼虫になるとかなり大きく敵も少なくなりますが、それでもタガメ同士の共食いやゲンゴロウの終齢幼虫、鳥などに食べられることがあります。終齢まで育ったのにもったいない!
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〈タガメの終齢幼虫〉
 近くの田んぼでも幼虫の姿がありました。しかし、見ていただくと分かるように、中干しなのか、渇水なのか分かりませんが水がほとんどありません。こういう場合、タガメの幼虫は田んぼを出て、歩いて近くの水辺に移動することがあります。
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〈チャイロシマチビゲンゴロウ〉
 さて、タガメの観察は昼過ぎに引き上げて、数十キロ離れた標高の高い所にある川に移動しました。狙いは流水性のゲンゴロウです。
 
 ところが、17時頃まで粘ったにもかかわらず、満足のいく成果はなく、最後に対岸に見えた支流の溜まりだけ探してみようと荷物を置いて激流の川を渡りました。しかし、そこも成果はイマイチで、暗くなってきたしそろそろ帰ろうと再び川を渡ろうとしたその時、対岸に黒いものがウロウロしていることに気が付きました。

「げげっクマだ!!」
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 正直、この川に下りた時からクマが出そうだなぁとは思っていたのですが本当に出てしまいました。

 荷物が対岸にあるんだけどなぁ~と思いながら、少し待ってみましたが、クマはいっこうに去る気配がありません。しかたなく上流や下流で対岸に渡れる場所はないか探してみることにしましたが、結局見つけられず元の場所に戻ってきてしまいました。

 クマの方を見るとうずくまったように腕に顔を乗せてくつろいでいます。「くそっ…さっさと行けよ…」と思いつつ待ってみましたが変化がないまま空が暗くなってきてしまいました。

 私もだんだんイライラしてきて、結局「どけコラァ!そっち行くぞぉ!だぁー!!」と怒鳴りつけながら網を振り上げて川を渡るそぶりを見せました。すると、「はぁ~うるさいなぁ~」と気だるそうな態度でクマは去っていきました。

 こうして岐路に着く予定だったのですが、今度は先ほどのタガメ池に水中カメラを忘れたことに気付き、しかたなく回収しに行くことにしました。
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 池に着いたのは19時半頃で、すでに辺りは暗くなっていました。せっかく戻って来たし、卵の世話をするタガメの様子を撮影しようと、再び池に入ることにしました。池に入ると、昼間水中にいたオスが水上に上がり卵塊に覆いかぶさっていました。
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 このようにして、オスは卵に水をかけ世話をします。
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 このオスは相当気合が入っています。カメラを向けると激しく威嚇してきました。

 卵を守るオスの行動は個体差があり、このように激しく威嚇する個体もいれば、無反応の個体もいます。また、ライトを当てただけで一目散に逃げだす個体もいます。
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〈タガメの1齢幼虫〉
 幼虫がエサを捕食している様子も多く見られました。上の写真は自分よりも大きなヌカエビを捕食するタガメの1齢幼虫です。

 というわけで、なんだかんだ長居してしまい、家には1時半頃帰宅しました。


by shingo-ayumi | 2018-07-21 03:20 | タガメ | Comments(0)