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水辺の自然を中心としたブログです。夫婦でやっています。


by 佐野真吾、歩海

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餌生物としてのヤゴ

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〈オオアオイトトンボ,横須賀市〉
 仕事でゲンゴロウ属の飼育を始めました。ゲンゴロウの繁殖を真面目にやるのは大学・大学院時代以来です。家庭でも職場でも子育てに奔走するイクメンぶりには感心しますね 笑

 さて、ゲンゴロウの幼虫にはヤゴを大量に与えなくてはなりません。そのため、あらかじめ職場の屋上にあった大型水槽にトンボが産卵するように仕向け、それを毎日採って幼虫に与えています。職場の屋上では、ウスバキトンボ、ショウジョウトンボ、シオカラトンボ、ギンヤンマが産卵するように数タイプの水槽を仕掛けました。これらの種は、冬に死滅したり、個体数が多く他地域からの供給も多かったりする種なので、エサとして大量に採集しても罪悪感も大きくなく、環境へのダメージも少ないことが大事なポイントです!

 しかし、大型になり攻撃性が高いギンヤンマやクロスジギンヤンマが入ってほしくない水槽に入ってしまうと、大変なことにもなります。学校でよくおこなわれるプールのヤゴとりでもそうですが、ギンヤンマやクロスジギンヤンマが産卵できる環境を作ってしまうと、狭い環境下では他のヤゴを食い尽くしてしまうのです。しかし、ギンヤンマ属が入らない水辺を作ったり、早い段階で取り除いてやると、発生時期の長いショウジョウやシオカラが次々と生まれて育ち、秋には大小様々な個体が見られるようになります。
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〈クロスジギンヤンマ(大)とギンヤンマ(小)のヤゴ〉
 しかし、それでもゲンゴロウの幼虫が50匹くらいまで増えてくると他地域でのヤゴの調達を考えなくてはなりません。ゲンゴロウはペットではなく保全目的で飼育しているとは言え、ヤゴを大量に採ることで地域のトンボに打撃を与えるほど採るのはよろしくありません。他地域でヤゴを採る時はいろいろ気を使っています。一か所で集中して採らないようにしたり、採っても水辺の生態系にダメージが少ない種を選んだり!
 職場の近くだとクロスジギンヤンマやヤブヤンマが多く見られます。しかし、多いからと言って根こそぎ採ってはいけません。クロスジギンヤンマは春産卵なので、この時期はほとんどが終齢幼虫で、個体数には限りがあります。ヤブヤンマは初夏から秋まで産卵しますが、小さな水溜りで発生するので、採りきろうと思えば採りきれてしまうので気を付けなくてはなりません。そのため、最近は、外来種のカワリヌマエビやアメリカザリガニと代わりばんこに与えるようにしています。
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〈ヤブヤンマのヤゴ〉
 以前、知り合いの動物園の飼育員さんと、野生の生き物をエサ生物として採るなら、採る地域の生き物のことをよく知って、生物資源としての見方を持つことが大事ですよね!という話をしたことがありました。ペットとして生き物を飼っている人はたくさんいますが、野生生物をエサとして与えている人は、地域の生態系や種の存続に大きな影響を与えていないか?と気を使う気持ちを持つことが大切だと思っています。


by shingo-ayumi | 2019-11-04 19:07 | トンボ | Comments(0)