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水辺の自然を中心としたブログです。夫婦でやっています。Kanagawa, Japan


by 佐野真吾、歩海

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トウキョウサンショウウオとサラサヤンマの保全と調査2022

トウキョウサンショウウオとサラサヤンマの保全と調査2022_b0348205_15131635.jpg
 今年は5月になっても寒くて雨も多かったですが、最近ようやく晴れてきて気温も上がり初夏の陽気です。

 そんな5月末のある日、観音崎自然博物館のジュニア生物調査隊でトウキョウサンショウウオとサラサヤンマの調査に行ってきました。
トウキョウサンショウウオとサラサヤンマの保全と調査2022_b0348205_15133646.jpg
 まずはトウキョウサンショウウオですが、昨年はアライグマによって卵嚢を根こそぎ食べられ大打撃だったので、今年は反省を生かし防獣対策や卵嚢の一時保護をおこないました。

 そして結果は!?
トウキョウサンショウウオとサラサヤンマの保全と調査2022_b0348205_15134451.jpg
 おぉーたくさんいる!やったー!
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〈トウキョウサンショウウオの幼生,三浦半島〉
 ちなみに卵嚢は10フサ保護し、孵化した直後に約400個体の幼生を戻しました。それから1ヵ月、約100個体が生き残っていました。戻してからヤゴに食べられたり、共食いをしたりしたのでしょうが、自然ではこんなもんでしょう。

 時々、400個体をある程度大きくしてから逃がせばよかったのに!と言う人もいますが、本来は卵嚢の一時保護なんかしませんし、こうやって淘汰されていくのが自然状態なので孵化後すぐに放流しました。
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〈ナガサキアゲハ〉
 お昼時、ナガサキアゲハが交尾をしていました。
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 写真を撮るスタッフのお姉さんたち。
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 さて、もう一つの調査はサラサヤンマです。
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 やったー!採ったぞ!
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〈サラサヤンマ,三浦半島〉
 今年も無事確認することができて一安心です。
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 サラサヤンマの保全というのはなかなかイメージしにくく試行錯誤が続いています。

 サラサヤンマは、ちょっと暗い環境で、湿地は湿地でも比較的遷移が進行した湿地を好みますが、乾燥しすぎていてもダメなので、そのような環境を人工的に造ったり整備したりするのが難しいのです。そのため、なるべくイジらず、けど、イノシシのぬたばのような環境を近くに作ったり、一気にやらず少しずつ整備しています。2016年から整備と調査をしていますが、現状増えもしないが減りもしないといった感じです。
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 サラサヤンマにはこのように、翅にマーキング(KNM-番号)をしてから逃がします。
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 子どもたちが採ったサラサヤンマを、あたかも自分が採ったような雰囲気で写真に写る僕…笑
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〈サラサヤンマ♀〉
 ♀の産卵は昼過ぎに多く見られます。
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 タッパーに濡れたティッシュを敷いて、そこに入れると産卵してくれます。ちょっとだけ卵をいただいて、あとはマーキングをして逃がしました。まだまだ野外で産んでもらわなくちゃいけないですからね!
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トウキョウサンショウウオとサラサヤンマの保全と調査2022_b0348205_15153120.jpg
 というわけで、今年も恒例の調査をやってきました。子どもたちは去年、サンショウウオがアライグマにやられて落胆し、1年かけて対策を考えて実行してきたので、その成果が出てとてもよかったと思います。


by shingo-ayumi | 2022-05-26 18:00 | 生きものに関する活動 | Comments(0)