水辺の自然を中心としたブログです。夫婦でやっています。Kanagawa, Japan
by 佐野真吾、歩海
ブログジャンル
検索
カテゴリ
全体自己紹介
旅
海
川
田んぼ・里山
侍従川流域の自然
観音崎周辺の自然
称名寺の自然
ゲンゴロウ
タガメ
水生半翅
水生昆虫いろいろ
トンボ
虫いろいろ
両生類・爬虫類
淡水生物いろいろ
外来種
我が家のいきもの
自然を食す
生きものに関する活動
観音崎自然博物館
カメラ、機材、道具
イラスト
その他
未分類
画像一覧
以前の記事
2024年 03月2024年 02月
2024年 01月
2023年 12月
2023年 11月
2023年 10月
2023年 09月
2023年 08月
2023年 07月
2023年 06月
2023年 05月
2023年 04月
2023年 03月
2023年 02月
2023年 01月
2022年 12月
2022年 11月
2022年 10月
2022年 09月
2022年 08月
2022年 07月
2022年 06月
2022年 05月
2022年 04月
2022年 03月
2022年 02月
2022年 01月
2021年 12月
2021年 11月
2021年 10月
2021年 09月
2021年 08月
2021年 07月
2021年 06月
2021年 05月
2021年 04月
2021年 03月
2021年 02月
2021年 01月
2020年 12月
2020年 11月
2020年 10月
2020年 09月
2020年 08月
2020年 07月
2020年 06月
2020年 05月
2020年 04月
2020年 03月
2020年 02月
2020年 01月
2019年 12月
2019年 11月
2019年 10月
2019年 09月
2019年 08月
2019年 07月
2019年 06月
2019年 05月
2019年 04月
2019年 03月
2019年 02月
2019年 01月
2018年 12月
2018年 11月
2018年 10月
2018年 09月
2018年 08月
2018年 07月
2018年 06月
2018年 05月
2018年 04月
2018年 03月
2018年 02月
2018年 01月
2017年 12月
2017年 11月
2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
最新の記事
トウキョウサンショウウオの調.. |
at 2024-03-16 18:40 |
観音崎周辺地域でに日常 |
at 2024-03-15 19:38 |
ミズムシとタラの芽を採りに故郷へ |
at 2024-03-10 02:13 |
三浦半島のトウキョウサンショ.. |
at 2024-03-07 20:06 |
ハイイロゲンゴロウは珍しいゲ.. |
at 2024-03-04 22:25 |
クロゲンゴロウ |
at 2024-03-01 09:00 |
トウキョウサンショウウオと水.. |
at 2024-02-28 23:01 |
マルミズムシ |
at 2024-02-22 20:39 |
三浦半島の海岸をひたすら歩い.. |
at 2024-02-01 18:00 |
三浦半島と房総半島をつなぐ本.. |
at 2024-01-31 12:30 |
ハコネサンショウウオの幼生が.. |
at 2024-01-04 18:35 |
山にピクニック |
at 2023-12-31 17:32 |
コカスリウスバカゲロウの幼虫 |
at 2023-12-27 17:11 |
ハマヒョウタンゴミムシダマシ |
at 2023-12-21 12:35 |
冬の森たんけん(2023年1.. |
at 2023-12-11 15:40 |
ヒガシヒダサンショウウオとハ.. |
at 2023-12-06 22:53 |
猿島の旅(2023年11月) |
at 2023-11-26 17:46 |
カムズ!海淡フォーラム |
at 2023-11-12 12:37 |
ウスグロヒラタガムシ |
at 2023-11-11 12:28 |
スジヒラタガムシ |
at 2023-11-10 18:38 |
お気に入り
外部リンク
タグ
水生昆虫(2)水生半翅(2)
タガメ(2)
ゲンゴロウ(2)
三浦半島(1)
ライフログ
記事ランキング
トウキョウサンショウウオとサラサヤンマの保全と調査2022
そんな5月末のある日、観音崎自然博物館のジュニア生物調査隊でトウキョウサンショウウオとサラサヤンマの調査に行ってきました。 まずはトウキョウサンショウウオですが、昨年はアライグマによって卵嚢を根こそぎ食べられ大打撃だったので、今年は反省を生かし防獣対策や卵嚢の一時保護をおこないました。
そして結果は!? おぉーたくさんいる!やったー!
〈トウキョウサンショウウオの幼生,三浦半島〉
〈トウキョウサンショウウオの幼生,三浦半島〉
ちなみに卵嚢は10フサ保護し、孵化した直後に約400個体の幼生を戻しました。それから1ヵ月、約100個体が生き残っていました。戻してからヤゴに食べられたり、共食いをしたりしたのでしょうが、自然ではこんなもんでしょう。
時々、400個体をある程度大きくしてから逃がせばよかったのに!と言う人もいますが、本来は卵嚢の一時保護なんかしませんし、こうやって淘汰されていくのが自然状態なので孵化後すぐに放流しました。
〈ナガサキアゲハ〉
お昼時、ナガサキアゲハが交尾をしていました。 写真を撮るスタッフのお姉さんたち。 さて、もう一つの調査はサラサヤンマです。 やったー!採ったぞ!
〈サラサヤンマ,三浦半島〉
〈サラサヤンマ,三浦半島〉
今年も無事確認することができて一安心です。 サラサヤンマの保全というのはなかなかイメージしにくく試行錯誤が続いています。
サラサヤンマは、ちょっと暗い環境で、湿地は湿地でも比較的遷移が進行した湿地を好みますが、乾燥しすぎていてもダメなので、そのような環境を人工的に造ったり整備したりするのが難しいのです。そのため、なるべくイジらず、けど、イノシシのぬたばのような環境を近くに作ったり、一気にやらず少しずつ整備しています。2016年から整備と調査をしていますが、現状増えもしないが減りもしないといった感じです。 サラサヤンマにはこのように、翅にマーキング(KNM-番号)をしてから逃がします。 子どもたちが採ったサラサヤンマを、あたかも自分が採ったような雰囲気で写真に写る僕…笑 〈サラサヤンマ♀〉
♀の産卵は昼過ぎに多く見られます。 タッパーに濡れたティッシュを敷いて、そこに入れると産卵してくれます。ちょっとだけ卵をいただいて、あとはマーキングをして逃がしました。まだまだ野外で産んでもらわなくちゃいけないですからね! というわけで、今年も恒例の調査をやってきました。子どもたちは去年、サンショウウオがアライグマにやられて落胆し、1年かけて対策を考えて実行してきたので、その成果が出てとてもよかったと思います。
by shingo-ayumi
| 2022-05-26 18:00
| 生きものに関する活動
|
Comments(0)