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水辺の自然を中心としたブログです。夫婦でやっています。Kanagawa, Japan


by 佐野真吾、歩海

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学芸員として「瑠璃の宝石」を観た

 最近、長女が「鉱石を探したい!」と言い始めた。何がきっかけだったのかはよく分からないが、少し前から「水晶を探したい」と言っていた気がする。

 僕は鉱物採集の経験がない。思い返してみれば、水晶やメノウはどこかで見たり拾ったりしたことがあったような気がするが、まったく興味がなかったので、どこで見たり拾ったりしたのか記憶に残っていない。 

 そこでとりあえずネットで調べて、子どもでも採集しやすそうな川に長女と次女を連れて行ってみることにした。 

 3人で3時間ほど探し、長女が水晶3コ、僕が水晶1コ、次女はタダの石を大量に拾い、最後は次女が川で浸水したところで採集は終了した。
学芸員として「瑠璃の宝石」を観た_b0348205_23202464.jpg
 川遊びを始めてしまった次女のホトちゃん。真冬の沢だが寒くないのだろうか…
学芸員として「瑠璃の宝石」を観た_b0348205_23203389.jpg
 謎の石とホウの葉を拾ったホトちゃん…


 初めての鉱物採集で超初心者の僕らにとって3時間で4コというのはメンタル的にちょうどよかった。まったく見つからないとテンションが下がるし、いきなり大量に見つかりすぎてもありがたみが薄れて次につながらないだろう。

 「鉱物採集って楽しいね!」と、長女と僕は思った以上に楽しんだ。


  さて翌日、職場でその話をした。すると上司に「そういえば最近鉱物採集のアニメやってるんでしょ?」と言われた。「そうなんですか?」「なんてアニメだったっけな?観たことないんだけどちょっと前に話題になってたよね」とのことだ。

 調べてみると「瑠璃の宝石」というアニメだった。さっそく帰宅して長女と一緒に観始めると、想像していたよりもちゃんとしていて科学的なアニメで驚いた。
学芸員として「瑠璃の宝石」を観た_b0348205_23201632.jpg
 簡単にあらすじを書かせていただくと、ある日「ルリ」という女子高生が、店に売られていた水晶のアクセサリーに一目ぼれし、それが欲しいと母親にせがんだ。母親はルリの祖父がかつて山で水晶を拾っていたことを話す。ルリは祖父が水晶をとりに行っていた山に向かった。すると現地で鉱物の研究をしている大学院生の「ナギ」と出会い、鉱物の世界にハマっていくという物語だ。

 採集や研究、好きな分野に対する考え方やスタンスに共感できることが多く、何より分野は違えど「これ俺たちが普段日常的にやっていることがアニメになったみたいな感じじゃん」という親近感がわいた。まるで自分がアニメ化されたかのような気持ちになった。 

 さて、面白いアニメに出会い途中まで長女と二人で観ていた。その話をジュニア生物調査隊の小学生たちにすると食いつきがすごくよかった。また、インスタでつぶやくといつも一緒に活動している高校生たちからも反応があった。やはりみんなこのアニメには共感できるものがあるようだ。

 ところが、僕が仕事に行っている間に、抜け駆けをした長女は一人で全話をいっき観してしまったのだ。普段妻や娘に付き合って一緒にアニメを観ることはあっても、自分の意志でアニメを観ることはほとんどない。しかし、このアニメだけは最後まで観たいと思った。

 そこで、家族が寝静まったあと、一人でゆっくり観ることにした。ここからは一部ネタバラシになる。


 主人公ルリは大学で鉱物を研究する大学院生のナギや学部4年のイマリ、クラスメイトで鉱物の研究者を志すセトらとふれあい、鉱石の採集や調査にハマっていく。しかし、自分の今後の進路を問われると悩み困惑していた。また、目的の鉱石が手に入るとゴールが見えてしまい、モチベーションやワクワク感が継続しないことや、ゴールが来ることの寂しさを感じていた。
 ナギは大学教員を目指し、イマリは学芸員や高校教員を目指し、セトは大学に進学して鉱物学の研究室を目指し、みんなが具体的な進路を目指すなか、ルリだけはそれが分からず決められない自分に悩み、仲間たちに置いて行かれてしまう不安を感じていた。
 
 美しい鉱石の採集や調査はワクワクして冒険で本当に楽しい。でも自分自身は仲間たちのように研究者には向いていないし、そういうキャラではないし、あの人たちとは資質が違うと感じたのだろう。 

 僕はそう思っている人たちをたくさん見てきたと思う。自分自身は同じではないが共感できることもある。大学教員、学芸員、博士、研究者という憧れのワード、漠然としたイメージ、型にはまった人物像、人から期待されるイメージはそれぞれ違う。また「調査」や「研究」よりも「採集」が好きなんだというルリの気持ちはすごくよく分かる。僕自身がまさにそうだった。

 僕自身、子どもの頃から学芸員や大学教員になりたいと思ってきた。研究者という漠然としたイメージに憧れがあった。しかし、大人になって、自分が博士課程の学生だった頃にようやく気付いて思い出したことがあった。それは、自分は子どもの頃から「冒険する博士」になりたかったんだということだ。これは僕が勝手に作り出したイメージ像だ。これを話せば話題から脱線してしまうので今回はここで留めておくが、少なくともルリと同じように、「博士」や「研究者」、「調査」、「研究」といったワードに対して「なんか違う…」と感じ、葛藤した時期があったのだ。 


 話をアニメに戻そう。最終話、ルリは具体的な進路を明言しなかった。しかし、自分はキレイな鉱石が好きで、それを探しに行くことが大好きだと言っていた。そしてナギやイマリと出会い、調査や研究を経験することで鉱石をもっと美しく見る方法を知り、これからも活動を続けたいと締めくくった。これが「瑠璃の宝石」というタイトルの最後の伏線回収だ。「瑠璃の鉱物」や「瑠璃の鉱石」ではなく「瑠璃の宝石」としたことの意味は深いと思う。きっと作者自身も鉱石が大好きでありながら、研究者という道ではなく、作家として描き伝える道を選択したことをルリに重ね合わせたのではないだろうか。

 僕自身は博物館の学芸員という職についたが、自由度の高い学芸員だからこそ「冒険する博士」をやることができている。今でも採集が一番好きだし、幸せな人生を送れている。そして目的を深め、継続し、関連させ、新しい目標を探すことで、発展した新鮮なワクワク感や興奮を常に追い求めている。
学芸員として「瑠璃の宝石」を観た_b0348205_23202088.jpg
 先日、博物館で活動をする高校生のJくんと二人で山に行った。長い道中の車内で「佐野さんは大学に行けっていうけど、大学に行った先にやりたいことがまだ見つからないんだよな~。進路どうしよ…」とボヤいていた。彼は小学校6年生の頃からそう言っている。「なんだよやりたいことはいっぱいあるじゃん!いつも常に動き回ってるじゃんか?人一倍楽しくワクワクの幸せな生き方してるやん!」と言うと「そういうのはねー。採集はもちろん楽しいけどさ…進路ってなると…」と言葉を詰まらせた。

 ルリのような子は現実の世界にも実在している。Jくんを含め、僕の周りにいる小学生、中学生、高校生たちはキャラも気合も悩みもルリと重なる子が多い。先を歩んだ先輩だからといって、一度きりのたった1回の人生を元に偉そうにアドバイスするのもどうかと思うので断言はしないようにしている。きっと進む道や個人の性格が違ければ、見えてくる風景も異なるのだろうから…。でも憧れや既存の型や人からの見られ方をすべて外して考えた時、好きなことをやり続けていれば、自由で自分だけの進路や人物像が見つかる可能性は広がってくると思う。それはどんな小さなことでも、たくさんあれば夢も積もれば大志になり、役割になるはずだ。

 アニメでナギさんはルリに対して、ゴールに来たら!次へ!とアドバイスしそこで物語が締めくくられた。果たしてJくんとルリの5年後、10年後はどうなっているのだろうか。僕はもう後には引けないところまでどっぷり漬かり、身がふるえるようなワクワク感を知ってしまったこの子たちは、どんなカタチであれ、この分野の活動を続けて幸せな人生を生きていると思う。


by shingo-ayumi | 2026-01-15 00:00 | その他 | Comments(2)
Commented by 田中 at 2026-01-16 14:12
うちの子も中2になり、受験も控えて色々と悩んでいるようです。
このアニメ少し見ましたが、確かになるほどですね。(笑)
何かヒントになるかもしれないので、勧めてみます。
Commented by shingo-ayumi at 2026-01-17 08:53
> 田中さん
もう中学2年生なのですね。中学、高校といろいろ葛藤があったり、悩みがあったり、モヤモヤしているものがある時期ですよね。