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水辺の自然を中心としたブログです。夫婦でやっています。


by 佐野真吾、歩海

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カテゴリ:外来種( 14 )

ジュウニホシキイロオオハムシ

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〈ジュウニホシキイロオオハムシ Podontia quatuordecimpunctata, 横浜市〉
 ずいぶん前の話になりますが、上の写真は、2016年に地元横浜市金沢区で採集されたジュウニホシオオキイロハムシです。この個体は、侍従川の会の当時小学生だったKちゃんが採集したものです。

 その日は、侍従川のハゼ釣り大会がおこなわれていたのですが、その時に、「ヘンな虫を見つけた!」と、Kちゃんが持ってきたのが始まりでした。大きさは1.5 cmくらいあって結構デカイし、目立つ色をしていて、こんなハムシは見たことがない!と思って、写真家の尾園さんに紹介していただき、ハムシの専門家である南雅之さんに見ていただくと東南アジアに分布するジュウニホシオオキイロハムシであることが分かりました。この時、国内では初記録だったそうで、その後、南さんが月刊むしで発表してくださいました。
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〈採集地の様子〉
 本種は、マンゴーやタヒチモンビン、インドゴムノキ、ハマザクロ等を食べるとのことで、近くにそれらの木があるお家や八百屋、スーパー等はないかと、後日見て回ったのですが、見つけられず、追加個体も得られませんでした。はて、どっから侵入したのやら?

 その後本種は見つかっていないので定着はしていないと思われますが、意外すぎる外来種の発見に驚かされました。

 さて、なぜ今さらこんな話を書いたかというと、先月、当時ジュウニホシオオキイロハムシを発見したKちゃんと久しぶりに会って話す機会があったからです。Kちゃんは現在中学1年生です。会話をするとずいぶんしっかりしたなぁ~と驚きますが、小学生の頃の天真爛漫さや持ち前のセンスの良さは相変わらずで嬉しく思いました。


by shingo-ayumi | 2019-11-25 19:10 | 外来種 | Comments(0)

タケオオツクツク

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〈タケオオツクツク Platylomia pieli, 埼玉県産〉
 本種は、2016年に国内で初記録された外来種のセミです。ムネアカハラビロカマキリと同じように、中国製の竹ぼうきに付いた卵が侵入したと言われています。
 この個体は、博物館ボランティアの大学院生Hくんからいただきました。
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 先月、半翅類の専門家である林正美先生からタケオオツクツクの話を伺ったばかりだったので、Hくんに「埼玉で採ってきたんですけど…」と言われた瞬間に、「あぁ!あの噂の!」とすぐに思い浮かびました。
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 本種は、個体による体長の差が大きく、Hくんがくれた2個体も10 mm近いの体長差がありました。また体色も緑色の個体や褐色の個体(主に♀に多い)がいるそうです。
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〈タケオオツクツクの羽化殻〉
 このセミは、実は、2008年や2011年頃から、聞きなれないセミの鳴き声が聞こえると問い合わせがあったところから始まっているそうで、実はずいぶん前から侵入していたようです。

林 正美・碓井 徹,2017. 日本から新たに確認されたセミ外来種. CICADA, 24(1): 1-19.
by shingo-ayumi | 2019-08-15 20:52 | 外来種 | Comments(0)

アルキデスヒラタクワガタ

 先日、中学生時代の同級生のKさん(いや!今は結婚されているのでMさんと呼ぶことにしましょう!)から、「旦那が見たこともないクワガタを拾ってきたんだけど分かる?」と、連絡をいただきました。 

 送ってもらった写真を見てビックリ!なんとスマトラ島に生息するドルクス・アルキデス(通称:アルキデスヒラタクワガタ)でした!もちろん人が放した外来種ですが、こんなに大きなクワガタが身近なところで見つかるとは驚きです。
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〈アルキデスヒラタクワガタ Dorcus alcides, 横浜市〉
 連絡をもらった時は地方に出張中だったので、帰宅してからふと思い出し「標本にして記録に残したいから死んだらもらえない?」と、再びMさんに連絡してみました。すると、まだ生かしてあるとのことで譲ってくれることになりました。
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〈勝手なイメージ〉笑 
 Mさんに採った時のことを聞くと、ある日Mさんの旦那さんがお子さんと一緒にゴミ捨てに行くと、路上でクワガタを発見!大学時代植物の研究をされていて、生き物にも興味があった旦那さんは、すぐにMさんに「持って帰ってもいいか?」と興奮気味で電話をかけたそうです。 
 帰宅後旦那さんは、「これはもしかしてオオクワガタではないか!?」と調べたそうです。しかし、なにか違うし、調べても出てこなかったそうで、それでも気になって僕に連絡をくれたそうです。
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 まだ、外国産のクワガタの輸入がおこなわれていなかった時代、子どもの頃持っていた昆虫図鑑に「クワガタ界の横綱、オオズヒラタクワガタ」というのが載っていました。現在、このオオズヒラタはアルキデスも含めて以下の3種に分類されているようです。

D. alcides(アルキデスヒラタ)
D. eurycepalus(ユーリケファルスヒラタ)
D. thoracicus(トラキクスヒラタ)

 3種はそれぞれ、アルキデス=スマトラ島、ユーリケファルス=ボルネオ島、トラキクス=ジャワ島に分布し、中でもアルキデスが最も大型になるそうです。
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 というわけで、先日、Mさんのお家までクワガタをいただきに行ってきました。Mさんと会うのは中学を卒業して以来約15年ぶりです。虫のことで同級生に連絡をもらえるなんて嬉しい限りです☆ 
 いただいたアルキデスは、生きているうちは観音崎自然博物館で展示しようと思っています。


by shingo-ayumi | 2018-12-24 17:25 | 外来種 | Comments(0)

ムネアカハラビロカマキリ

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〈ムネアカハラビロカマキリ Hierodula sp.,神奈川県〉
 外来種のムネアカハラビロカマキリを観察してきました。少し前に、神奈川県立生命の星・地球博物館の苅部さん・加賀さんの調査で、輸入された竹箒に付着した卵のうが孵化して広まったことが分かり、yahoo!ニュース等でも話題になりました。
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 ハラビロカマキリに近い種ですが、ハラビロカマキリより大型で、「ムネアカ」の名前の通り胸が赤っぽいのが特徴です。
 実際に野外で見ると、思った以上に大きい印象があり、さらにクリーム色っぽい黄緑色がかなり目立ちます。
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 ムネアカハラビロカマキリが侵入した地域では、普通のハラビロカマキリが駆逐されるそうです。
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 死体
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 苅部・加賀(2017)では、10月上旬から路上を歩く個体や轢死体を確認することが多くなったとされていますが、この日も路上を歩く個体が観察されました。
 
 9月中旬に同じ場所を訪れた時は1個体も確認できなかったのですが、10月下旬になるといたるところで見られました。上記の報告で言われているように、季節や成長の状態で行動に変化があるようです。
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 ちなみに、ムネアカハラビロカマキリは、ハリガネムシが出てきやすいことでも知られているそうです。 
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 数年前に苅部さん、加賀さんにムネアカハラビロカマキリの話を聞いて以来、地元でもチェックしていますが、横浜南部や三浦半島では今のところ普通のハラビロカマキリしか見かけないので、ムネアカハラビロカマキリはまだ侵入していないのではないかと思っています。

苅部治紀・加賀玲子, 2017. 神奈川県西部における外来種ムネアカハラビロカマキリの拡散状況
(おもに2016 年度夏季―秋季の調査から). 神奈川県立博物館研究報告(自然科学), (46): 71-77.


by shingo-ayumi | 2018-10-29 21:55 | 外来種 | Comments(0)

アギトアリ

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〈アギトアリ Odontomachus monticola, 神奈川県〉
 先日、ダンゴムシの研究者で生き物仲間の先崎さんに、アギトアリの生息地を案内していただきました。ちなみに先崎さんは「土の中の生きものからみた 横浜の自然 ダンゴムシ・大型土壌生物・ササラダニ」の著者で、ダンゴムシ以外にも土壌生物を広く調査されています。
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 大顎が180度開き、ピンセットを顔の前に近づけると「カツン」と音が鳴る程の勢いでアタックしてきます。アギトの名はダテじゃありません!
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 アギトアリが大顎を動かすスピードは非常に速いことで知られ、顎を開いたところでロックし、閉じるまでのスピードは動物界最速だと言います。
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 案内していただいた先崎さんには、もともと他の用事でお世話になったのですが、「そういえばアギトアリも見ていきます?」と言われ「おぉ!見ます!!」という感じで案内していただきました。
 僕は、アギトアリを見るのが初めてだったので、「こいつ噛んだり刺したりしないんですか?」と先崎さんに尋ねると「噛むし刺すよ!」と言いながら素手で捕まえてくださいました!笑


by shingo-ayumi | 2018-10-10 18:30 | 外来種 | Comments(0)

ウチダザリガニ

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〈ウチダザリガニ Pacifastacus leniusculus trowbridgii,北海道屈斜路湖〉
 北海道ではウチダザリガニの観察もしてきました。国内では有名な外来生物なので、現場ではどんな感じなのか観察しておきたかったのです。
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 やってきたのは弟子屈町にある屈斜路湖です。
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 屈斜路湖の水温はだいたい20℃前後で、裸で潜るには結構寒かったです!
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 しかし、透明度は高く幻想的でした。
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 いたぁー!

 湖に潜ると、すぐにウチダザリガニは見つかりました。
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 よく見ると岩の隙間や流木の影などにびっしりといるではありませんか!かなり個体数は多いようでした。
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 ウチダザリガニは北米原産の外来種です。特定外来生物にも指定され、日本の侵略的外来生物ワースト100にも選定されています。北海道大学教授の内田亨先生が和名の由来になっています。
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 砂の上を歩くウチダザリガニを撮影する歩海ちゃん
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 安易なことを言うのは良くないのかもしれませんが、まぁ確かにデカくてカッコイイですね!
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 ウチダザリガニは1926年に当時の農林省水産局が食用として、オレゴン州ポートランド・コロンビア川流域から摩周湖に移入したのが始まりで、その後も数回に渡って輸入されたそうです。確かに食用としてみれば大きいので食い応えがありそうです。
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 北海道では、日本固有種であるニホンザリガニの生息域を脅かす存在として知られています。また、植物も食べるため、水生植物を利用する生物にも影響を与えているそうです。
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 というわけで、北海道におけるウチダザリガニの様子を観察してきました。シュノーケリングをすると分かりますが、とにかく個体数が多くて驚きました。 

 現在、ウチダザリガニは、駆除も兼て料理にして観光資源として出されているそうですが、屈斜路湖の様子をみる限りではまだまだ減少している様子はありません。アメリカザリガニもそうですが、外来種問題は難しいものです。


by shingo-ayumi | 2016-08-30 23:12 | 外来種 | Comments(0)

マツノマダラカミキリとマツノザイセンチュウ

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〈マツノマダラカミキリ Monochamus alternatus
 先日、マツノマダラカミキリとマツノザイセンチュウについて研究している後輩からカミキリとセンチュウを見せてもらう機会がありました。
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 マツノマダラカミキリはマツ林に棲む日本在来のカミキリムシです。しかし、マツノザイセンチュウという北米原産の外来線虫がマツノマダラカミキリを媒介者としてマツ林に拡大し、松枯れを起こし問題視されてきました。
 そのため媒介者となるマツノマダラカミキリの駆除が多くのマツ林で行われています。カミキリは在来種なのに悲しいですね。
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〈マツノザイセンチュウ〉
 ちなみにマツノザイセンチュウは、明治時代に品物を輸入する時に使われる梱包材と一緒に日本に入ったと言われています。今回は死んだマツノマダラカミキリの腹部を解剖すると、体内の繊維の中でうごめいている様子が観察できました。

 僕が顕微鏡を見ながら解剖すると、カメラのモニターに映っているのを見た仲間たちから「うわぁキモカッコイイ~」と歓声があがりました(笑)
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 さらに体内の繊維を水に浸け、ピンセットで繊維を破壊するとたくさんの線虫が出てきました。サイズは0.5mmくらいで人間の眼では見えないくらい小さいのですが、カミキリからしたら結構大きいのではないでしょうか?

 「こんなのが体に入ってたら嫌だよね~」「佐野さん今の解剖で寄生されたんじゃないですか?」と仲間たちの発言にみんなで笑いながら貴重な体験をすることができました(貴重な体験とはセンチュウに僕が寄生されることではないですよ!笑)。


by shingo-ayumi | 2016-07-13 01:03 | 外来種 | Comments(0)

アカボシゴマダラの幼虫

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〈アカボシゴマダラの幼虫,横浜市〉
 言わずと知れた外来種です。この時期、横浜市内ではどこででも見かけます。
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 脱皮不全?
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こんな道路のすぐ横にも!!

とにかくどんなところでも見かけます!!


by shingo-ayumi | 2016-04-26 22:57 | 外来種 | Comments(0)

横浜のリュウキュウベニイトトンボ

 トンボに関わりのある人の中ではちょっと有名な話かもしれませんが、横浜に発生した外来種リュウキュウベニイトトンボについて投稿したいと思います。 

 2009年のある日、地元侍従川の会のメンバーであるNさん親子が「ウチのおばあちゃんのうちで見たことのないイトトンボがいるんだけど見に来てくれないか?」と誘われて伺うと、そこにいたのがリュウキュウベニイトトンボでした。 
 
 僕はリュウキュウベニイトトンボに縁があるようで、この数年前に鶴見区で発生したのを発見したのも僕でした。そのため、この時も「まさかリュウベニか!?」と思いました。
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〈リュウキュウベニイトトンボ 横浜市磯子区〉
 Nさん親子のおばあちゃんのおうちは、昔からある大きな家で、ハスやスイレンなどが入った鉢が100個以上ありました。このおうちのおじいさんは生前、ハスやスイレンをはじめ多くの水生植物の栽培をされていたそうです。おそらくリュウキュウベニイトトンボはその頃に植物と一緒に入ってきたのでしょう。

 こうして、リュウキュウベニイトトンボを確認した僕は、師匠である神奈川県博の苅部さんに報告し来ていただき、また、リュウベニの存在を知らせてくれたNさん親子と一緒に駆除作業を始めました。
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〈2010年9月に作業をした時の様子〉
 駆除活動を始めて3年くらいは1日で100匹くらい採れる日もありました。個人宅の敷地内であり、他の希少生物も多くいたため農薬を撒くわけにもいきませんでした。途中、魚やクロスジギンヤンマの幼虫など捕食圧をかけられる生物を投入したりもしましたが大きな効果は得られず、終わりの見えない戦いが続きました。
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〈リュウキュウベニイトトンボの幼虫〉
 しかし、ここ数年、Nさん親子が春、幼虫期からの駆除を始めてくださったこともあり、夏の成虫時期にはほとんど見られないという効果がでています。ちなみ5月の幼虫期の駆除では数百匹が捕獲されるそうです。
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〈2015年8月29日に捕獲された個体〉
 そして近況ですが、先日Nさん親子から声をかけていただいて調査に行ってきました。以前ならこの時期は100匹近く採れていたのに、この日はたった2匹でした。Nさん親子が幼虫期から駆除をしてくれたおかげです!! 

 というわけで駆除効果はでているわけですが、多くの外来種に言えるように最後の仕上げでゼロにするのが最も大変なのです。現在横浜市港南区・磯子区で3か所生息地を確認していますが、さらに広まってしまう前に引き続き活動を続けていきたいと思っています。
by shingo-ayumi | 2015-08-31 01:24 | 外来種 | Comments(0)

タイワンリス

 僕らの実家のあたりにはタイワンリスという外来のリスが野生化しています。中国からマレー半島にかけて分布するクリハラリスの台湾固有亜種で、神奈川県では1951年に江の島で飼育されていたものが逃げ出し、鎌倉を中心に繁殖したと言われています。僕らの地元は鎌倉と森でつながっているので、昔から身近に見られる哺乳類でした。
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 ドングリを食べる姿を撮影しました。夏場は果実や昆虫などいろいろなものを食べているようですが、エサの少ない冬場はこうして木の実を拾って食べているようです。
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 以前、九州から来た友達が、「リスだ!すげー!」と驚いていました。確かに一見カワイイのですが、下の写真のように樹皮を剥いでしまうなどいろいろな問題を抱えている外来生物なのです。
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 エサの少ない冬場はこうして樹皮剥ぎをしてしまうので困りもんです。また、地域によっては日本在来のニホンリスに影響を与えていたり、コゲラやシジュウカラといった鳥類の巣を荒らしたり、さらには電線や電話線をかじるといった被害もあるそうです。そんなことから、外来生物法では特定外来生物に指定されています。
by shingo-ayumi | 2015-02-11 21:28 | 外来種 | Comments(0)