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水辺の自然を中心としたブログです。夫婦でやっています。


by 佐野真吾、歩海

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カテゴリ:水生昆虫いろいろ( 35 )

キタコマルガムシ

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〈キタコマルガムシ Crenitis hokkaidensis (Nakane,1966), 岩手県〉
 流水性の小さなガムシの1種です。
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 最初、雄交尾器を確認した時、過去の文献とてらし合わせたもののコマルガムシでもないし、キタコマルガムシでもないし、アサヒナコマルガムシにも似ているし何なんだ??と疑問に思いましたが、コマルガムシ属の研究をしているM先生に伺ったところ、キタコマルガムシだとおしえていただきました。現在分類の再検討がおこなわれている最中だそうです。
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 生息地は標高の高い産地の源流域で、沢の周りにできた湧水が僅かに流れ込む水溜りで見られました。
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〈生息地の様子,岩手県〉
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 ちなみに当地は、大雨の後、水溜りがなくなってしまい、それ以降は、まとまって採れる場所がなくなってしまいました。


by shingo-ayumi | 2018-10-11 21:59 | 水生昆虫いろいろ | Comments(0)

トゲバゴマフガムシ

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〈トゲバゴマフガムシ Berosus lewisius SHARP,1873, 神奈川県〉
 本日、職場近くの水溜りで見つけました。あらゆる水辺で見られるいわゆる普通種ですが、より開放的な水辺に多い傾向があると思います。これはゴマフガムシの仲間の特徴ですが、触ったり刺激を与えると「キューキュー」と鳴きます。
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 飛翔性が高く、多様な水辺に入って来ますが、平地の水田や休耕田、湿地などで多産する様子をよく見かけます。本日見つけた場所は、ここ最近の雨で一時的に水が溜まったようなところでした。どこかから飛んできたのでしょう。
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 お腹に空気を貯めるトゲバゴマフガムシ
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 トゲバゴマフガムシは和名の通り(トゲバ=刺翅)、翅の下側にトゲ状の突起があります。ちなみに似ている種にニッポントゲバゴマフガムシというのがいますが、それは雄の交尾器で見分けられます。
 一時期、地元横浜・三浦にもニッポントゲバがいないかなぁと期待を込めて、かなり念入りに採集して交尾器をひたすらチェックしましたが、残念ながら見つかりませんでした。


by shingo-ayumi | 2018-10-03 22:53 | 水生昆虫いろいろ | Comments(0)

ホソゴマフガムシ

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〈ホソゴマフガムシ Berosus pulchellus MACLEAY,1825, 石垣島〉
 ゴマフガムシの仲間はゴマフガムシ亜属とトゲバゴマフガムシ亜属に別けられますが、本種はその中でもゴマフガムシ亜属に属します。また、ゴマフガムシ亜属の中では最小です。
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 このホソゴマフガムシですが、写真を撮るのにすごく苦戦しました。というのは、上の写真のように、すぐに頭を下げてうつむいたような姿勢なってしまうからです。しつこく撮影したのですが、結局疲れてきてこのくらいで妥協しました。
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 石垣島、西表島では池や田んぼで見られました。


by shingo-ayumi | 2018-06-22 00:34 | 水生昆虫いろいろ | Comments(0)

アカヒラタガムシ

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〈アカヒラタガムシ Helochares anchoralis SHARP,1890, 沖縄本島〉
 南西諸島に分布する6.5mm程のガムシです。6.5mmというと小さいようですが、小型種が多いガムシの中では大きい方だと思います。同属のルイスヒラタガムシやスジヒラタガムシ等とは大きさも色も形態も異なり、一目で同定可能な種だと思います。
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〈生息地の様子,野甫島〉
 アカヒラタガムシは、ある程度植物があるところで見られますが、上の写真のようにコンクリートの池に植物が垂れ下がっているようなところでも見られることがあります。南西諸島では比較的普通に見られる種です。


by shingo-ayumi | 2018-01-08 23:08 | 水生昆虫いろいろ | Comments(0)

ツマキレオオミズスマシ

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〈ツマキレオオミススマシ Dineutus australis , 伊平屋島〉
 最近ネタが不足しているので…笑、過去に撮った写真を投稿します。

 ツマキレオオミズスマシは国内では南西諸島に分布するミズスマシの1種です。
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〈ツマキレオオミズスマシ,波照間島〉
 大きさはだいたいオオミズスマシと同じくらいです。野外ではオオミズスマシと一緒にいることもありますが、オオミズスマシと違い黄色い縁取りはありません。
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〈与那国島〉
 本種は上の写真のように群れていることが多いと思います。もちろん単独で採れることもありますが、オオミズスマシに比べるとより群れやすく、群れになるとゆっくりクルクル回っているので、遠くからみても「あっ!ツマキレオオの群れだ!」と見当がつきます。
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〈古宇利島〉
 また、本種を観察していて面白いのは、驚かすと一斉に潜るのですが、上の写真のように水中でクルクル回りだすことがあります。

 ちなみに上の写真は沖縄本島の近くにある古宇利島で撮影したものなのですが、この場所は今では外来植物に覆い尽くされてダメになってしまいました。本種は近年減少が著しいとされています。



by shingo-ayumi | 2017-12-27 00:20 | 水生昆虫いろいろ | Comments(0)

オキナワマルチビガムシ

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〈オキナワマルチビガムシ Pelthydrus okinawanus NAKANE,1982, 沖縄県〉
 2017年春に沖縄本島で撮った写真です。体長3mm程の流水域に生息するガムシです。
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〈生息地での採集の様子〉
 上の写真は2010年に先輩と後輩と3人で採集に行った時の写真です。懐かしい~笑

 オキナワマルチビガムシは、流水域でも少し淀んでいる所に生えている植物の根際や落ち葉が溜まっているような所で見られます。
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 そして、あれから7年経って、久しぶりに本種を採りに行ったのですが、あれ?…「前採った所はどこだっけ??」と分からなくなってしまいました。しかたなくまだやったことのない場所で探していると、たくさん見つけることができました。よかったよかった!


by shingo-ayumi | 2017-12-14 21:48 | 水生昆虫いろいろ | Comments(0)

スジヒメガムシ

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〈スジヒメガムシ Hydrobius pauper SHARP,1884, 北海道〉
 去年撮影したスジヒメガムシです。名前に「ヒメガムシ」と付いていますが、普通のヒメガムシとは遠縁で、マルガムシなどに近い仲間です。
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 体長は7mm程で、ガムシの中では結構大きい方です。このくらいの大きさの水生昆虫は、個人的に写真が撮りやすいと思っているのですが、このスジヒメガムシときたら落ちつきがないわ、すぐ頭をうずめてしまうわでイライラさせます。結局辛抱できない僕は良い写真が撮れないまま妥協してしまいました…笑


by shingo-ayumi | 2017-12-01 22:41 | 水生昆虫いろいろ | Comments(0)

ニセコクロヒラタガムシ

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〈ニセコクロヒラタガムシ Chasmogenus orbus (WATANABE,1987) , 静岡県〉
 北海道から本州中部まで記録されているガムシの1種です。抽水植物が繁茂する池や湿地で見られます。
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 写真で撮ると薄っすら透けていて茶色っぽく見えるのですが、野外で採った時は黒っぽい印象があります。地元神奈川県でも出ないかなぁといつも意識しているのですが、まだ見つけられていません。


by shingo-ayumi | 2017-11-21 22:55 | 水生昆虫いろいろ | Comments(0)

マダラコガシラミズムシ

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〈マダラコガシラミズムシ Haliplus sharpi WEHNCKE,1880, 静岡県〉
 コガシラミズムシの仲間で、田んぼで多く見かける種類です。これまでは生態的知見が乏しい種とされていましたが、ここ10年程でずいぶん知られるようになりました。
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 個人的には、何かと縁のある水生昆虫で、情報不足(DD)に指定されている地元神奈川県内でもずいぶん新たな生息地を見つけました。
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〈マダラコガシラミズムシ幼虫,神奈川県〉
 ちなみにこれは幼虫です。幼虫はシャジクモ類に噛みついた状態でじっとしています。


by shingo-ayumi | 2017-08-28 23:55 | 水生昆虫いろいろ | Comments(0)

マルヒラタガムシ

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〈マルヒラタガムシ Enochrus subsignatus (HAROLD,1877) , 沖縄県〉
 国内では、本州から南西諸島に分布するヒラガタムシ属の1種です。水生植物が多い、池、沼、湿地、水田、休耕田などでみられます。南に行くほど多く、南西諸島では比較的普通に見られる印象があります。静岡県や三重県、和歌山県の海沿いなんかでも多く見られた記憶があります。関東以北では珍しく、見つけると嬉しい虫です☆
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 個人的には結構好きなガムシで、他種と比べてもかなり綺麗な種だなぁと思っています。他のヒラタガムシ属との違いも分かりやすく、鞘翅が薄く模様があり、かなり特徴的なガムシです。


by shingo-ayumi | 2017-05-13 23:51 | 水生昆虫いろいろ | Comments(0)