水辺の自然を中心としたブログです。夫婦でやっています。


by 佐野真吾、歩海

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カテゴリ:旅( 56 )

伊豆大島の旅

 このブログではお馴染みの山田陽治さんと二人で伊豆大島を旅してきました。
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 初日は、川や沢など淡水域を探していろいろまわりました。伊豆大島は火山の島だけあって、水が溜まりにくく、沢も雨が降った後に一瞬だけ水が流れるだけで、すぐに染み込んでしまいます。そのため、ほとんどの沢は水がありません。
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 しかし、稀に岩盤の沢があり、岩盤上に水が溜まっています。
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 そこでは水生昆虫が見られました。
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〈ヤブヤンマ幼虫〉
 ヤブヤンマのヤゴがたくさんいました。生まれたての小さい幼虫から終齢幼虫まで見られました。また羽化して間もない成虫も目撃しました。
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〈オオシオカラトンボ幼虫〉
 オオシオカラトンボは幼虫だけで、成虫は見られませんでした。
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〈カトリヤンマ〉
 伊豆大島では初記録か!?と期待したのですが、すでに記録がありました。見つけた時はとにかくすぐに採集しなくてはと思ったのですが、のんびりホバリングしている様子を見て「これは撮影も採集もイケるんじゃないか??」と思い、撮影をした後に採集しました。まぁこういう欲張りは虻蜂取らずになることもあるので極力避けたいところですよね…
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 水溜りを覗き込む山田さん。何がいるのでしょうか?
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 いた!ゲンゴロウだ!
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 ゲンゴロウの正体はエゾヒメゲンゴロウです。今回見たかった生き物の一つです。

 伊豆諸島では、他に八丈島でも記録されています。
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〈エゾヒメゲンゴロウ〉
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〈エゾヒメゲンゴロウ幼虫〉
 今回の旅で一番みたかったエゾヒメゲンゴロウを序盤で見つけることができました。

 ゆっくり撮影もして心に余裕ができたので、次は島を一周しながら他の水辺や良さげな林道を探してみることにしました。
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〈ホシホウジャク〉
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〈ウラナミシジミ〉
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 島のほとんどの沢は登っても下っても水がありませんでした。

 上の写真は滝です。ある沢の河口からずっと登って行った所にありました。かなり高さがありました。しかし残念ながら水はありませんでした。
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 ようやく見つけた水溜りでこんな生き物を見つけました。
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〈モリアオガエル〉
 国内外来種のモリアオガエルです。

 モリアオガエルは、よくいろいろな所に放流されて問題になっていますが、まさかこんなところにまで入っているとは思いませんでした。
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 モリアオガエルを撮影する山田さん
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 海も少し見てきました。

 ここはトウシキという海岸で、有名なシュノーケリングスポットだそうです。この時期はさすがに誰もいませんでしたがかまわず二人でエントリーしました!
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 沖の方は荒れていたので、手前の穏やかな場所で泳ぎました。
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 透明度はかなり高く、魚もたくさん見られたのですが、さすがに10月の曇り日の海は寒かったです!

 山田さんはウェットスーツを着ていましたが、僕は海パンのみだったので30分くらいで限界を迎えました…。
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 さて、夜は山田さんの要望もあり、毎晩、赤マムシを探して林道をまわりました。
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 ヒキガエルは見つかりましたが、残念ながら赤マムシは見ることができませんでした。
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 最終日は、岡田港周辺と元町港から南にかけての林道を散策しました。
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 岡田港周辺
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 ここは岡田港から徒歩5分くらいの所にある八幡神社です。
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源頼朝の祖父にあたる源為朝が保元の乱で敗れ、島流しになった際、ゆかりのあった神社だそうです。
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 赤マムシには出会えなかったけれど!アオダイショウの幼蛇と戯れる山田さん
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〈キョン〉
 キョンとは、中国や台湾に生息する小型のシカの一種です。伊豆大島では、1970年代に台風被害で動物園の柵が壊れて、そこから逃げ出した個体が野生化したとされています。現在は、農作物や希少植物への被害から特定外来生物に指定され、罠を用いた駆除がおこなわれていますが根絶には至らず、今回の旅でもいたるところで見かけました。
 ちなみに上の写真は、罠にかかった個体です。近づくとピーと鳴きながら暴れ回っていました。鳴き声を聞くとかわいそうになってしまいますが心を鬼にしてそのままにしてきました。ちなみに、大島では、他にも外来種のタイワンザルやタイワンリスを多く見かけました。
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 というわけで、3日間の旅をしてきました。


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by shingo-ayumi | 2018-10-18 02:21 | | Comments(0)

中部地方の旅(2018年9月)

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 先日、中部地方を旅してきました。
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〈ヤマカガシ〉
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 池にはイモリがたくさんいました。
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〈ゲンゴロウ〉
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〈クロダハゼ〉
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〈ヒメドジョウ〉
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 初日は夜までいろいろ回って、適当に車中泊し、朝は池で写真を撮りました。
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〈アキアカネ〉
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〈キトンボ〉
 この日は、キトンボの産卵を撮影するのが目的でした。
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 連結したキトンボが湿地にやってきました。
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 少し曇っていましたが、個体数はそれなりに多くゆっくり観察することができました。
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〈ムネアカセンチコガネ〉
 7月下旬から9月中旬くらいまでは忙しない毎日だったので、そろそろ生き物生活に戻していこうと思っています。


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by shingo-ayumi | 2018-09-29 22:17 | | Comments(0)

西表島の旅(2018年6月)

 さて、新城島を後にした私たちは、夕方5時頃に西表島に到着しました。
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 夜は林道巡りをする予定だったので、日が暮れるまで周辺をフラフラしました。
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〈ヤエヤマセマルハコガメ〉
 林道にヤエヤマセマルハコガメが歩いていたので写真を撮りました。
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 一度スーパーで買い出しをし、日が暮れたくらいに再び林道へ戻りました。
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〈ヒメアマガエル〉
 夜の林道ではたくさんの生き物たちと出会うことができます。
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〈タイワンサソリモドキ〉
 地元の活動仲間である山田さんはサソリモドキが大好きで、いつも採って来てと言うのですが、僕はこの手の生き物は苦手で(主にクモが苦手)、毎度「いなかった!」と嘘をついています!笑 夜の林道ではたいてい見られます!
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〈タイワンセスジゲンゴロウ〉
 林道に溜まった水溜りにはゲンゴロウの仲間も見られました。
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〈リュウキュウオオイチモンジシマゲンゴロウ〉
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〈リュウキュウセスジゲンゴロウ〉
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〈コガタハナサキガエル〉
 近年、特別希少野生動植物種に指定されました。
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〈ミナミオカガニ〉
 ロードキルにあい潰れたカエルを食べていました。
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〈ヤシガニ〉
 今回の旅では比較的多く出会いました。
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 朝から田んぼにいきました。
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〈タイワンヤツボシハンミョウ〉
 一見きれいな色をしたハンミョウですが、こいつは外来種なのです。西表島は在来種の宝庫だと思われている人もいますが、意外にも様々な分野で外来種の問題があるのです。
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〈アカスジベッコウトンボ〉
 本種もここ10年くらいの間に見られるようになったトンボです。昔、台湾に行った時に初めて見て感激した記憶がありますが、その直後に西表島や石垣島でも見られるようになり驚きました。本種は外来種ではなく、自然にやってきた種です。
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 移動の途中、車が3台くらい路上で渋滞していたので、なんだろうと思ってみてみると、路上をセマルハコガメが横断している最中でした。
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 林道にやってきました。
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 このように林道に水溜りが出来ていますが、このうような溜まりは、意外にも生きものたちの生活の場になっていることが多いのです。
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 オタマジャクシがいっぱい!
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 ここにもセマルハコガメがいました。今回の旅は、これまでになく何度もセマルハコガメと出会いました。
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〈カンムリワシ〉

 カンムリワシはカエル等を食べているのを見かけます。
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  林道にて
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〈クロアゲハ〉
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〈サキシマキノボリトカゲ〉
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〈コナカハグロトンボ〉
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〈ホソアカトンボ〉
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〈オオハラビロトンボ〉
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〈リュウキュウカトリヤンマ〉
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〈ウエノチビケシゲンゴロウ〉
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〈オオゴマダラ〉
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〈サキシマカナヘビ〉
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 川にも行きました。
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 今回は、リュウキュウイノシシに何度も会いました。基本的には小さいので、威嚇しつつも向こうが離れていくのですが、一回は、群れでなかなか大きな個体が1頭いて、むかってくるんじゃないか!?というくらい威嚇されました。唸りながら近づいてきたので、「ストップ!!」と叫びながら手を前に出すと止まりました!そしてそのままお互い睨み合いが続きましたが、こちらが一歩踏み出すと、少しビビった様子が見てとれたので、「どけぇっ!!」と怒鳴ると林道からそれて山の方に去っていきました。
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〈コナカハグロトンボ〉
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〈ヒメホソサナエ〉
 それにしても今回、トンボが少なかったことが気になりました。この時期だと、本来なら上空にはイリオモテミナミヤンマが飛んでいて、川の上にはヒナヤマトンボなんかが見られるはずなのに、とにかく少なく、西表のトンボはどうなってしまったんだ!?と心配になりました。
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〈アトホシヒラタマメゲンゴロウ〉

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〈ナンヨウボウズハゼ〉
 一人川の中を歩き回り、お昼は川辺の岩に腰掛け、足を川の中に浸しながら弁当を食べたのですが、なにやら足元でチョコマカと動き回っている魚が!ナンヨウボウズハゼです!網で掬おうとするとなかなか素早いのですが、こちらがボーっとしていると自ら足にくっついてきて、しきりにモグモグと口を動かしています。足の角質を取ってくれたのかな?笑 
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 夕日の様子
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星がきれいでした☆
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〈サキシマハブ〉
 サキシマハブがサキシマヌマガエルを飲む写真や動画を撮りました。

 上の写真のハブは、まだ幼蛇で小さいですね。こういう場合、一度噛みついて毒で殺した後にゆっくり飲む様子が観察できました。こんな体格差があるエサを飲みこむのは無理なんじゃないか?と観察していましたが、しっかり飲みこみました!さすが、ヘビってすごいな~☆
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 最終日の夜、この日は最後の林道回りをしようと思い、7時くらいにはご飯を食べてしまおうと店に入ると、突然「サノシン!!」と声をかけられました。そこには若い兄ちゃんが立っていて、一瞬「誰や?」と思いましたが、彼は、地元ふるさと侍従川に親しむ会のAくんでした。なんでも半年前に西表に移住したとか!というわけで、林道巡りはやめて偶然再会した同郷の仲間と飲みながら語り合い、最終日を飾ったのでした。


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by shingo-ayumi | 2018-06-18 03:03 | | Comments(2)

新城島の旅(2018年6月)

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 さて、今回の旅の目的である新城島に出発しました。

 新城島は上地島と下地島の2島からなることから「パナリ島(離れ島の意)」とも呼ばれています。
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〈上地島の港〉
 これまで、八重山諸島の有人島は、すべてタモ網を持って旅をしてきましたが、この新城島だけは行ったことがありませんでした。それはなぜかというと、新城島は非常に信仰の深い島で、「アカマタ・クロマタ」という祭があることを知っていたからです。

 祭は「秘祭」とされ、祭事中は一切部外者の入島が禁止され、関係者ですら撮影、録音、スケッチ等が禁止されます。さらに祭事の中で行われる特別な儀式には、島の中でも特別な人しか参加できないそうです。そんな秘祭に興味を持ち、覗こうとしようものなら生きて島から出られないというような嘘か本当か分からない噂がネットの各所に飛び回っているのです。
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 私の場合、普段からあやしいと言われるのに、タモ網やらカメラやら胴長やら持って闊歩していれば、どんなことになるか想像がつきません。しかし、そんな島だからこそ、そそられるところもあり、いつかは絶対に行きたい!と、夢を膨らませ続けて来ました。
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〈上池島の港,正面に見えているのは西表島〉
 というわけで、今回思い切って島の方にコンタクトを取り、水生昆虫を採りたいということを伝えると、本来シュノーケリングツアーしかやっていないところを、特別に付き添いのもと島内で虫とりをさせていただくことができたのでした。
 しかし、電話に出られた方は、優しい口調ではあるものの「この島は神の島だから!入っちゃいけない所や撮影してはいけない所もたくさんあるから、当日おしえるね!」とはっきり言われました。「神の島だから…」という言葉が強く印象に残りました。
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 さて、当日、一度石垣島から西表島に渡り、そこで今回お世話をしてくださるMさんと初めてお会いしました。そして、そこからMさんの船に乗せていただき、まずは上地島に向かいました。
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〈上地島の集落〉
 上陸すると、Mさんのお宅で麦茶をご馳走になり、島の歴史や島での注意についての話を伺いました。
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 かつては、祭事に関係なく部外者がカメラを持って集落を歩くなんてことは持っての他だったそうです。私たちが集落内でカメラを持っていられるのはMさんと一緒だからです。「それでももし、あたなたちがお宮に入ったり、写真を撮ったりしたら、私も責任を問われてただでは済まない!本当だよ!私だってボコボコにされるよ!そしてあなたたちは掘った穴に埋められる!笑」。Mさんは笑いながら言っていましたが、この島の人たちにはそれだけ大切なものがあり、それを守ろうとする気持ちがとても強く、その重さが伝わってきました。
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 午前中、私と妻は島内に水生昆虫がいるところはないか、Mさんの案内で散策しました。そして生き物を探しながらいろいろな話を聞かせていただきました。
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 ここは「タカニク(火番盛)」と言って、かつて狼煙をあげる場所だったそうです。少し高台になっています。

 もちろん中には入れませんし、写真も撮れませんが、お宮も見せてくださいました。
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 祭事の時期になると全国に散らばった島の関係者が集結するそうです。祭事は新城島にはなくてはならないもので、皆、祭事を生きがいに生きていると言っても過言ではないとMさんは言っていました。
 詳しいことはブログに書きませんが、祭事についてもいろいろな話をしてくださいました。Mさんにとって祭事は命のように大切なもので、島外者の私に対して、伝えるべきこと、伝えたいこと、伝えてはいけないことをしっかり判断し、核心には一切触れることなく話しているように感じました。
 
 もっとも私は民俗学者ではないので、歩をわきまえ、安易な興味でいろいろ聞くのは失礼かなと思い、祭事に付いて探るような質問はしないようにしました。とは言え、私もMさんが話してくれたことを話して良いものなのか自分では判断ができないので、とにかく新城島にとって祭事とは本当に本当に大切なものなのだということだけこの場で書かせていただきたいと思います。

 私もこの島に行きつくまでに島のことをたくさん調べてきましたが、ネットを見るとブラックな噂がたくさん書かれています。それは真実もあれば嘘もあるし、結局分からなかったこともたくさんありますが、部外者には計り知れない島の精神があることは確かだと思いました。
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 Mさんが撮ってくださいました。
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〈アオムネスジタマムシ〉
 さて、自分の本分に戻り、生き物を探して島内を散策すると、オオゴマダラやスジグロカバマダラなどのチョウ類やキシノウエトカゲ等の爬虫類を多く見かけました。ハブはいないけれど、スジオはいるそうです。また、水辺がないのにカエルもいるんだよなぁ~とMさんは言っていました。
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 上地島の北側は岩場になっていました。

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〈下地島〉
 さて、お昼を食べて午後は、船に乗り下地島に移動しました。
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〈下地島の港〉
 午後、私は一人で島内散策、妻はシュノーケリングをしました。上地島に比べて下地島は、信仰的に入ってはいけない所などがないのでしょうか…。 

 Mさんには牧場の管理者が一人いるけど、島に入るなって怒られたりしないから、いたら声をかけてみなと言われました。
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 こうして、一人で散策を始めました。それにしても下地島は、上地島と違って日陰がほとんどなく炎天下でしんどい散策でした。しかし、水辺もいくつかあり、今回の調査の成果もありました。それについては、別の場で!
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〈アオムネスジタマムシ〉
 アオムネスジタマムシは下地島にもいました。
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 下地島はパナリ牧場という広大な牧場が大半を占めています。かつては、北部に集落があったそうですが、1960年代に廃村になったそうです。
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〈クロマダラソテツシジミ〉
 道端にたくさんのクロマダラソテツシジミが集まっているのを見つけました。
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 何かの糞に集まっているようでした。
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というわけで、16時半頃に港で拾ってもらい西表島に戻りました。

 今回お世話をしてくださったMさんとその息子さんには大変お世話になりました。普段はきれいで爽やかな新城島。しかし、島の魂である祭事は、時に厳しく、時に美しく神聖であり、新城という島の根っこであることがよく分かりました。


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by shingo-ayumi | 2018-06-13 02:24 | | Comments(0)

石垣島の旅(2018年6月)

 2018年6月初旬、八重山諸島の石垣島・新城島・西表島を旅してきました。今回の旅の一番の目的は、新城島での水生昆虫調査だったのですが、その前後に石垣島と西表島でも生き物を観察してきました。
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 初日、新城島に渡るのは翌日からだったので、この日は、すでに仕事で先に石垣島に滞在している妻を迎えに行くまでの間、各所を散策してきました。石垣には、学生時代からよく遊びに来ていましたが、最近はすっかりご無沙汰でかれこれ4年ぶりでした。
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〈ツマグロゼミ〉
 レンタカーを借りてはしっているとツマグロゼミがたくさん鳴いていました。
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 車をはしらせていると、ソテツにたくさんの蝶が集まっているのに気が付き停車しました。このチョウはクロマダラソテツシジミです。
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〈クロマダラソテツシジミ〉
 以前、地元の三浦半島でも発生して話題になりました。
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 このようにソテツの葉に卵を産んで、幼虫はこの固い葉をものともせずに食い荒らします。
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 さて、森の中を流れる沢にやってきました。
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〈ナナホシキンカメムシ〉
 沢沿いに生えている木に無数のナナホシキンカメムシが集まっていました。
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〈コナカハグロトンボ〉
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〈サガリバナ〉
 源流の奥深くに進んでいくとサガリバナが水面に浮いていました。夜に咲いて朝には落ちてしまうことから、「一夜しか咲かない幻の花」と言われることもあります。
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 この場所に来た目的は、あるゲンゴロウを探すことでした。
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〈リュウキュウオオイチモンジシマゲンゴロウ〉
 それがコイツです。本種は八重山において、西表島では比較的各所で見られるのですが、石垣島では分布が限られています。
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 目的を達成したので、妻との待ち合わせまで適当にフラフラと各所を回りました。上の写真はアンパルの干潟です。
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 マングローブが美しいですね☆
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 ヤエヤマヒルギの胎生種子
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 さらに移動して、田んぼにやって来ました。八重山では、この時期稲刈りシーズンで、稲刈り中の所やすでに稲刈りが終わっている所も見られました。いずれも田んぼに水がない所が多く、水生昆虫的にはあまり期待ができません。
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 ちなみにこの田んぼは、私が初めて石垣島に来た時(2005年)に採集をおこなった場所です。当時はコガタノゲンゴロウやトビイロゲンゴロウがたくさん採れたのですが、それ以後はあまり採れなくなり、2010年以降はまったく採れなくなってしまいました。でもとりあえず思い出の場所なので、写真だけ撮って来ました。
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〈ヒメフチトリゲンゴロウ幼虫〉
 その後、各地をいろいろ回って生き物を観察し、夕方妻と合流しました。
 
 その日は、妻が石垣に滞在中にお世話になったGご夫妻に食事に誘っていただき楽しい夜を過ごしました☆


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by shingo-ayumi | 2018-06-11 23:43 | | Comments(0)

福岡・山口の旅(2017年10月)

 少し前の話になりますが、仕事で福岡県に行ってきました。そしてそのついでに山口県まで足を伸ばし写真家のTさんにもお世話になりました。
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 写真は小倉にある水環境館です。
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 水環境館は地下にあり、すぐ横を流れる紫川の水中が観察できる仕組みになっています。なんて画期的な展示なんだ!と感激しました。
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 ちなみに小倉駅の花壇でマツムシが鳴いていました。こんな都会で、しかも僅かな土しかない花壇によくいるなぁと驚かされました。
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〈シマヒレヨシノボリ〉
 仕事は調査だったのですが、調査地でないところでも少し網を入れさせていただき生きものを採りました。
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〈ミズカマキリ〉
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〈コガタノゲンゴロウ〉
 コガタノゲンゴロウはここ数年で本当に普通種になりました。ウシガエルやザリガニがいる池でも採れます。
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左:タイワンウチワヤンマ,上:タベサナエ,下:キイロサナエ,右:オオヤマトンボ
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 一緒に行った上司のYさんが、工事現場にある黒い岩を見て言いました。

 こういう所って化石がいっぱい出るんだよねぇ~

 なんて言っていると早速↓
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 種類は分かりませんが、貝の化石が見つかりました。
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 しかもたくさん!!

 ちなみにこの時、九州には台風が接近していて、帰りはなんとか飛行機に乗れたものの羽田空港で終電をむかえ、国際線ターミナルの椅子で寝ました。こんな時、どんな場所でも熟睡できる繊細さのかけらもない僕は便利だなぁと思います 笑


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by shingo-ayumi | 2017-11-11 22:32 | | Comments(0)

城ケ島の旅(2017年10月)

 旅というにはあまりに近場なのですが、先日あるトンボを探しに三浦半島の城ケ島に行ってきました。
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〈城ケ島の風景〉
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 天気が良く気温も高く夏のような1日でした。
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 もう10月だというのにキリギリスがたくさん鳴いていました。
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〈キリギリス〉
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〈マツムシ〉
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 茂みの中に入って鳴く虫を探していると、アシナガバチの巣を見つけました。危ない危ない!危うく踏み付けるところでした。
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 この日の目的はトンボでした。網を持って出陣です!
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〈ウスバキトンボ〉
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〈アキアカネ〉
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 豪快に空振りする歩海さん!笑
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〈ギンヤンマ〉
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 この日は、結局目的のトンボを見つけることができませんでした。今日から天候は一変して寒くなりましたが、トンボの時期が終わってしまわないことを祈るばかりです。

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by shingo-ayumi | 2017-10-13 22:53 | | Comments(0)

茨城の旅(2017年10月)

 生きもの仲間のウチダくんとクシイくんを訪ねて茨城大学に行ってきました。そして、いろいろフィールドも案内してもらいました。
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〈この日の成果〉
 ウチダくんは、淡水魚の調査で、池・川・水路をかなり広く回っているようで、タナゴ類や外来種、水生昆虫に至るまでかなり把握しているようで驚きました。やるなぁ~

 というわけで、今回は水生昆虫から外来魚から霞ケ浦のタナゴの現状まで、いろいろ見学させてもらいました。
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 また、突然の訪問にも関わらず快く対応してくださった茨城大の先生方、研究室の学生さん方、本当にありがとうございました。


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by shingo-ayumi | 2017-10-07 00:24 | | Comments(0)

伊豆半島の旅(2017年10月)

 歩海奥さんの希望で、伊豆半島に海水魚を探しに行ってきました。
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〈南伊豆町子浦〉
 初日、美しい夕日を眺めながら車中泊をする場所を探しました。
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 夕方、スズムシやマツムシのこえが聞こえてすかり秋らしい感じでした。
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〈クツワムシ〉
 海岸沿いに窓を開けたまま車を走らせていると、何キロもずーっとクツワムシの鳴きごえが鳴りやみません。そこで、車を停めて探してみるとすぐに見つかりました。こちらではたくさんいるんですね☆
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 この日は、月が良く出ていて、とても明るい夜でした。
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 この日は、南伊豆で車中泊することにしました。風が強く海は若干荒れている様子でしたが、海沿いのひらけた場所に車を停めてドアを開けると、あたり一面鳴く虫の大合唱が!
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〈スズムシ〉
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〈マツムシ〉
 この場所で最もたくさんこえが聞こえたのはマツムシでした。
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〈イソカネタタキ〉
 やたらと車の中に入って来て、車内で鳴いていました。
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〈クサキリ〉
 クサキリが羽化していました。

 こうして、スズムシやマツムシが大合唱する中で車中泊をしました。なんて贅沢なのでしょう☆
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 翌日、南伊豆は海が荒れていたので、西伊豆に行くことにしました。
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〈ミツボシクロスズメダイ〉
 サンゴの周りにいるカワイイ魚です。
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 スズメダイ、チョウチョウウオの仲間を中心に死滅回遊魚がいろいろ採ることができました。やはり地元の三浦半島とは比べものにならないくらい南の魚が多く、とても楽しかったです。


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by shingo-ayumi | 2017-10-05 22:47 | | Comments(0)

岩手県中部の旅(2017年8月~9月)

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 8月から9月にかけて岩手県中部の各所を回ってきました。
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 峠を登る途中にヒキガエルと出会いました。このままだとひかれてしまうので森に帰してあげました。
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 標高が上がると、クジャクチョウが増えてきました。
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 美しい翅です!
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 山の上
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 もうすでに成熟しているアキアカネがいました。これから山を下りるのでしょうか。
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 アカタテハ
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 クジャクチョウ
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 下山してハナヒョウタンボクを撮影しました。実が赤くなりかけていました。
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 スジクワガタ
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 チャイロスズメバチがたくさんいました。
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 翌日は小雨が降る中、朝から登山をし、アオモリトドマツことオオシラビソを探しに行きました。
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 道中さまざまなキノコを見つけました。カワイイですね☆
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 結構歩いて、標高1300m程の所でようやくオオシラビソを見つけました。
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 9月1日、この日は晴れましたが気温は15度と低く登山には良いでした。この日は、イチイの巨木を探しに行きました。
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 イチイの巨木と記念撮影
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 ブナ林でオニクワガタと出会いました。
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 この日はさらに移動して早池峰山に登りました。
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 まだ若々しいアキアカネがたくさんいました。
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 アキアカネ
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 この日は14時半頃下山して、ふもとの川や林道で遊びました。
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 オニヤンマ
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 最終日は、この時期撮影しておきたかったクワガタを探しにいきました。ちなみに上の写真はミヤマクワガタのメスで目当てのクワガタではありません。
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 いた!!
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 ヒメオオクワガタ
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 2年前にたくさんいる場所を見つけたので、今年もいるかなぁと思い行ってみるとやはりいました!
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 ヒメオオクワガタのメス


 というわけで夏最後の旅をしてきました。


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by shingo-ayumi | 2017-09-06 00:17 | | Comments(0)