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水辺の自然を中心としたブログです。夫婦でやっています。


by 佐野真吾、歩海

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カテゴリ:旅( 67 )

カンボジアの旅(2020年2月)~その3~

 トッケイゲッコウのお寺にはしばらく滞在した後、我ら一行は次なるポイントへ移動した。
カンボジアの旅(2020年2月)~その3~_b0348205_21170768.jpg
〈一行の記念写真〉
 次の場所もまた山裾の村だが、そこに行くにはとにかく道が悪く時間がかかる。本来道が良ければ1時間くらいの距離だと思われるが、舌を噛みそうな未舗装のデコボコ道をひたすら走らなければならない。 
カンボジアの旅(2020年2月)~その3~_b0348205_21112404.jpg
 目的地の村に着くと、偶然にも前回森を案内してくれたオジサンに出くわした。オジサンは私たちのことを覚えていてくれた。 

 この森には、何本もの作業用の?細い道が通っているのだが、とにかく入りくんでいて、私たちだけで森を抜けることは不可能に近い。
カンボジアの旅(2020年2月)~その3~_b0348205_21171336.jpg
 というわけで、今回もオジサンに案内をお願いして、森の中を流れる川に向かった。オジサンは独特な形をした登鎌で藪漕ぎをしながら進んでいく。そして私たちはそれに必死になってついて行った。
カンボジアの旅(2020年2月)~その3~_b0348205_21112002.jpg
 目的地の川は、この時期水量が著しく少なくなっており、半分干上がった状態となっている。そのため、流れは止まり、谷沿いにはいくつもの池が形成されている。そこに水生昆虫は溜まっているのだ。谷沿いの池を順番にせめて、タイワンタガメやゲンゴロウ類を確認した。しかし、前回に比べていまいち少ない。なぜだろう? 

 ちなみに川沿いの森では伐採が始まっていた。この森もこれから裸になっていくのだろうか。今後が心配である。
カンボジアの旅(2020年2月)~その3~_b0348205_21172393.jpg
 さて、この日、カルベさんは一足早く帰国するため、私たちはプノンペンに戻ってきた。チャントゥーさんが、日本人に人気のお風呂とマッサージがあると紹介してくれた。

カルベさん「あ!マッサージは普通のスポーツマッサージ?あっち系じゃないよね?」
チャントゥーさん「大丈夫ですよ!笑」

 東南アジアのマッサージ店は、風俗的な店も混ざっているから気をつけろよ!と以前カルベさんに教わった。カンボジアでも実際にそういう店はたくさんあるという。


 私たち4人はチャントゥーさんオススメのお店に入店した。一見銭湯のような感じだが、カンボジアでは銭湯に裸で入らず、海水パンツをはいて入るそうだ。そんなことは知らない私とカルベさんが勢いよく全裸になると、スタッフのお兄さんが急いでパンツを持ってきた。シャワーを浴びたあと、大きな湯舟にみんなで浸かった。ヤシの実ジュースやレモンジュースが飲み放題でサウナまである。漫画「テルマエロマエ」に出てきそうな光景だ。まさかカンボジアに来て足を伸ばせる風呂に入れるとは!


 しばらく湯舟に入った後、呼ばれたので2階に移動し、私とカルベさんは個室に通された。日本でもマッサージなんてやったことないのに、カンボジアでマッサージを受けることになるとは…笑


 しばらくするとドアがノックされ、部屋の窓からヒョコっと人が覗いてきた。女性だ!「なにっ!?」と、緊張したが、ドアが開いた瞬間その緊張は違う意味の緊張に変わった。プロレスラーのように体格の良い2人の女性が入ってきて私たちはギョッとなった。

 マッサージが始まり、すぐ横ではカルベさんが技をキメられ唸っている。まじか…

 私たちは1時間たっぷりシバかれたのであった…。

カンボジアの旅(2020年2月)~その3~_b0348205_21113462.jpg
 この夜はカルベさんが最終日ということもあり、飛行機の時間まで4人で飲み会をした。飲み会の席で一番驚いたのは、運転手さんが元サッカーカンボジア代表選手だったということだ。コーチのライセンスを取得して、コーチをやる一方で運転手もしているという。お寺で子どもたちとサッカーをしているのがやけに様になっていたわけだ。こうして、楽しくお酒を飲み、深夜の便でボスは帰国していった。
カンボジアの旅(2020年2月)~その3~_b0348205_23211353.jpg
 さて、翌日、私たちはプノンペンから1時間程にある大きな湿地帯に向かった。ここは運転手さんの故郷の近くで、タガメやゲンゴロウをライトトラップで採っているらしい。
カンボジアの旅(2020年2月)~その3~_b0348205_23212096.jpg
 湿地の周りには家が形成されている。トンレサップ湖の水上生活程ではないが、ここもまた独特で美しい風景だ。ここでは、ヒメフチトリゲンゴロウやコガタノゲンゴロウは採れたが、他はイマイチだった。
カンボジアの旅(2020年2月)~その3~_b0348205_21110939.jpg
カンボジアの旅(2020年2月)~その3~_b0348205_23212503.jpg
 ベタの仲間はいろいろ見られた。
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 その後、ここからさらに1時間程移動して水田地帯と池に向かった。
カンボジアの旅(2020年2月)~その3~_b0348205_21111697.jpg
 途中、小さな町の食堂で死んだように寝ていた犬

 目的地に着くと、池は干上がっていたが、近くにもう一つ小さな池があったので網を入れてみると、C.siamensisがたくさん採れた。
カンボジアの旅(2020年2月)~その3~_b0348205_23213651.jpg
 C.siamensisはこれまでも少しずつ採れていたが、まとまっているところは初めてだった。

 私が採集をしていると、農家のオジサンが付いて来て、池の縁を指さしながらやたらと指示を出してくる。内心うるせぇなぁと思いながら、オジサンが指さす方に網を入れてガサガサを繰り返した。


 さて、採集を終えて、この時点で15時くらいだった。私も本日帰国しなければならない。田んぼで荷物を整理し荷造りをした。すると、カルベさんの忘れ物だと思われる泥の付いたジャージが発掘された。チャントゥーさんが「これどうします?」と聞いてきたので、「う~ん…捨ててしまっていいんじゃないですかね…」と答えると、「捨てるなら…」といって、私に付いて来ていた農家のオジサンにあげてしまった。こんな泥の付いたジャージを貰っても嬉しくないだろうと思ったが、オジサンは大変嬉しそうにしていた。
カンボジアの旅(2020年2月)~その3~_b0348205_23214128.jpg
 こうして、私たちはプノンペンに戻り、飛行機の時間まで3人で飲み、深夜の便で帰国したのである。まさか日本が大変なことになっているとも知らずに…


 さて、帰国した私を待っていたのは変わり果てた日本の姿だった。実家では、マスクとゴム手袋で完全防備した母と祖母に除菌スプレーをぶっかけられ、職場では「この時期にその黒さはヤバイ!」と罵られ、ようやく家に帰ったかと思えば子どもに忘れられ泣かれる始末。

 たった1週間くらいで日本は大きく変わってしまったようだ。コロナの影響で多くの行事が中止になっている。できることならすぐにでもカンボジアに帰りたい…思わずそう思ってしまった今日この頃である。

おわり


by shingo-ayumi | 2020-03-05 21:54 | | Comments(2)

カンボジアの旅(2020年2月)~その2~

カンボジアの旅(2020年2月)~その2~_b0348205_01080902.jpg
 カンボジアの旅の続編である。

 体調を崩したカルベさんをホテルに残し、私たち一行は山地が広がる地域に向かった。カルベさんのことは心配だったが、合理的で目的は絶対成し遂げる「現代版織田信長」のような人であるカルベさん(勝手にそう思っている)ならきっと、「心配するヒマがあったら佐野くん一人でも行ってこい!」と怒るだろう。心配そうにしているチャントゥーさんにもそう伝えた。
カンボジアの旅(2020年2月)~その2~_b0348205_22543114.jpg
 目的地にはホテルから2時間程で到着した。ここは去年の4月にも来た場所である。 
カンボジアの旅(2020年2月)~その2~_b0348205_01015031.jpg
山の方に登っていくと、伐採されていない森が残っており、美しい渓流がある。
カンボジアの旅(2020年2月)~その2~_b0348205_23050816.jpg
〈キノボリトカゲの一種〉
カンボジアの旅(2020年2月)~その2~_b0348205_23051884.jpg
〈キシタアゲハ〉
 森のギャップでキシタアゲハが死んでいた。
カンボジアの旅(2020年2月)~その2~_b0348205_01015531.jpg
 年はこの森に2日間留まった。去年は4月であったため、トンボやハンミョウ、その他の昆虫が多く見られたが、今回はそれほど多くない。やはり2月はオフシーズンなのだろう。
カンボジアの旅(2020年2月)~その2~_b0348205_23155764.jpg
Sandracottus mixtus
 川の縁の水たまりにはSandracottus mixtusが多産していた。本種は黄色い美しい模様を持った中型のゲンゴロウである。
カンボジアの旅(2020年2月)~その2~_b0348205_23160303.jpg
〈インドシナオオタイコウチ〉
 落ち葉が堆積した水たまりにはインドシナオオタイコウチがいた。今まで東南アジアの各国で見てきたが、カンボジアで見るのは今回が初めてだ。
カンボジアの旅(2020年2月)~その2~_b0348205_23160783.jpg
 インドシナオオタイコウチ。手の上にのせるとその大きさがよく分かる。
カンボジアの旅(2020年2月)~その2~_b0348205_23161846.jpg
Chlorogomphus sp.〉
 ミナミヤンマの一種だが種名は分からない。
カンボジアの旅(2020年2月)~その2~_b0348205_21112924.jpg
〈コヤマトンボの一種〉
 爪の形からしてキイロヤマトンボに近い種だと思われる。
カンボジアの旅(2020年2月)~その2~_b0348205_23162408.jpg
カンボジアの旅(2020年2月)~その2~_b0348205_23162909.jpg
 この森では、上流域の水たまりや滝つぼで止水性の水生昆虫も見られる。もちろん田んぼに水がない時期の避難場所など、一時的利用だと思われるが、オキナワスジゲンゴロウやウスイロシマゲンゴロウ、タイワンタイコウチなど日本にも分布している種がカンボジアではこういう環境も利用するのかと勉強になる。
カンボジアの旅(2020年2月)~その2~_b0348205_01020748.jpg
 さて、次のポイントに移動するため、川沿いにできた小さな村を歩いていると、私の前を歩いていた運転手さんが屋台の前でふと足を止めた。ザルに乗せられた物体を凝視して、店主に話しかけている。運転手さんは余程珍しいものを見つけたように物体を手に取りニオイを嗅いだりしている。後ろからチャントゥーさんが追い付いてきたので聞いてみた。

「これは何ですか?動物みたいだけど?」
「う~ん…日本語ではなんていうんでしょう…」
「切られた手足を見ると犬やイタチみたいに見えるけど?」
「犬ではないんですよ。こういう山の中に住んでいる動物で、時々こうやって捕まると売られて、良い薬になると信じられています。」

 いったいなんなのだろうか。哺乳類のことはぜんぜん分からないが、運転手さんの反応からすると珍しい動物なのだろう。何か未確認生物と遭遇した気持ちで気になったが、結局正体は分からず次のポイントに向かった。

 さて、次のポイントに向かう前に、これから数日間野宿をさせていただく村のお寺に挨拶に行くことになった。この寺は去年もお世話になった場所だ。カンボジアのお寺は、困っている人を助けようとしてくれるそうだ。そのため、交渉次第でお寺の敷地内で泊めてくれるのだ。去年泊まらせてもらった時は、私たちが困っていると思ったようで、お米を分けてくれた。だから、今回はその時のお礼と言って、チャントゥーさんがものすごい量のお米を用意して行った。

 私たちがお寺に行くと、門の前に3人の小坊主が門番をしていた。しかしチャントゥーさんが声をかけると門を開けてくれた。お堂に行くとお寺の主である偉いお坊さんが出てきてくれた。「あっ!去年お世話になったお坊さんだ!」お坊さんもまた私たちのことを覚えていてくれた。その後、私たちはお堂に入りお米を納め、お坊さんのお経とともに儀式を受けた。お坊さんが目を瞑ってお経を唱えているあいだ私たち3人は手を合わせた。しかし、ふと横を見るとチャントゥーさんと運転手さんがスマホで自撮りをしている…いいのか?笑…と思いつつ、私は目を瞑ってお坊さんのお経に手を合わせた。
カンボジアの旅(2020年2月)~その2~_b0348205_23170464.jpg
 さて、午後は、あらかじめグーグルマップでチェックしておいた水田地帯とその中に点在していると思われる池を探すため、一人でひたすら乾燥した水田地帯を歩き回った。しかし、炎天下で田んぼも池も完全に干上がっている。乾燥で割れた地面がいっそう暑さを際立たせる。

 そういえば、カンボジアでもグーグルマップが使えるようにと、海外用のSIMカードを買った。しかし、田舎の方ではまったく使えない。一応電波のマークは立っているのだが、グーグルマップどころかラインやSNSも使えなかった。次回は他の方法を考えなくては。
 
カンボジアの旅(2020年2月)~その2~_b0348205_01022426.jpg
 一部、水が入った休耕田があったが、ライギョの仲間がいただけで、他は何もいなかった。去年来た時は、水路や水たまりにC.gueriniC.fumatusなどのゲンゴロウ類がたくさんいたのに、水がないこの時期はどこに行ってしまうのだろうか。
カンボジアの旅(2020年2月)~その2~_b0348205_23174518.jpg
 夜もまた、一人でお寺の敷地内や休耕田を徘徊した。
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〈メンガタカブト〉
 前回は夜の水路にたくさんのゲンゴロウがいたのに、今回はまったくいない。2月と4月ではこれほどまで違うものなのだろうか。
カンボジアの旅(2020年2月)~その2~_b0348205_11033944.jpg
 暗闇の水田地帯の水路沿いを歩いていると、水路の遠くの方でライトの光が見えた。こんな時間に?と思ったが、近づくにつれて、人が一人水路に入っているようだった。何を探しているんだろうか?まさか同業者か!?と思い、近づいていくとライトと袋を持った短パンの線の細い人が水路とその付近を照らしながら何かを探しているようだった。しかし、よく見ると、髪が長く、あれ?若い女性?だと気づく。
 こんな時間に集落から1km近く離れた水田地帯の水路で何をやっているのだろう。暗くてよく見えないが、向こうもこちらを見ているようだった。少し不気味だったので「Water beetle?」と声をかけてみた?しかし、彼女は私を無視して私とは逆方向に行ってしまった。この先には何もないのに…。


 翌日、カルベさんとチャントゥーさんにその話をした。「いやぁなんかすごく不気味でコワかったですよ~コワいから声をかけたけど無視されたし。見えちゃいけないものが見えちゃった感じでしたよ」。するとカルベさんは、「いやいや!向こうの方がコワかったでしょ!笑 夜にデカい網もって徘徊してる外人なんか恐怖だろ!笑」。チャントゥーさんにいたっては「可愛かったですか?笑」と呑気なものである。
カンボジアの旅(2020年2月)~その2~_b0348205_23175030.jpg
〈お寺の敷地内にいた子猫〉
 そういえば、お寺の中で私たちのことを覚えていたのはお坊さんだけではなかった。お寺には3匹の犬がいて、1匹は前回私たちのボディーガードをしてくれた犬であった。去年のブログに書いたが、牛が敷地内に入ってきて大暴れした時に追い払ってくれた犬である。このボディーガード犬は私たちのことをちゃんと覚えていてくれた。またもう1匹も、その犬が私たちを気遣っているのを見ているようで吠えたりしなかった。

 しかし、もう一匹の新参者っぽいバカ犬はいつまでも私たちに吠えている。別に襲ってきたりするわけではないが、私がライトを付けたり、敷地内から出入りする度に吠えて、とにかくキャンキャンうるさい。まぁ番犬としては優秀なのかもしれないが、「いいかげん覚えろよ!このバカ犬が!」と言ってみたが通じなかった。

 この日は、12時くらいで切り上げ、ハンモックに入った。今日は一日よく歩いた。お寺の大木の下で、トッケイゲッコウの泣き声を聞きながら眠りについた。昼間は暑かったが、夜は寒かった。
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 翌日6時。チャントゥーさんと運転手さんには朝いちでカルベさんを迎えに行ってもらうことにして、私は一人村に残り、村を流れる川に向かった。
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 この川は前日の山の中を流れる渓流ほど急峻でなく低地を流れる川である。そして多様性の高い川でもある。
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〈ミドリカワトンボ〉
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 川に入りすぐに驚いたことがあった。ゲンゴロウやタイコウチなど、止水性の水生昆虫がたくさんいるではないか!去年4月に見た時はこんなにもいなかった。なるほど!つまり、田んぼや水路に水がない時は川に移動しているのだろう!

 昼頃、お寺に戻ると、私たちの車が停まっていた。帰ってきたんだ!カルベさんは大丈夫だろうか?駆け寄るとカルベさんの姿がありほっとした。

「大丈夫ですか?」
「なんとか熱は下がった!とりあえず川に行こう!」

 さすがボス!10代の頃からお世話になっているが、改めてこの鋼の精神力には驚かされる。こうして、カルベさんは到着早々川に入りタイワンタガメを採り、病み上がりとは思えないパフォーマンスを披露したのであった。
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お昼タイム。 午後は、カルベさんを案内して山の中の渓流に行った。
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 カルベさんにこの環境を見てもらいたかった。
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Sandracottus mixtus
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〈川にいたヤゴ〉
 先ほど止水性の水生昆虫が山を流れる渓流にいるというのは面白い知見だと書いたが、その最たる種が採れてしまった。
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 フチトリゲンゴロウである。渓流に棲んでいるとは思えないので、近く生息地があるのだろうか。
カンボジアの旅(2020年2月)~その2~_b0348205_23194745.jpg
Tetracanthagyna sp.〉
 日が暮れる前に、最後にまた村を流れる川で採集をした。下流で水を汲むために川を堰き止めていたようで水かさが増していた。
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Tetracanthagyna sp.〉
 夕飯はチャントゥーさんがカレーを作ってくれた。運転手さんはお寺の小坊主たちとサッカーをしていた。私もカルベさんと同じ職場にいた時は共にサッカー部で、毎日一緒に駐車場でサッカーをしていたので久しぶりにボールを蹴って遊んだ。

 チャントゥーさん特性カレーはとても美味しかった。チャントゥーさんは「自分で作ったけど美味いなぁ~自画自賛ですね~(笑)」と言っていた。

 さて、夜も更けてきた頃、毎晩のことだが「ゲタゲタゲタゲタゲッコウゲッコウゲッコウ」とトッケイゲッコウが鳴き始めた。カルベさんは「おぉこれがトッケイゲッコウか!どこにいんの?」と、ライトを持って探し始めた。かくしてゲッコウ捕獲大作戦が始まった。
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〈トッケイゲッコウ〉
 トッケイゲッコウはめちゃくちゃに素早いわけではないが、素手で捕まえようとすると噛みつくし、洞がある木や、隙間の多い場所だとすぐに隠れてしまう。そのため、ライトをあまり照らさず忍びより、網などで吹っ飛ばして落とし、陸上戦に持ち込むのがコツである。
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 捕まえた!
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 この個体は中くらいである。大きい個体は30cmくらいある。
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 他にもカエルが何種か見られた。
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 毎日同じ場所で寝ているキノボリトカゲ。こうしてトッケイゲッコウと遊び満足した私たちはハンモックに入り眠りについたのであった。

 前編後編で終える予定が思ったより長くなってしまったので、「その3」へ続く。


by shingo-ayumi | 2020-03-04 00:40 | | Comments(2)

カンボジアの旅(2020年2月)~その1~

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 2月の終わりに、師匠の一人であるカルベさんとカンボジアに行ってきた。前回のカンボジア遠征はなかなかの成果だったので、今回はお仕事として行かせていただくことになった。また、今回も前回同様、ガイドはカンボジア人で通訳の仕事もしているチャントゥーさんにお世話になった。
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〈カンボジアのイオンモール〉
 カンボジアの首都であるプノンペンに到着し、まずはプノンペンにできたというイオンモールに買い物に行くことにした。

 行ってみてビックリ!とてつもなくデカく、何でもそろっている!日本のお菓子や日本酒まであった!行く前に外国人がお土産に買っていくと喜ぶ物を調べて、チャントゥーさんと運転手さんにカップヌードルや日本酒を持って行ったが、イオンではすべて普通に手に入る…。すげー!

 初日は目的地の近くまで移動し、現地に近いホテルに泊まった。調査は翌日からだ。
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〈オオミズスマシの群れ〉
 最初に訪れたのは、私が去年行って面白そうだった湿地だ。
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〈オオミズスマシの群れ〉
 オオミズスマシは日本のオオミズスマシによく似ているが、日本のに比べてかなり小さい。別種なのだろうか?
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〈ツブゲンゴロウ属の一種〉
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 湿地で採集をしていると、近くの村の子どもがやってきた。子どもたちに採集したゲンゴロウやタイコウチを見せてからタモ網を渡すと、一緒になって採集してくれた。しかし、彼らは普段から採集をしている様子はなく正直ヘタクソだった。
 昔ベトナムの棚田で出会った子どもたちは、食用として普段から水生昆虫を採っているそうで本当に採集が上手であった。

 彼らは、最初のうちは楽しくタモ網をふるっていたが、そのうち飽きたようで、湿地に飛び込んで遊び始めてしまった。
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湿地での成果
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〈上:Cybister siamensis/下:Cybister sugillatus(トビイロゲンゴロウ)〉
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 ちなみにカルベさんは、トンボの研究者なのに今回は網を持ってこなかったそうだ。「えぇ~全然やる気ないじゃないですか!?」と言うと、「どうせ2月はトンボいないだろうし~」とのことだ。しかし、実際フィールドに行くと「佐野君ちょっと網借りるね!」と、私の網を使ってトンボを採っていた…笑
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 カルベさんが採ったスキバチョウトンボ
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〈ベタの一種〉
 ちなみに淡水魚もいろいろいた。
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 淡水魚まで手が回らず真面目に見なかったが、各地を回る中でいろいろな種がいて面白そうだった。

 この日は湿地にトラップを仕掛けた。カルベさんは「あの子どもら池で泳いでたから、トラップを深いところに仕掛けさせりゃよかったね!」と言っていた。確かに!笑
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 場所を移動して、適当に良さそうな場所を探しながら車を走らせた。そして、山すそに淀んだ土水路を見つけたので入ってみることにした。
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 うむ!なかなか!キンブチ系のオオイチモンジシマゲンゴロウがたくさんいた。さらにカルベさんが「タガメだ!!」と叫んだ。普段、良い虫を採ってもしれっとクールにしているカルベさんとしては珍しく興奮気味である。しかし、その直後、「刺されたー!!」という声が聞こえてきた。
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 これがタイワンタガメに刺された食後のカルベさんの指である。いちおうポイズンリムーバーを使ったが、指に穴が開いているのが分かる。「写真撮ろうと思って適当につかんだらやられた!なかなかアグレッシブだな!」と言いつつ、嬉しそうに刺された指を撮影していた。
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〈オキナワスジゲンゴロウ〉
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〈コバンムシの一種〉
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 この日は、その後も数か所回り、最後のポイントでは、ヒメフチトリゲンゴロウやコガタノゲンゴロウが多産していた。私は道路脇の水路で採集していたのだが、道路からキャイキャイする声が聞こえてきて振り向いた。女子高生だろうか。女の子たちが集まってきていた。汗水流しながらタモ網を振るう日本人に黄色い声をあげているに違いない。私は爽やかな笑顔を振るまってみせた。すると彼女らはゲラゲラ笑いながら、ちょっと小馬鹿にしたような感じで去って行ったのだった。おのれカンボジアJKめ…
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 さて、翌日は、トラップを回収するために前日の湿地に向かった。ガイドのチャントゥーさんは気を利かせてくれて、前日とは違う道で向かってくれた。すると、道路から、いかにも良さげな湿地を見つけて車を停めてもらった。
 本当に良い水辺というのは一目見て分かるものである。網を入れてすぐに、この湿地は大当たりであると思った。
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〈タイワンタガメ〉
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〈ツマキレオオミズスマシとオオミズスマシの群れ〉
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〈アメンボの一種を捕食するミズカマキリの一種〉
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カンボジアに生息する止水性水生甲虫・半翅のほとんどがそろっているのではないかと思うほど、夢のような湿地だった。
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私たちが調査をしている間、日陰でボードゲームを楽しむチャントゥーさんと運転手さん。ちなみにお昼は毎回チャントゥーさんが現地で造ってくれた。日本人好みの味で料理をしてくれてとても美味しかった!
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タガメがいっぱい採れた!
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 東南アジアに行けばタイワンタガメは普通種だと思っている人がたくさんいる。実際に私もそうだと思い夢を見ていた。しかしそんなことはない。食用で採集している現地の人も言っていたが、他の虫に比べてそもそもめちゃくちゃ多い種ではない。また、近年は農薬や開発の影響で、どこの国でも激減している。市場に行くと積みあがって売られているのでたくさんいるように思うが、あれはたくさんのトリコが集めたものなのである。確かに広い範囲で分布はしているが、一つの水辺に何十個体もいることは珍しい。しかし、コアとなる水辺は話は別である。この湿地はまさにコアポイントであった。これまで東南アジアのいろいろな水辺で採集をしてきたが、コアは決して多くなく、見つけるのも大変である。今回コアが見つかったのは大きな成果であった。
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 さて、その後、通りすがりのオジサンが、近くにもう一つ湿地があることをおしえてくれた。そっちにもタガメやゲンゴロウがいるとのことである。早速行ってみると、Cybister dehaaniがいた。

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Cybister dehaani
 寄り道ばかりでなかなかトラップが回収できない。
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 午後15時半、ようやくトラップを仕掛けた湿地にたどり着いた。トラップには魚やヘビ、ヒメフチトリゲンゴロウがかかっていた。面白いことに、トラップ一つにつき、タウナギとヘビが1個体ずつかかっていた。これはいったいなぜだろう?とみんなで笑った。
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〈タウナギとヘビ〉
 また、面白いことに、昨日あんだけ引っ掻き回して採れなかったのに、湿地のほぼ同位置にある植物体からタイワンタガメやゲンゴロウ類、エサキタイコウチに似た種などが採集された。

 こうして、この日は大成果となり、お祝いで飲みに行くことになった。4人でアンコールビールを飲んで楽しい夜を過ごしたのであった。「ところでカルベさん?タガメに刺された指は大丈夫でした?」「あぁ!結構腫れたよ!ホラ!」
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〈下が刺された方の手〉
 カルベさん曰く、アレルギーもあるとのことだが、それにしてもこんなに腫れるものかと驚いた。「痛いんですか?」「いや!刺された部分が痒い!」…。
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 次の日は前日チェックをしておいた田んぼに行ってみることにした。
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 この時期、カンボジアは乾季である。そのため、基本的には田んぼをやっていないのだが、一部では二期作をおこなっており、稲穂が実った水田や水を張っている水田が僅かに見られた。
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 一般的には、この時期は田んぼに水がなくカラカラである。
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 イネを倒さないように、そっと田んぼにタモ網を入れると、いきなり「バチン」という音がして驚いて網を引いた。すると、網に何かを採るためのトラップが噛みついているではないか。
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 おそらく鳥を捕るためのトラップだろう。そこら中に仕掛けられていた。田んぼではほとんど虫が見つからなかった。なぜだろうと思っているとすぐに答えが分かった。
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 農薬である。去年、農薬を撒いたばかりの田んぼでタガメやゲンゴロウが死滅している様子を観察したが、ここも同じような感じなのかもしれない。
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 近くの休耕田の一角で少しゲンゴロウ類が採れたが、収穫は多くなかった。

 その後、ハス田や湿地を回ったが、この日はいまいち芳しくなかった。この日の採集は昼くらいで切り上げ、次に行く予定である山地に向かって長距離移動をした。次の場所には1日では着けない。そのため、途中で一泊しようということになったが、気が付けばあたりは真っ暗であった。しかし、突然チャントゥーさんが声をあげ、車を停めてくれた。暗闇の中に青い光が点在している。「虫を採るライトトラップですね。」
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 広大な水田に無数のブラックライトがイルミネーションのように光っている。この時期はコオロギを採るのがメインだという。
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 近くまで行ってちょっと覗いてみるとガムシがかかっていた。なるほど!こうやって採っているのかと勉強になった。

 さて、この日の夜の夕飯時、カルベさんが関節が痛いと不調をうったえた。「たぶん熱がある…」。熱中症か?コロナか?はたまたタガメか?…原因は分からないが、とにかくホテルを見つけて一泊することになった。そして翌日もカルベさんの体調は回復せず、カルベさんを一人ホテルに残し次なる目的地に向かったのであった…

後編に続く


by shingo-ayumi | 2020-03-02 01:23 | | Comments(6)

与論島の旅(2020年1月)

 沖永良部島を出港した私たちは、次なる島、与論島へ向かいました。沖永良部島から与論島までは船で2時間程です。旅に行く前に妻が、昔、沖永良部にザトウクジラを見に行ったと言っていました。さらに今ちょうど良い時期なのでは?というので、ザトウクジラを一目見ようと寒さに耐えながらデッキで探したのですが、結局クジラは見られず・・・そればかりかデッキで昼寝をしていた仲間二人と共に寒さに耐えきれなくなり、結局3人で船内に戻り爆睡してしまいました。
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 さて、与論島に着いた私たちは、早速水生昆虫の調査をおこないました。

 与論島もまた、10年前に師匠たちが調査をしているのですが、やはりダメダメだったという情報を得ていました。しかし、何を隠そう与論島には、あの幻のタイワンコオイムシの記録があるんです!ダメダメだと聞いていてもやはり夢が膨らみます。しかし、師匠たちの話に嘘はありません。いざ回ってみるとご覧の通り↓
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ほぼ全部の池がコンクリートかゴムシート池でした…。
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〈コガタノゲンゴロウ〉
 コンクリートの池でしたが、僅かに植物が生えているところには少し水生昆虫がいました。
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 ちなみにコガタノゲンゴロウは、コンクリート池にもいることがあるのでよく見る必要があります。
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 川にも行ってみました。しかし、3面コンクリートで、テナガエビの仲間やトゲナシヌマエビが少しいるだけでした。
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〈ヒラテテナガエビ〉
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〈スクミリンゴガイの卵塊〉
 調査中に特徴的なオタマジャクシを見つけました。「えぇ?これシロアゴガエルじゃない?」などど話をしていたのですが、案の定・・・。途中に立ち寄った川の近くの林の中から聞きなれない泣き声が聞こえてきたので車を止めました。やはりシロアゴガエルがいた!シロアゴガエルは特定外来生物に指定されているカエルで、島内各地で確認されているそうです。今回は泣き声だけで姿は見られませんでした。

 さて、与論島に着いた日は、雨が降っていて、途中から本降りになってしまったので、早めにあがって、最終日くらい飲みにいこうということになりました。

 数日前、奄美で仕事をしていた時に、与論に行くなら「与論献奉」という儀式的な飲酒方法があるので気を付けた方が良いですよ!と言われました。「与論献奉」とは、一般的には、お客さんをもてなす儀式で、客人全員が口上を述べてから酒を一気に飲み干し、杯を裏返し、飲んだことを示すものだそうですが、酒の場が激しくなってくると恐ろしい与論献奉になるそうです。そんな話を後輩たちにしながら、二軒ほど飲み屋を回ったのですが、そんなノリにはならず、普通に3人で盛り上がって宿に戻りました!笑
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 最終日は少し晴れ間がのぞきました。
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〈リュウキュウカジカガエル〉
 街中でリュウキュウカジカガエルを見つけました。ちなみにこの島には、ハロウエルアマガエル、ヒメアマガエルもいるそうです。
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 与論島の海岸はやたらきれいだなぁと思ったら海岸清掃をしているそうです。さすが観光地ですね。
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 オーム!?・・・と思いきやニシキエビのかけらです。
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というわけで、1週間程かけて奄美群島を旅してきました。


by shingo-ayumi | 2020-01-20 19:30 | | Comments(0)

沖永良部島の旅(2020年1月)

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 仕事が終わった後、私はプライベートで沖永良部島に残りました。そして、大学・大学院時代に所属していた研究室の後輩たちと現地で合流しました。
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 今回一緒に旅をしたのは、ぎゃんだくん、サキちゃん、いつきくんです。みんな年齢は違いますが、同じ研究室を卒業した生き物仲間です☆
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 とりあえず序盤は水生昆虫調査をおこないました。沖永良部島は私の師匠たちが10年前に調査をしましたが、その時すでにヒドイ状態だったそうです。そんな話を聞いていたので期待はしていなかったのですが、それでも少しは望みを持って池を回りました。しかし・・・
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 池は、アメリカザリガニ、グッピー、プラティ、ティラピア、ライギョ、フナ、コイ等の外来種のオンパレード…。おまけに100か所近くある池のうち、8割はコンクリートかゴムシート池でした。
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 また、時々良さげな池があっても、採れるのはウスイロシマゲンゴロウやヒメガムシなどド普通種ばかり・・・。師匠たちのおっしゃる通りヒドイ状態でした。
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 ちなみに沖永良部島にはオキナワオオミズスマシの記録があります。川や湧水の池なども狙いに行ったのですが、残念ながら見つけられませんでした。
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 大きなコンジンテナガエビ
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 先輩として体を張るところを後輩たちに見せなくてはなりません!
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 エビモが生えた見た目はきれいな小川ですが、はやり中は外来種だらけ・・・
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 研究室のお家芸「人間フラワー」
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 沖永良部島は石灰岩で被われた島です。また、多くの鍾乳洞があることでも知られています。昇竜洞や水鏡洞など、有名な鍾乳洞以外にも、森の中に入ると、所々に小さな鍾乳洞の入り口らしき穴が見られました。
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 鍾乳洞の中にいたカマドウマの一種
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 さて、水生昆虫調査はあまり良い成果が得られなかったので、しかたなくクワガタ探しをすることにしました。沖永良部島にはオキノエラブヒラタクワガタやオキノエラブノコギリクワガタなどの固有亜種が生息しています。とは言っても1月という時期にクワガタを探すというのは時期外れもいいところです。ただ、ヒラタクワガタであれば冬でも採れることがあるので、クワガタがいそうなミカン畑を探してみることにしました。

 車を走らせていると、ちょうどミカンの収穫をしている農家さんを見つけたので、声をかけて畑の中に入れさせていただきました。そして、ありがたいことに収穫中のミカンもいただきました。見た目が傷だらけで堅そうだったので、げげっ超絶すっぱいミカンじゃないか!?と思ったのですが、食べてみると驚くほど甘くめちゃくちゃ美味しかったです。職場のデスクにミカンをため込むほどミカン好きの私としてはとっても嬉しいプレゼントでした。農家さんありがとうございました!しかし、結局ここでクワガタは見つけられず、山の方に移動しました。
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 山に登って、林道に転がっていた朽ち木を割ってみると、出てくる出てくる!オキノエラブネブトクワガタの幼虫です。
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 オキノエラブネブトクワガタと、わずかにオキノエラブヒラタクワガタも見られました。
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 暗くなるまで朽ち木を割るいつきくん。
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 というわけで、沖永良部島には2泊し、釣り目的だったぎゃんだくんを一人沖永良部に残し、私たち3人は与論島に向かいました。
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by shingo-ayumi | 2020-01-19 19:09 | | Comments(0)

奄美群島の旅(2020年1月)

仕事で奄美群島に行ってきました。空いてる時間で、少しだけ生き物の写真を撮ってきました。
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 南西諸島ではちょっとだけ珍しいマメゲンゴロウ
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 夜は一人で林道を徘徊しました。
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 この時期としては珍しく爬虫類・両生類を多く見かけました。今年は例年に比べて暖かいとのことでした。
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 飛行機の時間まで、浜でも生き物観察をしました!
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 今回の旅でアシブトメミズムシの良い採り方を覚えた気がします。

 この後は、プライベートで沖永良部に向かいました。次回へ続く


by shingo-ayumi | 2020-01-18 22:39 | | Comments(4)

奄美群島の旅(2019年9月)

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 お仕事で奄美群島を回ってくるつもりが、台風の影響でろくに仕事もできず帰ってきました。仕事外に少しだけ自然を見てきたので投稿します。
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 初日は晴れていて爽やかでした。
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〈ミズオオバコ〉
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〈リュウキュウベニイトトンボ〉
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〈オキナワキノボリトカゲ〉
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〈トクノシマヒラタクワガタ〉
 1日目仕事が終わって宿への帰り道、数年前に見つけたクワガタポイントに立ち寄りクワガタ採りを楽しみました。
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 数年前に行った時は7月で、その時はノコギリが優先していたのですが、この時期はノコギリは見かけず、完全にヒラタが優先していました。
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 車にひかれたオビトカゲモドキ
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〈クロマダラソテツシジミ〉
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 台風の影響で船は全便欠航!さらにこのまま滞在すると当分島から出られないかもしれないとのことで、仕方なく帰宅することにしました。
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 もう少しゆっくりしたかったのですが、こういうこともありますね。


by shingo-ayumi | 2019-09-22 00:02 | | Comments(0)

沖縄本島の旅(2019年5月)

 先日、仕事で沖縄に行く機会があったので、そのついでに少しだけ沖縄の自然を観察してきました。
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 前日、お仕事の後の飲み会では生き物に関わるお仕事をされている方が多かったこともあり、楽しくガブガブ飲んでしまいました。そして帰りは案の定フラフラ…。

 そんな中、キャバクラ?ホストクラブ?酔っていてなんだかよく分かりませんでしたが、客引きのヤンキー風のお兄さんにノリよくカラまれたので、カラまれたついでにホテルまでの帰り道を尋ねたところ、「あれ?そういう感じじゃない?」と思われたのか、自分の携帯を取り出して調べてくれました。とても丁寧に対応してくれて、おまけに「お気をつけて!」とちんすこうまでいただきました!笑 沖縄県民は客引きのお兄ちゃんまであたたかいのか!!と感激しながら、何とかホテルまでたどり着き意識を失いました。

 翌朝はレンタカー屋さんからの電話で飛び起き、予定より1時間遅刻で沖縄本島北部に向けて出立しました。
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 まずは、2011年以来見ていなかった池に立ち寄りました。
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〈ヒメフチトリゲンゴロウの幼虫〉
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 こちらの池では、水面に無数のミズスマシが!
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 泳いでいたのはツマキレオオミズスマシです。本種は普通のオオミズスマシに似ていますが、オオミズスマシに比べてゆったり優雅に泳ぐので、意外に遠くからでも区別がつきます。
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〈ツマキレオオミズスマシ〉
 近くで見るとオオミズスマシのような縁取りはなく、翅の下側もツマ切れているので違いは明確です。
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 次は北部の川にやってきました。川の上空では1匹のカラスヤンマがフワフワと飛んでいました。もうそんな時期ですね。来週くらいには若い個体が群飛する様子が見られるでしょうか。
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〈オキナワオジロサナエの羽化殻〉
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〈リュウキュウハグロトンボ〉
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〈オキナワオオミズスマシ〉
 先ほどのツマキレオオミズスマシより二回りくらい大きいミズスマシです。つかむとフルーティなに臭いを発します。この臭いは本当にフルーティでめちゃくちゃ良いにおいです!!
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 軽く網を入れてみると!
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〈フタキボシケシゲンゴロウ〉
 丸くて小さい可愛いゲンゴロウです。二つの黄色い斑紋がなんともオシャレです☆
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〈オキナワマルチビガムシ〉
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 オキナワマルチビガムシは、このように葉っぱの裏にくっついていました。
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次は森へ
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〈ザトウムシの一種〉
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〈リュウキュウルリモントンボ〉
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 まだ羽化して時間の経っていなさそうなトンボが枝にとまっていました。
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〈オオキイロトンボ〉
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 オオキイロトンボは本当に南国チックなトンボですよね。東南アジアにも広く分布しています。翅が大きく色が付いているので、とても大きく感じられます。沖縄本島では、5月下旬頃羽化している個体をよく見かけます。
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〈オオキイロトンボの幼虫〉
 ハネビロトンボ属に似ますが、眼が後ろに突出することで見分けられます。いかついグラサンをかけているようなイメージですね!笑

 というわけで、少しだけ沖縄の自然を観察してきました☆


by shingo-ayumi | 2019-05-24 22:20 | | Comments(0)

カンボジアの旅(2019) ~その3~

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 旅の後半は、平地の氾濫原を見るために、山地を離れて、カンボジアでは有名なトンレサップ湖周辺にやってきました。この日は移動だけで時間がかかってしまったので、採集はおこなわず、虫が売ってそうな市場を見て回りました。
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じゃーん!いっぱい売ってる!!
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 タイワンタガメもてんこ盛りです!ただ、やはりタガメは他の虫に比べて数が少なく高級食材だそうです。私がタガメを買うと、サービスでゲンゴロウも付けてくれました。
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 ゲンゴロウとガムシもいっぱい!

 よく見るとガムシが大半を占めています。しかし、それはお店によりけりで、ゲンゴロウがいっぱい入っているお店もありました。採集している場所によって違うのでしょう。そもそもゲンゴロウとガムシはあまり区別されていないようです。
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 サービスでもらったゲンゴロウ。売られているゲンゴロウの種類は大半がコガタノゲンゴロウで、他は少ないですがヒメフチトリゲンゴロウとCybister gueriniが混ざっていました。好きなのを選んで良いとのことで、ヒメフチトリゲンゴロウとC.gueriniをいただきました。
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 トンレサップ湖周辺を移動していると、水田に白いビニールのようなものが設置してありました。これは虫を採るためのライトトラップだそうです。ガイドのCさんの話では、主にコオロギを採るそうですが、一緒にゲンゴロウやタガメも採るそうです。夜はブラックライトの紫色が田んぼじゅうに光って面白い光景になるそうです。
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トンレサップ湖畔の氾濫原。
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 トンレサップ湖畔には、川沿いや道沿いに氾濫原ならではの町が形成されています。この時は乾季だったので、分かりにくいのですが、雨期になると水面が上がり、船を使った水上生活になるそうです。そのため、家もかなり高さのある高床式に作られています。
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 ちなみにこの町は観光客も多いようで、住民も観光客慣れしているようでした。物乞いや商売人も多く、これまで見てきた山地の農村とはずいぶん異なる雰囲気でした。また、トンレサップ湖では漁や養殖も盛んにおこなわれているようで、投網や刺し網、もんどり等の漁具がたくさん置いてありました。
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 そんな水上都市の一角で虫を採っている人がいたので話を伺いました。
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 白いビニールにブラックライトを当てて、そこに寄ってきた虫は下のトレイに落ちるという仕組みですね。
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 C.gueriniが一匹死んでいたのでいただきました。虫とりのオジサンにゲンゴロウとタガメを探していることを伝えると、ゲンゴロウ・タガメは主に雨期の5月~6月頃に多く採れるとのことでした。しかし、近年は少なくなっているそうです。なぜ少なくなっているかは分からないようでしたが、その理由については後ほど…
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〈トンレサップ周辺の水田地帯〉
 さて、この日の夜は、これから後半戦に突入するということで、比較的大きな町のホテルに泊まり、お世話になっているガイドのCさんと運転手のSさんも交えて飲み会をしようということになりました。カンボジアの人気ビール「アンコールビール」で乾杯し、いろいろな話をしました。実はガイドのCさんは私と同い年なんです。地方の村の6人兄弟の真ん中に生まれ、カンボジア内戦を経験し、地雷撤去の仕事をし、仕事をしながら首都プノンペンにできた日本語学校で日本語を勉強したそうです。ちなみに子どもの頃は、サデ網を使ってタガメやゲンゴロウも採ったそうです。そして現在はガイドの他にも通訳やいろいろなビジネスを行っているそうです。日本で生きている私たちには絶対に経験しえない人生を歩み、人を蹴落とすことをせず自分を高めることに集中する同世代に大きな影響と刺激を受けました。こうして、夜遅くまで飲み語り合ったのでした。
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〈スクミリンゴガイの卵塊〉
 さて、翌日はあらかじめチェックしておいた水辺に行きました。休耕田や氾濫原が広がる地域です。休耕田に生えた草には南米からの外来種スクミリンゴガイの卵塊が付いていました。
 さらに草を掻きわけると大きな虫が!
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 タイワンタガメだ!・・・けど死んでる!
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 さらにC.gueriniだ!・・・しかしこいつも死んでる!
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 よく見るとタガメやゲンゴロウ、ガムシがたくさん死んでいるではありませんか!やや!これはまさか・・・と、あたりを見渡すと、まだ使用して間もない農薬のビンが大量に捨ててありました。
 ガイドのCさん曰く、近年ベトナム産の農薬が流通し始めたとのことです。そういえば、数年前ベトナムのハノイで農薬を撒いている人に話を聞いたことがありました。農薬を撒いた後のハノイの田んぼでは昆虫が何も採れなかったことを思い出します。
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 虫とりのオジサンが近年ゲンゴロウ・タガメが少なくなったと言っていましたが、それはこの農薬の影響なのかもしれません。知らないうちに、よく分からないうちにゲンゴロウ・タガメはいなくなってしまうのでしょうか。かつての日本がたどった失敗の歴史を同じように進まないでほしいという気持ちはありますが、日本人の立場で言えることやできることを考えなくてはなりません。ガイドのCさんとはそんな話をしながらその場を去りました。
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 さて、翌日は、トンレサップ湖と氾濫原をもっと間近で見てみようということで、船にのって湖を見学しました。
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 水上都市を通ってトンレサップ湖に向かいます。
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 トンレサップ湖に浮かぶ水上レストラン。
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 水上レストランで食事はしませんでしたが、トンレサップ湖の様子がよく分かりました。それにしても大きな湖ですね。ちなみに乾季・雨期によって、湖の面積や水深は大きく変わるそうです。
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 氾濫原では魚の養殖やハスの栽培などがおこなわれていました。
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 このトンレサップ湖周辺の氾濫原は旅の最終日までとどまり、湖沿いにゲンゴロウがいそうな場所を探しまわりました。それにしても本当に広大な氾濫原です。雨季になったらもっと広くなるのでしょう。
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〈ヒメフチトリゲンゴロウ〉
 ゲンゴロウは氾濫原やハス田ではそれほど採れず、休耕田や水田に多くいる印象でした。
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 淡水魚もちらほら
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 場所によっては乾季末期ということもあり、完全に干上がっている所もありました。
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 日本の昔の写真で見るような田園風景ですね。
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 トンレサップ湖周辺では、山地や低山地で多く見られたC.gueriniは少なく、コガタノゲンゴロウ、ヒメフチトリゲンゴロウが優先している印象でした。特にコガタノゲンゴロウはたくさんいました。また、山地では見られなかったC.siamensisも見ることができました。

 こうしてトンレサップ湖を満喫した私たちは、最終日は少し観光?をするためにタイ方面の山地を目指すことにしました。
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 そして、山地に向かう途中、今回の旅では見なかった貧栄養な湿原を見つけました。これは絶対珍しいのがいる!!と思い網を入れてみると・・・
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Cybister dehhanii
 やったー!デハーニーだ!!アジア最少のゲンゴロウ属です。ベトナムで採った時もそうでしたが、貧栄養な湿地を好むようです。
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 また日本のエサキタイコウチのような小さいタイコウチもいました。また、小型種もこれまで見なかったコツブゲンゴロウの仲間が数種見られました。
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 こうして私たちの1週間以上に及ぶカンボジアの旅は終了しました。今回の旅で、東南アジアに分布するほとんどのゲンゴロウ属を見られたというのは大きな収穫でしたが、それ以上に、ゲンゴロウは本来こんな場所に生息していたんだ!ということがいろいろイメージできたことがすごく勉強になりました。自分の祖父や祖母、また80歳以上の方がよく「昔、ゲンゴロウは水たまりにいた!」とか「どこにでもいた!」とか聞いていましたが、現代の日本に住む私には信じられず、子どもの頃の記憶が大げさになっちゃってるんじゃないの?くらいに思っていましたが、その話は本当だったんだ!昔の日本もきっとこうだったんだ!と考えが変わりました。

 ガイドのCさんといろいろ話せたことも刺激になりましたし、まだゲンゴロウ・タガメがたくさんいるうちにこの国から学ぶことはたくさんあると思いました。カンボジアにはまた何回か行かなくてはいけない!と強く思い帰国したのでした。


by shingo-ayumi | 2019-04-25 20:28 | | Comments(3)

カンボジアの旅(2019) ~その2~

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 最初に行った場所から3時間近く移動し、今度は比較的標高のある山地を流れる川にやってきました。
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〈上:Tetracanthagyna sp./下:Chlorogomphus sp.〉
 上のコシボソヤンマのようなヤゴはTetracanthagyna属のヤゴです。以前マレーシアやベトナムで見たことがありましたが、それよりもぜんぜん小さいので別種なのかもしれません。下のヤゴは日本にもいるミナミヤンマの1種です。
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 他にも多種多様なヤゴが見られました。ここはかなりトンボの多様性に富んだ場所でした。

 この場所は面白そうだったので、翌朝も行ってみることにしました。
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 翌朝、川をひたすら遡りながら森の中に入ってみました。
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 トンボの種類はカワトンボの仲間、ハナダカトンボの仲間、ルリモントンボの仲間、コヤマトンボの仲間、サナエトンボの仲間、Zygonix属、分類は分かりませんがイトトンボの仲間等いろいろ見られたのですが、時期的に若干早いようで、前日採れたヤゴの成虫は見られませんでした。
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森の中もジャングルという感じで魅力的でした!
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Sandracottus maculatus
 S.maculatusは、森の中にある小さな水溜りで見られました。
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 このゲンゴロウは、日本のシマチビゲンゴロウくらいの大きさで、ワンドや溜まりで見られました。以前マレーシアやベトナムでも標高の高い源流域で似たような種を採ったことがあるのですが、まだちゃんと調べていません。
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 お昼までゆっくり堪能して山を降りることにしました。
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 実は山に登る前にも川があり、気になっていました。この川は宿泊させていただいているお寺のすぐ横を流れています。明日はこの川に入ってみようということで、この日は17時くらいに終了しました。
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お疲れ様~
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 この時期のカンボジアは18時くらいに日が沈みます。
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 橋の上でたくさんのトンボが黄昏飛翔をしていました。
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 黄昏飛翔をしていたのはアメイロトンボです。

 その後完全に日が落ちて、あたりは真っ暗闇になりました。ガイドのCさんに夕飯を用意していただきみんなでご飯を食べました。


 そういえば、私たちが寝泊まりをしている所に一匹の犬がやってきてずっと近くにいました。東南アジアでは狂犬病の危険性があるので、犬には気を付けろとよく言われるので最初は警戒していたのですが、犬は怒っているわけでもなく懐いてくるわけでもなく、こちらが食事をしていてもねだりに来たりもしませんでした。こいつ何がしたいんだろうな~と思っていたのですが、夜に一頭のウシが敷地内に迷い込み、焦って走り回っていると、これまでずっと大人しかった犬が突然吠えながら走りだし、牛を敷地内から追い出してくれました。そうかこいつは番犬だったんだ!と感心しました。その後も何度か異変がありそうな時はすくっと立ち上がって走りだし、様子を見に行ってくれているようでした。なんて賢い犬なんでしょう!お坊さんにお客さんが来たらボディーガードをするように言われているのでしょうか?笑
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 さて、日が落ちてご飯を食べたらお待ちかね!夜の生きもの探しの時間です。お寺の敷地内には大木がいくつかあって、その根元や洞の中から次々といろいろな生き物が出てきました。そしてあの声も!

「ゲタゲタゲタ カッコウカッコウ!」

でた!

そしてついに「カッコウ」の正体が明らかになりました!
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〈トッケイゲッコウ Gekko gecko
 声の正体はトッケイゲッコウでした。日本のペットショップでは「トッケイヤモリ」の名で売られている人気ペットです。そういえば昔、ベトナムの田舎のホテルでも見たことがありました。そして、鳴き声ですが、「カッコウ」ではなく「ゲッコウ」でした。トッケイゲッコウはヤモリの模式種で、英名や学名の「gecko」は鳴き声に由来するそうです。この独特な鳴き声から、地域によって何回か連続で鳴くと幸福が訪れるというような言い伝えがあるそうです。
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 大きい個体は30cmくらいありましたが、上の写真のように小さい個体は10cmくらいで可愛いもんです。意外と凶暴で捕まえるとかみつきます!
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〈ヒキガエルの一種〉
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〈タマヤスデの一種〉
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〈サソリモドキの一種〉
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 このカエルはガイドのCさん曰く、カンボジアではよく食べられているそうです。こう見えて木登りも上手でした。
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〈サソリの一種〉
 さて、お寺から20分程歩いて、昼間のうちにチェックしておいた田んぼ脇の用水路に行ってみることにしました。昼間見た時はCybister gueriniやコガタノゲンゴロウなどがいたので、夜行けば泳いでいる姿を見ることができるんじゃないか!と期待していました。
 用水路に着いて、ライトを照らすと早速ゲンゴロウが泳いでいる姿を確認しました。
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Cybister guerini
 さらにカタヤマくんが「こっちいっぱいいますよ!」と言うので行ってみると、ライトに照らされた範囲内にトビイロゲンゴロウサイズのゲンゴロウが5, 6匹泳いでいるではありませんか!興奮して網で掬うと…やや!?これは!?
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Cybister fumatus
 日本のマルコガタノゲンゴロウに似たゲンゴロウ属の一種、Cybister fumatusでした!
 おぉすげぇ!初めてみた!しかもいっぱいいる!
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 さらにタッキーはC.fumatusがたくさんいる溜まりを見つけて、みんなで掬いまくりました。この溜まりは、水が茶色く濁っていて、空気を吸うために浮いてきたところを狙い撃ちで掬ったのですが、おそらく見えないだけでまだまだたくさんいるのでしょう。
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〈マダラゲンゴロウ〉
 日本では大東諸島でのみ記録があり、現在おそらく絶滅したマダラゲンゴロウもいました。

 というわけで、わずか30分たらずでC.gueriniC.fumatas、コガタノゲンゴロウ、マダラゲンゴロウ、オキナワスジゲンゴロウ、ウスイロシマゲンゴロウを確認することができました。中でもC.gueriniC.fumatasの個体数は多く、優先しているようでした。

 こうして大満足した私たちはお寺にもどり、興奮なりやまぬ気持ちのまま採ったゲンゴロウを撮影しました。そして12時半頃ようやくハンモックに入り、トッケイゲッコウの鳴き声を聞きながら眠りについたのでした。
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 翌朝、昨晩の興奮が残っていたのか、私としては珍しく6時頃から目が覚めました。そして7時くらいに朝食をいただき、お寺の横を流れる川に入り散策を開始しました。
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〈デンジソウの一種〉
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〈サナエトンボの一種〉
 8時半頃からトンボがたくさん飛び始めました。この時期の東南アジアでは、多くのトンボが8時頃から飛び始めて、気温が高くなる10時頃にはピークを過ぎてしまいます。暑すぎると飛ばなくなるというのはどこの国でも同じです。
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〈サナエトンボ科の羽化殻〉
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Chlorogomphus sp.〉
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 この川では淡水魚の種数が多く、ハゼの仲間、ナマズの仲間、ドジョウの仲間、ライギョの仲間、ゴクラクギョの仲間、コイ科の仲間など、上の写真以外にも様々な種が見られました。
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 というわけで、山地・低山地に2泊3日留まり、次は、低地の氾濫原に向かうことにしました。旅の前半戦はこれで終了です。


by shingo-ayumi | 2019-04-23 21:24 | | Comments(2)