水辺の自然を中心としたブログです。夫婦でやっています。


by 佐野真吾、歩海

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ウチダザリガニ

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〈ウチダザリガニ Pacifastacus leniusculus trowbridgii,北海道屈斜路湖〉
 北海道ではウチダザリガニの観察もしてきました。国内では有名な外来生物なので、現場ではどんな感じなのか観察しておきたかったのです。
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 やってきたのは弟子屈町にある屈斜路湖です。
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 屈斜路湖の水温はだいたい20℃前後で、裸で潜るには結構寒かったです!
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 しかし、透明度は高く幻想的でした。
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 いたぁー!

 湖に潜ると、すぐにウチダザリガニは見つかりました。
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 よく見ると岩の隙間や流木の影などにびっしりといるではありませんか!かなり個体数は多いようでした。
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 ウチダザリガニは北米原産の外来種です。特定外来生物にも指定され、日本の侵略的外来生物ワースト100にも選定されています。北海道大学教授の内田亨先生が和名の由来になっています。
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 砂の上を歩くウチダザリガニを撮影する歩海ちゃん
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 安易なことを言うのは良くないのかもしれませんが、まぁ確かにデカくてカッコイイですね!
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 ウチダザリガニは1926年に当時の農林省水産局が食用として、オレゴン州ポートランド・コロンビア川流域から摩周湖に移入したのが始まりで、その後も数回に渡って輸入されたそうです。確かに食用としてみれば大きいので食い応えがありそうです。
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 北海道では、日本固有種であるニホンザリガニの生息域を脅かす存在として知られています。また、植物も食べるため、水生植物を利用する生物にも影響を与えているそうです。
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 というわけで、北海道におけるウチダザリガニの様子を観察してきました。シュノーケリングをすると分かりますが、とにかく個体数が多くて驚きました。 

 現在、ウチダザリガニは、駆除も兼て料理にして観光資源として出されているそうですが、屈斜路湖の様子をみる限りではまだまだ減少している様子はありません。アメリカザリガニもそうですが、外来種問題は難しいものです。


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by shingo-ayumi | 2016-08-30 23:12 | 外来種 | Comments(0)

北海道の旅(2016)~道東~

 北海道の旅の前編を投稿します。
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 旅の始まりは釧路からです。着いた日はすでに昼過ぎでした。

 採集はできないけど、何となく釧路湿原でも見に行こうかということになりました。
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 森の中の水溜り
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〈ヨツボシトンボ〉
 地元、神奈川では4月、5月頃に出現するトンボなのですが、北海道では8月でも見られるんだ!と驚きました。
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 木でできたオシャレな釧路湿原駅でした。
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 ちなみに釧路湿原駅の周りには、たくさんのトンボが見られました☆
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 〈夕焼けと釧路湿原〉 
 湿原が見渡せるポイントがあり、たくさんの人が夕日を見に来ていました。さすが観光地ですね!
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 さて、翌日は少し内陸に移り、屈斜路湖にやって来ました。
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 ひぃ~冷たい~
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 場所によってムラはありますが、水温は20℃前後。裸で潜るのは結構寒かったです。
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 水は相当冷たかったですが、透明度は高くとてもきれいでした。
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 ウチダザリガニだぁー!!
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 捕獲成功!!
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 ウチダザリガニは特定外来生物に指定されている外来のザリガニです。屈斜路湖にはかなりたくさんいました。また、観光客や地元の人がザリガニ釣りをしていました。食べるのでしょうか?ウチダザリガニについてはまた改めて投稿したいと思います。
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 ちなみに屈斜路湖は温泉が湧く湖としても有名で、砂を掘ると温水がでてきます。
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 冷たい湖に入っていたので、一度温泉を作って入り休憩しました。
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 この温泉がまた、ちょっと場所がズレるだけで、温水が出たり出なかったり、また、熱い温水が出るところと温い温水しか出ないところなど様々でした。でも深く掘れば掘るほど熱い温水が出てくるようでした。
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 屈斜路湖湖畔にて!
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 自分で温泉を作って入れる湖なんて初めてだったので、とっても良い経験ができました☆
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〈ゲンゴロウモドキの幼虫〉
 屈斜路湖から上がり、少し場所を移したところでゲンゴロウモドキの幼虫を見つけました。さらに網を入れると↓
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 じゃーん!ゲンゴロウモドキの成虫も見つかりました。
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〈神の子池〉
 さて、次に神の子池というエメラルドブルーをした池があるというので行ってみました。
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 エゾゲンゴロウモドキとかエゾサンショウウオとかいそうだなぁ~と思いながらもここは採集ができない場所なので、上から眺めるだけで帰ってきました。
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 日没が近くなる頃、道端に良さそうな湿地があったので、少し網を入れてみましたが、クロズマメゲンゴロウやカラフトシマケシゲンゴロウくらいしか採れませんでした。

 というわけで最後に屈斜路湖に戻って網を洗ってから今度は根室湾の方に向かい、今夜寝る場所を探すことにしました(今回の旅はほとんど車中泊です)。
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 翌朝、車中泊をした場所の近くでカモメを追いかける朝から元気な歩海ちゃん
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 この日は知床に向かう予定だったのですが、途中に良さそうな川があったので入ってみることにしました。
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〈エゾカノシマチビゲンゴロウ〉
 今回の目的の一つ、エゾカノシマチビゲンゴロウです。国内では北海道にのみ分布するゲンゴロウの1種です。
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〈マルガタシマチビゲンゴロウ〉
 この川はシマチビゲンゴロウの仲間が豊富で、他にもシマチビゲンゴロウやゴマダラチビゲンゴロウも見つけることができました。
 ちなみに、ゲンゴロウを採っていると渓流釣りの方と出会い、この場所はヒグマがよく出るから気を付けて!と言われました。確かにいかにもヒグマが出そうな場所でした。
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〈羅臼岳にて〉
 さて、知床では羅臼の海に入る予定でしたが、天気が悪く海も荒れていたのでやめて、一気に知床峠を越えて、オホーツク海側に移動しました。海の話は改めて投稿したいと思います。
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 海に入った後の昼過ぎ、網や海の道具を洗うために知床の川にやってきました。
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〈オニヤンマ〉
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 オニヤンマがたくさん飛んでいました。北海道の個体は本州の個体に比べて少し小さい印象を受けました。
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〈ルリボシヤンマ〉
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 こちらもルリボシヤンマです。小さな湿地の上を飛んでいました。
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でやー!!
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いてててて
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〈ミヤマカラスアゲハ〉
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 道を歩いていると、タヌキの子どもが現れました。病気なのかヨロヨロしており、こちらを怖がる様子もありません。
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 野生動物にあまり接触しない方がいいと思ったので、すぐにその場を離れました。
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 というわけで、網や道具を洗い、少し撮影を楽しんでから次は西に進むことにしました。
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 オホーツク海が見渡せる丘。
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 西に向かって車を走らせていると、人がたくさん集まっている所がありました。何だろうと覗いてみると、エゾシカが2頭、人のすぐ近くで餌を食べていました。そういえば知床では他の場所でもエゾシカを見かけましたが、人を怖がる様子もなく人慣れしているようでした。

 以前、知床ではヒグマを撮影しようと近づく人が多くいて、ヒグマも人慣れしてしまい問題になっていることがニュースで取り上げられていましたが、エゾシカも同じだなぁと思いました。
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 というわけで、この日は一気に網走まで行って能取湖の近くで車中泊をしました。
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 翌日、前日は暗くてよく分からなかったのですが、僕らが車中泊をした目の前は広大な干潟が広がっていました。能取湖は海とつながっている汽水湖なのです。

 この日は、歩海奥さんが、現在能取湖にいるというシロイルカを見たいということで、潜れそうなポイントを探したのですが、入れそうなポイントは見つけられず、あきらめて虫とりに変更しました。
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〈エゾアオイトトンボ〉
 本州にもいるアオイトトンボと似ていますが、縁紋のかたちやメスの産卵管の長さが異なります。国内では北海道にのみ分布するイトトンボです。
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〈ゲンゴロウモドキ〉
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〈キタマダラチビゲンゴロウ〉
 丸くてカワイイですね☆ちょこまかと動き回っていて撮影するのに苦労しました。
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〈オオシマゲンゴロウ〉
 金色のスジがカッコイイ中型種のゲンゴロウです!!

 このあたりではアナバネコツブゲンゴロウやキタマダラチビゲンゴロウを狙って採集をしました。
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 トゲウオの仲間が池や湿地、水路など、いたる水辺で採れました。
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 北海道らしい写真撮影!笑
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うらー!重たいー!
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フガー!!(もちろん動きません!笑)
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〈ルリボシヤンマ〉
 さらに場所を移動して、今度はトンボとりをしました。
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 複眼が綺麗ですね☆
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 ルリボシヤンマを撮影する奥様
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 森の中の湿地を探して!
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〈モリトンボ〉
 国内では北海道と青森県の一部に分布するエゾトンボの仲間です。ゴツくてカッコイイです!
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 この日は、モリトンボを含め、タカネトンボ、エゾトンボ、コエゾトンボの4種類のエゾトンボ科を見ることができました。
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 黄昏飛翔のモリトンボを狙う歩海ちゃん!しかし豪快に空振り!!よく見ると逃げたトンボが写っています!笑
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〈タンチョウ〉
 さて、翌日はエゾガムシを狙って再び移動しました。
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〈マルガタゲンゴロウ〉
 しかし、思うようにポイントが見つけられず苦戦しました。さらに車がぬかるみにハマりレッカーするハメに・・・

 しかし、菩薩のように出来た良妻は、

「レッカー来るまで時間もったいないからガムシ探してなよ!私が対応しとくから!」

 まさに菩薩のようでした!しかし、ここまで言われて採れないとヤバイ・・・

 こうして、僕は狂ったように網をふるい、見事4個体のエゾガムシの捕獲に成功したのでした。半長を掃いていましたが、浸水と雨で、池に潜ったの?というくらいずぶ濡れで泥だらけでした。レッカーが来ても横の湿地で狂ったように網をふるい続ける僕を見て、レッカー屋さんたちは「あのダンナ、頭おかしい・・・」と思われたかもしれません・・・
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〈エゾガムシ〉
 というわけで、この日は無事エゾガムシを採り、夜からは遠軽町に向かいました。遠軽町に向かった理由は、猟師として腕を磨くために遠軽町に移住した後輩のカネチャンに会うためです。カネチャンとは5か月ぶりに会い、いろいろ話をしました。神奈川にいては絶対にできないような体験をしているようでした。これから冬で、北の国は辛いだろうけど引き続き頑張ってね!!

後編につづく


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by shingo-ayumi | 2016-08-30 01:18 | | Comments(2)

アナバネコツブゲンゴロウ

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〈アナバネコツブゲンゴロウ Noterus clavicornis, 北海道〉
 今週は北海道で見つけたゲンゴロウの中でもゲンゴロウモドキ、オオシマゲンゴロウ、カラフトマルガタゲンゴロウとメジャーな(?)種を投稿してきましたが、今日はいきなり地味な種になって、アナバネコツブゲンゴロウをご紹介したいと思います。
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 アナバネコツブゲンゴロウは体長5mm弱の小さなゲンゴロウです。
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 国外ではヨーロッパ、ロシア、中央アジア、中国東北部などに分布しているそうですが、国内では北海道のオホーツク沿岸部にのみ分布しています。
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 色の薄い個体
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 アナバネコツブゲンゴロウを見つけた湿地。結構汚い湿地でした・・・
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〈上:アナバネコツブゲンゴロウ 下:コツブゲンゴロウ〉
 ちなみに、僕がアナバネコツブを採った湿地では、本州にもいる普通のコツブゲンゴロウと混生していました。野外での同定は難しく、採ってきてからよく見比べてみると、確かに和名の由来の通り、翅に穴があいていて違いが分かりました。
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 2種を同じ容器に入れて観察すると、アナバネコツブの方がコツブより若干大きく、腹面が黒い個体が多い印象がありました(コツブは腹面が赤い個体もいます)。また、撮影する上で、コツブはピタッと動きを止めてくれるのに対して、アナバネコツブはいつまでも忙しなく動き回っていて、すぐに葉っぱの裏に隠れてしまい撮影には苦労しました。


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by shingo-ayumi | 2016-08-29 00:41 | ゲンゴロウ | Comments(0)

珍蛇の死骸を自宅で発見!!

 少し話が前後しますが、北海道に行く前日、僕が岩手県の調査から帰宅すると歩海奥さんが「そういえば外でヘビが死んでたよ?アリに食われてたけど!」と言いました。

「ヘビってなんだろう?」

 近くに小さな森があるとはいえ、周りは住宅街なのでせいぜいアオダイショウだろうと思いましたが、いちおう見てみることにしました。

 家の横の自転車を停めてあるすぐ下にカチカチに干からびたヘビの死体がありました。

「おぉこれか?・・・むむ?こいつはまさか!?」

それがこの写真です↓
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「た・・・タカチホヘビ!!!!」

 タカチホヘビは体も小さく、夜行性で、普段人目に付かないこともあり幻の蛇と呼ばれています。なかなか狙って出会えるヘビではないのです。鱗が細かく、光の当たり方でキラキラ光る美しい繊細なヘビです。

 横浜市金沢区で出会うのは2回目ですが、1回目は侍従川流域の緑地に面した畑の中だったので納得できたのですが、今回は住宅街のしかも自宅の横ということに大変驚きました。

 一説によれば、タカチホヘビは、人前に出てこないだけで、意外にも身近にいる種なのではないかと言われていますが、今回の例を見て、確かにそうなのかもしれない!?と思いました。

 というわけで、タカチホヘビの死体をタッパーに入れてから北海道に旅立ったのでした。


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by shingo-ayumi | 2016-08-27 22:43 | 両生類・爬虫類 | Comments(0)

ニホンザリガニを訪ねて in 北海道

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 北海道の旅ではニホンザリガニの観察もしてきました。事前にニホンザリガニがいそうな川をチェックして行ってみることにしました。
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 今回探しに行ったのは、海から100mもない所にある小さな沢です。

 源流からいきなり河口になっているような沢でした。
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 川に入り探し始めること1分、ニホンザリガニはすぐに見つかりました。探し方は石をひっくり返してサワガニを探す要領です。網を持っていきましたがまったく使いませんでした。
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〈ニホンザリガニ Cambaroides japonicus
 ニホンザリガニは日本に棲むザリガニの中で唯一の在来種です。アジアザリガニ属であり、アメリカザリガニとは少し遠い系統に属するそうです。ニホンザリガニは、日本の固有種で、北海道、青森県、秋田県、岩手県に分布しています。
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 子どもの頃、アメリカザリガニの小さくて赤くない個体を見つけてニホンザリガニだと言う人がたくさんいた記憶があります。しかしそれは間違えで、実際のニホンザリガニを見ると、ずんぐりしていてガタイも良く、アメリカザリガニとはぜんぜん違うよな~と思います。
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 こうして、素手でも簡単に捕まるくらいに大人しく、それといった抵抗もあまりしません。なんだか大人しくて日本らしい上品なザリガニだね!と歩海奥さんも気に入ったようでした。
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 川の上から観察していると、石をひっくり返さなくてもトコトコと歩いて出てくる個体も多く見られました。また、基本的には川の中にいる個体が多いようでしたが、中には陸を歩いている個体も見られました。
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石の下から顔を出すニホンザリガニ
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 あっ!このザリガニ子どもを抱いてる!?
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 稚ザリを抱いたメスを見つけました。今まさに放たれようとしています!
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親元を離れたばかりの稚ザリ
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 赤ちゃんザリガニは小さくてカワイイですね☆
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 こちらは少し大きくなった個体です。すでにニホンザリガニらしいシブいかたちになっていますね。
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 ちなみに、ゲンゴロウを探すなかで、森の中の池でもニホンザリガニと出会いました。この池はではエゾサンショウウオやモンキマメゲンゴロウなども見られました。
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 広葉樹の落ち葉が積もる水温の低い池にもニホンザリガニは棲んでいるようでした。


 というわけで、ニホンザリガニを観察した時のことを紹介させていただきました☆


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by shingo-ayumi | 2016-08-27 01:22 | 淡水生物いろいろ | Comments(0)

カラフトマルガタゲンゴロウ

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〈カラフトマルガタゲンゴロウ Graphoderus zonatus, 北海道〉
 北海道でゲンゴロウを探す!といったら、やはり押さえておきたいのはこのカラフトマルガタゲンゴロウではないでしょうか。
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 本種は、1980年代に北海道北端部で初めて確認され存在が知られるようになった種です。国外ではサハリンやシベリア、ヨーロッパなどのに分布します。
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 近い過去にサハリンなどからやってきて、偶然北海道北部に定着したのか?ずいぶん前から生息していたのか?分かりませんが、現在も分布は北海道北部の一部の地域に限られていると思われます。
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〈稚内市の湿地〉
 この写真はカラフトマルガタを採った場所ではありませんが、夕日がきれいだったので撮影しました。北海道には大きな池や湿地帯がたくさんありますが、あまりにも広くて入れなかったり、水辺までの道のりが藪に覆われていて、水辺までの距離が遠かったり、国立公園になっていて入れなかったり、いろいろな意味で守られているような気がします。上の写真の湿地も上から眺めただけで入れませんでした。


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by shingo-ayumi | 2016-08-26 01:00 | ゲンゴロウ | Comments(0)

オオシマゲンゴロウ

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〈オオシマゲンゴロウ Hydaticus aruspex, 北海道〉
 体長15mm程の中型のゲンゴロウです。国内では北海道と青森県の一部に分布しています。昔はイチモンジシマゲンゴロウと呼ばれていました。メスはコシマゲンゴロウのように縦スジがあり、まさにコシマを大きくしたオオシマというような感じです。
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〈オオシマゲンゴロウ♀〉
 模様には個体差があり、上の写真のように縦スジがはっきりと表れない個体もいます。
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〈オオシマゲンゴロウ♂〉
 オスはメスとは違い縦スジがありません。個人的にはオスの方がシブくてカッコイイと思っています!
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〈青森県の生息地〉
 オオシマゲンゴロウは、比較的水生植物が繁茂した平地の池や湿地で採れることが多いのですが、時に開放水面がまったくない葦原の中の湿地や小さく閉鎖的な水路や水溜りでも見つかることがあります。北海道では各地で比較的容易に見つけることができましたが、青森県では分布域の中でも局地的だった記憶があります。青森県の分布域はウシガエルやブラックバスなど外来種も多く入ってしまっているので、もしかしたらその影響もあるのかもしれません…。
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〈オオシマゲンゴロウ幼虫〉
 幼虫はシマゲンゴロウ属らしいかたちをしています。今回の北海道旅でも幼虫の姿を見ることができました。


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by shingo-ayumi | 2016-08-25 00:27 | ゲンゴロウ | Comments(0)

ゲンゴロウモドキ

 北海道に行っていて、長らくブログをお休みしていましたが、旅の報告も兼てブログを再開したいと思います。
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〈ゲンゴロウモドキ Dytiscus dauricus, 北海道〉
 北海道では、夜の池でゲンゴロウモドキの撮影をしてきました。
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〈ゲンゴロウモドキ♀〉
 ゲンゴロウモドキとは、国内では北海道と青森県の一部に分布するゲンゴロウの1種です。体長は35mm程あり、ゲンゴロウ類のなかではかなり大型です。北方系の種で、国外ではロシアやシベリア、北アメリカ北部に分布しています。
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〈ゲンゴロウモドキ♂〉
 基本的には翅にスジがあるのがメスで、無いのがオスです。しかし下の写真のように、稀にスジ無しのメスも見られます。
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〈スジ無しのメス〉
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〈スジ有りのメス(通常個体)〉
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 ちなみに近種のエゾゲンゴロウモドキとは、腹部の模様で簡単に見分けることができます。ゲンゴロウモドキはエゾゲンゴロウモドキに比べて平地に生息する傾向があります。今回の旅ではゲンゴロウモドキを各地で確認しましたが、平地の池や水路、水溜りなどでも見られました。
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 今回の旅は8月中旬だったので、場所によって新成虫が出ている所や幼虫ばかりの所、またちょうど上陸中なのか年寄の個体がやっと1個体というような所など、地域によって発生時期がバラバラなのを感じました。
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 ちなみに夜間観察を行った場所は、ちょうど新成虫が出たばかりだったようで、若々しい個体がたくさん観察できました。
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 この写真は池に落ちた昆虫を食べようとする個体です。
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 あっ!捕まえた!

 ゲンゴロウ類を飼育していて感じることですが、若い個体は非常に匂いや振動を感知する力に優れていて、エサの匂いや落ちた虫の振動などでも反応してエサまですぐにたどり着く印象があります。しかし、2年目、3年目の個体になると反応が鈍るのか、なかなか反応しなかったり、エサに気付いて探し始めてもエサが目の前にあるにも関わらず気付けないというようなことが起こります。
 上の写真の個体は、反応が早くさらにツヤツヤしているので、きっと若い個体なんだろうなぁと思いました。
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〈ゲンゴロウモドキ終齢幼虫〉
 僅かですが幼虫の姿も見かけました。
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 幼虫は成虫以上に動くものに敏感に反応します。池に指を入れて、ピンピンと波を立てると何処からともなく幼虫が指の方に寄って来ました。
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 というわけで、台風が迫りどしゃぶりの雨の中、ヒグマの恐怖にもおびえ、大量の蚊に襲撃されながらゲンゴロウモドキの観察をしてきました。
 ちなみに、僕が撮影中、大量に襲撃してくる蚊を歩海ちゃんが虫網で捕まえまくってくれたのですが、僕らの血を吸った蚊を捕まえまくったことにより、白い網は恐ろしいほど赤く染まったのでした!!

 北海道の旅についてはこれから投稿していきたいと思います。


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by shingo-ayumi | 2016-08-24 15:18 | ゲンゴロウ | Comments(0)

モノサシトンボ

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〈モノサシトンボ Copera annulata, 岩手県〉
 8月に入って早々、2週にわたって岩手県に調査に行ってきました。上の写真はその時に撮ったモノサシトンボです。 

 そして、明日からは北海道に行ってきます。今回もいい旅でありますように☆


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by shingo-ayumi | 2016-08-11 01:58 | トンボ | Comments(0)

岩手県中部の旅(2016年8月)

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〈自称調査兵団の仲間たち〉
 8月に入って早々、岩手県に調査に行ってきました。
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 8月1日の初日は良い天気で、気持ちのいい1日でした。
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 源流域の様子
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〈ヒメクロサナエ〉
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 地元神奈川では5月から6月頃に出現するトンボですが、岩手では8月でも見られました。
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 地元神奈川で成虫を採るとなるとなかなか難しいのですが、ここでは驚くほどたくさんのヒメクロサナエと出会うことができました。
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 沢にいると1匹のヒメクロサナエが石の隙間に入って入って行きました。
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 メスの産卵です。見ていると次々とやってきていたるところで産卵をしていました。
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〈トウホクサンショウウオの幼生〉
 源流域の水溜りや川でも調査をおこないました。
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〈カジカ〉
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 錆びた鉄の桶(?)の中から顔を出すヤマアカガエル
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 陸上の生きものの観察を少しだけ行いました。
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〈アイノミドリシジミ〉
 調査地は比較的標高が高くミズナラが多くあるため、アイノミドリシジミの姿もちらほら見かけました。光の当たり具合によって青く見えたり緑に見えたり美しい蝶ですね☆
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〈アキアカネ〉
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 未成熟のアキアカネが森の中にたくさんいました。
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 虫をとる仲間たち
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 ブナやミズナラがあるので、オオクワガタがいるんじゃないか!?と期待を込めて、トラップをしかけてからこの日は調査を終了しました。
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 しかし、翌日、この日は午前中は晴れていたのですが、昼近くから天気は急変して豪雨になりました…
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 しかしそれでも調査は続行です。
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 虫たちもこの雨では動きません。
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〈アオイトトンボの幼虫〉
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〈アカハライモリ〉
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〈ミヤマミズスマシ〉
 やはり雨の中での作業はテンションが下がります。全員グッタリして調査を終了しました。
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〈オオミズアオ〉
 そして最終日、この日はなんとか雨が上がりました。
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 宿の灯りにやってきたオオミズアオ
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〈ミヤマクワガタ〉
 仕掛けたトラップには何も来ませんでしたが、宿に灯りにはミヤマクワガタ、アカアシクワガタ、コクワガタが来ていました。
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〈タカネトンボ〉
 この日は1日曇りでしたが、水辺にはタカネトンボがパトロールをしていました。
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 メタリックな体色がカッコイイトンボです☆
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〈ルリボシヤンマの羽化殻〉
 というわけで、今回の調査も無事終了しました。ちなみに来週もまた岩手で調査に行きます。次回こそ全日快晴であったほしいものです。ちなみに今回は3日間で2回もクマに会いました。今年はクマが多いそうです。気を付けないといけませんね。


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by shingo-ayumi | 2016-08-04 13:05 | | Comments(0)