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水辺の自然を中心としたブログです。夫婦でやっています。


by 佐野真吾、歩海

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北関東の里山(2018年5月、6月)

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 今年の5月後半から6月は、生き物仲間のウチダくん、クシイくんの案内で北関東に通っていました。ちなみに上の写真の田んぼは、見た目はきれいですがザリガニだらけでした…。
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〈カトリヤンマとシマゲンゴロウ〉
 地元神奈川では減少が著しい2種ですが、神奈川に比べればずいぶん残っている印象がありました。
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〈タガメの卵塊〉
 このあたりはタガメが広く分布しているのですが、驚いたのは、田んぼに設置された防獣ネットに産卵している光景が多く見られたことです。最近、多くの場所で防獣シートが張られるようになりましたが、タガメがシートに産卵するのは最近ならではの光景ではないでしょうか。
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〈休耕田に集まっていたタガメ〉
 休耕田に集まっていました。個体数をカウントして逃がしました。
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〈キイロサナエの幼虫〉
 田んぼの横の水路には、キイロサナエの羽化殻がたくさん見られました。水路を掬うとたくさんのヤゴが採れました。写真の個体は来年羽化するものだと思われます。
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〈オゼイトトンボ〉
 次は、湿地に移動しました。
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〈モートンイトトンボ〉
 もの凄い数のモートンイトトンボがいました。湿地のトンボです。
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〈ネクイハムイシの1種〉
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〈ウシガエル〉
 しかし、気になったのは、かなり広範囲でウシガエルやアメリカザリガニ等の外来種が入っていることでした。特に池はほとんどの場所に入っていて、タガメやゲンゴロウはよく生き残っているなぁと思いました。とはいえ、やはりウシガエルやザリガニがいる池でタガメやゲンゴロウは見られませんでした。
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 さて、今度はまた違う地域で、時期も6月下旬です。
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 この田んぼは見た目は良いのですが、近くに茶畑があるせいなのか(茶畑ではたくさんの農薬を撒きます)昆虫がほとんどいませんでした。
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〈オオイトトンボ〉
 クシイくんに案内していただき、池にやってきました。ウシガエルやザリガニが入っていない池です。
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〈モノサシトンボ〉
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〈ゲンゴロウの幼虫〉
 ゲンゴロウ(ナミゲンゴロウ)の幼虫です。
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 この日は、1齢から終齢までの幼虫が見られました。関東のナミゲンは、タガメよりも分布が限られるので貴重な生息地です。
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 前の投稿でも書きましたが、一見透明度の高い池でもカメラを沈めると意外にも浮遊物が多くうまく撮れないことがあります。止水域での水中撮影の難しさを感じています。
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〈コサナエ〉
 神奈川ではかなり貴重なコサナエですが、このあたりでは池があればだいたいの場所で見られました。外来種がいてもあまり影響はなさそうです。
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 採った生きものを撮影する山田さん
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〈タカネトンボの幼虫〉
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 農道にできたタイヤの跡に水が溜まっています。

 そこを覗くと↓
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 アカハライモリがいました。山田さんが「えぇー!ここは沖縄かぁ!」と叫んでいました。沖縄や奄美では、このような林道の水溜りにシリケンイモリがいます。
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〈オオオバボタル〉
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〈ニホンカワトンボ〉
 というわけで、今年はずいぶん通いました。まだまだいろいろ回って調査した場所はたくさんありますが、これから少しずつやっていきたいと思います。案内してくれたウチダくん、クシイくんに感謝です。


by shingo-ayumi | 2018-06-30 21:12 | 田んぼ・里山 | Comments(0)

ゲンゴロウがいる里山(2018年6月)

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 ある番組からご依頼をいただきゲンゴロウのいる里山に取材に行ってきました。※風景の写真は生息地ではありません。
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 夜、盛んに泳ぎ回っていたゲンゴロウ
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 田んぼの中にはアカネ属のヤゴやミズカマキリ、オオコオイムシ、ガムシ等がたくさんいました。
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田んぼ脇の水路です。ここは希少な水生昆虫や水生植物が豊富な場所です。
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〈ゲンゴロウ〉
 普段は、主に池にいるゲンゴロウですが、この時期は水田や水路にやってきて繁殖します。
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〈ゲンゴロウの幼虫〉
 幼虫もいました。1齢から3齢まで、すべての齢期の幼虫が見られました。
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 オタマジャクシを捕食しています。

 水路の中は、上から見ると比較的透明度が高いのですが、カメラを鎮めると思った以上に濁っていてうまく撮れませんでした。
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 田んぼに線のようになった足跡が!?足跡の先にはガムシの幼虫がいました。これから蛹になるために上陸するようです。
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〈トウホクサンショウウオ〉
 移動中の路上でトウホクサンショウウオに出会いました。大きな個体です。
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〈アオダイショウ〉
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〈オニヤンマの羽化殻〉
 林道にはもうオニヤンマが飛んでいました。
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 溜め池も回ってきました。
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 ちょうどジュンサイの収穫の真っ盛りで、収穫中の方たちにいろいろ伺うことができました。
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 ここでは、自分で食べるだけのジュンサイを収穫しているそうです。収穫は今月いっぱいまでだそうです。
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 この地域に通い始めて11年目になりますが、11年前とそれほど大きく変わったことはなく安心します。地図上に載っている池はほとんど回り尽くしました。ジュンサイやヒシ、ヒルムシロが生えた池がたくさんある地域で羨ましく思います。
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〈コサナエ〉
 コサナエのメスが産卵にやってきていました。このあたりでは、ほとんどの池で見ることができます。
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 もちろんゲンゴロウもいます。

 ゲンゴロウがいる里山の取材は、これからも続く予定です。


by shingo-ayumi | 2018-06-28 18:16 | 田んぼ・里山 | Comments(0)

キタノツブゲンゴロウ

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〈キタノツブゲンゴロウ Laccophilus vagelineatus ZIMMERMANN,1922, 茨城県〉
 コウベツブゲンゴロウ系の中では最も小さい種で、師匠である北野先生の名前が和名になっているゲンゴロウです。
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 10年以上前、私が大学生になったばかりの頃、先生にキタノツブの採集に連れて行っていただいたことがありました。当時は、小型種の知識・経験が浅く、いろいろおしえていただきながら採集した記憶があります。その時は、キタノツブも含め多種多様な小型種を見せていただき感激した記憶があります。この時の採集が小型種の採集にはまるきっかけになりました。
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〈キタノツブゲンゴロウ幼虫〉
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〈生息地の様子,茨城県〉
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 ツブゲンゴロウの仲間は、ゲンゴロウ属をそのまま小さくしたようなホルムで好きです。また、撮影をする時もピタッと静止してくれるので撮りやすいです。


by shingo-ayumi | 2018-06-27 18:21 | ゲンゴロウ | Comments(0)

西表島のマングローブ

 
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 西表島ではマングローブも見てきました。
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〈オキナワハクセンシオマネキ〉
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 マングローブの中は濁っているところが多いのですが、場所によっては透明度が高く写真を撮りやすいところがあります。
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 夕方の干潟
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by shingo-ayumi | 2018-06-23 23:55 | | Comments(0)

ホソゴマフガムシ

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〈ホソゴマフガムシ Berosus pulchellus MACLEAY,1825, 石垣島〉
 ゴマフガムシの仲間はゴマフガムシ亜属とトゲバゴマフガムシ亜属に別けられますが、本種はその中でもゴマフガムシ亜属に属します。また、ゴマフガムシ亜属の中では最小です。
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 このホソゴマフガムシですが、写真を撮るのにすごく苦戦しました。というのは、上の写真のように、すぐに頭を下げてうつむいたような姿勢なってしまうからです。しつこく撮影したのですが、結局疲れてきてこのくらいで妥協しました。
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 石垣島、西表島では池や田んぼで見られました。


by shingo-ayumi | 2018-06-22 00:34 | 水生昆虫いろいろ | Comments(0)

アマミチビゲンゴロウ

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〈アマミチビゲンゴロウ Hydroglyphus amamiensis (M.SATÔ,1961) , 西表島〉
 チビゲンゴロウとよく似ていますが、トカラ列島以南に分布しています。
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 池や湿地、水溜り、水田等、様々な水辺で普通に見られますが、より開放的な水辺を好み、水田などに多い印象があります。


by shingo-ayumi | 2018-06-20 00:05 | ゲンゴロウ | Comments(0)

西表島の旅(2018年6月)

 さて、新城島を後にした私たちは、夕方5時頃に西表島に到着しました。
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 夜は林道巡りをする予定だったので、日が暮れるまで周辺をフラフラしました。
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〈ヤエヤマセマルハコガメ〉
 林道にヤエヤマセマルハコガメが歩いていたので写真を撮りました。
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 一度スーパーで買い出しをし、日が暮れたくらいに再び林道へ戻りました。
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〈ヒメアマガエル〉
 夜の林道ではたくさんの生き物たちと出会うことができます。
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〈タイワンサソリモドキ〉
 地元の活動仲間である山田さんはサソリモドキが大好きで、いつも採って来てと言うのですが、僕はこの手の生き物は苦手で(主にクモが苦手)、毎度「いなかった!」と嘘をついています!笑 夜の林道ではたいてい見られます!
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〈タイワンセスジゲンゴロウ〉
 林道に溜まった水溜りにはゲンゴロウの仲間も見られました。
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〈リュウキュウオオイチモンジシマゲンゴロウ〉
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〈リュウキュウセスジゲンゴロウ〉
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〈コガタハナサキガエル〉
 近年、特別希少野生動植物種に指定されました。
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〈ミナミオカガニ〉
 ロードキルにあい潰れたカエルを食べていました。
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〈ヤシガニ〉
 今回の旅では比較的多く出会いました。
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 朝から田んぼにいきました。
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〈タイワンヤツボシハンミョウ〉
 一見きれいな色をしたハンミョウですが、こいつは外来種なのです。西表島は在来種の宝庫だと思われている人もいますが、意外にも様々な分野で外来種の問題があるのです。
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〈アカスジベッコウトンボ〉
 本種もここ10年くらいの間に見られるようになったトンボです。昔、台湾に行った時に初めて見て感激した記憶がありますが、その直後に西表島や石垣島でも見られるようになり驚きました。本種は外来種ではなく、自然にやってきた種です。
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 移動の途中、車が3台くらい路上で渋滞していたので、なんだろうと思ってみてみると、路上をセマルハコガメが横断している最中でした。
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 林道にやってきました。
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 このように林道に水溜りが出来ていますが、このうような溜まりは、意外にも生きものたちの生活の場になっていることが多いのです。
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 オタマジャクシがいっぱい!
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 ここにもセマルハコガメがいました。今回の旅は、これまでになく何度もセマルハコガメと出会いました。
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〈カンムリワシ〉

 カンムリワシはカエル等を食べているのを見かけます。
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  林道にて
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〈クロアゲハ〉
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〈サキシマキノボリトカゲ〉
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〈コナカハグロトンボ〉
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〈ホソアカトンボ〉
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〈オオハラビロトンボ〉
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〈リュウキュウカトリヤンマ〉
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〈ウエノチビケシゲンゴロウ〉
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〈オオゴマダラ〉
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〈サキシマカナヘビ〉
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 川にも行きました。
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 今回は、リュウキュウイノシシに何度も会いました。基本的には小さいので、威嚇しつつも向こうが離れていくのですが、一回は、群れでなかなか大きな個体が1頭いて、むかってくるんじゃないか!?というくらい威嚇されました。唸りながら近づいてきたので、「ストップ!!」と叫びながら手を前に出すと止まりました!そしてそのままお互い睨み合いが続きましたが、こちらが一歩踏み出すと、少しビビった様子が見てとれたので、「どけぇっ!!」と怒鳴ると林道からそれて山の方に去っていきました。
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〈コナカハグロトンボ〉
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〈ヒメホソサナエ〉
 それにしても今回、トンボが少なかったことが気になりました。この時期だと、本来なら上空にはイリオモテミナミヤンマが飛んでいて、川の上にはヒナヤマトンボなんかが見られるはずなのに、とにかく少なく、西表のトンボはどうなってしまったんだ!?と心配になりました。
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〈アトホシヒラタマメゲンゴロウ〉

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〈ナンヨウボウズハゼ〉
 一人川の中を歩き回り、お昼は川辺の岩に腰掛け、足を川の中に浸しながら弁当を食べたのですが、なにやら足元でチョコマカと動き回っている魚が!ナンヨウボウズハゼです!網で掬おうとするとなかなか素早いのですが、こちらがボーっとしていると自ら足にくっついてきて、しきりにモグモグと口を動かしています。足の角質を取ってくれたのかな?笑 
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 夕日の様子
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星がきれいでした☆
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〈サキシマハブ〉
 サキシマハブがサキシマヌマガエルを飲む写真や動画を撮りました。

 上の写真のハブは、まだ幼蛇で小さいですね。こういう場合、一度噛みついて毒で殺した後にゆっくり飲む様子が観察できました。こんな体格差があるエサを飲みこむのは無理なんじゃないか?と観察していましたが、しっかり飲みこみました!さすが、ヘビってすごいな~☆
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 最終日の夜、この日は最後の林道回りをしようと思い、7時くらいにはご飯を食べてしまおうと店に入ると、突然「サノシン!!」と声をかけられました。そこには若い兄ちゃんが立っていて、一瞬「誰や?」と思いましたが、彼は、地元ふるさと侍従川に親しむ会のAくんでした。なんでも半年前に西表に移住したとか!というわけで、林道巡りはやめて偶然再会した同郷の仲間と飲みながら語り合い、最終日を飾ったのでした。


by shingo-ayumi | 2018-06-18 03:03 | | Comments(2)

アトホシヒラタマメゲンゴロウ

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〈アトホシヒラタマメゲンゴロウ Platynectes chujoi M.SATÔ,1982, 西表島〉
 八重山諸島の流水域に生息するゲンゴロウです。黄色い斑紋が目立つ美麗な種です。
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 10数年前に初めて西表島に行った時に偶然採集し、「これがアトホシヒラタマメか!」と一目で分かり、なんてきれいなゲンゴロウなんだと感激した記憶があります。
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 本種は、和名に「マメゲンゴロウ」と付きますが、マメゲンゴロウAgabus属でもモンキマメゲンゴロウPlatambus属でもないPlatynectes属に属します。
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〈生息地の様子,与那国島〉
 生息地は上の写真のような源流域から、ポットホールができるような川、染み出し水でできた僅かな流水まで、比較的様々な流水域に生息しています。


by shingo-ayumi | 2018-06-16 01:22 | ゲンゴロウ | Comments(0)

ウエノチビケシゲンゴロウ

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〈ウエノチビケシゲンゴロウ Microdytes uenoi M.SATÔ,1972, 西表島〉
 南西諸島の染み出し水などに生息するゲンゴロウです。
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 ユスリカの幼虫に群がるウエノチビケシゲンゴロウ
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 このような染み出し水で出来た水溜りや湿地に生息します。今回はこれまで採っていた場所とは違う地域で生息地を見つけました。
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 どこにいるでしょうか?笑
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 ウエノチビケシゲンゴロウは地下水性の種を除けば、日本最少のゲンゴロウなのではないでしょうか?とにかく小さいです!
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 野生にいるのを見ていると、結構忙しなく動き回っていました。

 昔、ゲンゴロウの師匠である恩師K先生に「西表島にしかいないゲンゴロウを見せてあげる!」と言われて生息地に連れて行ってもらったことがありました。今でこそ南西諸島に広く分布することが分かってきましたが、当時は、西表にしかいないとされていました。

 「いたいた!これだよこれ!」と見せられ、「え?どれ?」と思った記憶があります。そしてそれと同時に、「こんなに小さいんだ!?」と驚かされました。でも写真に撮ると結構可愛くきれいなゲンゴロウだと思っています!



by shingo-ayumi | 2018-06-14 02:24 | ゲンゴロウ | Comments(0)

新城島の旅(2018年6月)

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 さて、今回の旅の目的である新城島に出発しました。

 新城島は上地島と下地島の2島からなることから「パナリ島(離れ島の意)」とも呼ばれています。
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〈上地島の港〉
 これまで、八重山諸島の有人島は、すべてタモ網を持って旅をしてきましたが、この新城島だけは行ったことがありませんでした。それはなぜかというと、新城島は非常に信仰の深い島で、「アカマタ・クロマタ」という祭があることを知っていたからです。

 祭は「秘祭」とされ、祭事中は一切部外者の入島が禁止され、関係者ですら撮影、録音、スケッチ等が禁止されます。さらに祭事の中で行われる特別な儀式には、島の中でも特別な人しか参加できないそうです。そんな秘祭に興味を持ち、覗こうとしようものなら生きて島から出られないというような嘘か本当か分からない噂がネットの各所に飛び回っているのです。
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 私の場合、タモ網やらカメラやら胴長やら持って闊歩していれば、怪しまれることは必至です!しかし、そんな島だからこそ、そそられるところもあり、いつかは絶対に虫とりに行きたい!と、夢を膨らませ続けて来ました。
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〈上池島の港,正面に見えているのは西表島〉
 というわけで、今回思い切って島の方にコンタクトを取り、水生昆虫を採りたいということを伝えると、本来シュノーケリングツアーしかやっていないところを、特別に付き添いのもと島内で虫とりをさせていただくことができたのでした。
 しかし、電話に出られた方は、優しい口調ではあるものの「この島は神の島だから!入っちゃいけない所や撮影してはいけない所もたくさんあるから、当日おしえるね!」とはっきり言われました。「神の島だから…」という言葉が強く印象に残りました。
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 さて、当日、一度石垣島から西表島に渡り、そこで今回お世話をしてくださるMさんと初めてお会いしました。そして、そこからMさんの船に乗せていただき、まずは上地島に向かいました。
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〈上地島の集落〉
 上陸すると、Mさんのお宅で麦茶をご馳走になり、島の歴史や島での注意についての話を伺いました。
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 かつては、祭事に関係なく部外者がカメラを持って集落を歩くなんてことは持っての他だったそうです。私たちが集落内でカメラを持っていられるのはMさんと一緒だからです。「それでももし、あたなたちがお宮に入ったり、写真を撮ったりしたら、私も責任を問われてただでは済まない!本当だよ!私だってボコボコにされるよ!そしてあなたたちは掘った穴に埋められる!笑」。Mさんは笑いながら言っていましたが、この島の人たちにはそれだけ大切なものがあり、それを守ろうとする気持ちがとても強く、その重さが伝わってきました。
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 午前中、私と妻は島内に水生昆虫がいるところはないか、Mさんの案内で散策しました。そして生き物を探しながらいろいろな話を聞かせていただきました。
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 ここは「タカニク(火番盛)」と言って、かつて狼煙をあげる場所だったそうです。少し高台になっています。

 この後、祭事でアカマタ・クロマタが出てくるというお宮も見せてくださいました。もちろんお宮の中には入れませんし、外観の写真を撮ることはかたく禁じられています。
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 祭事の時期になると全国に散らばった島の関係者が集結するそうです。祭事は新城島にはなくてはならないもので、皆、祭事を生きがいに生きていると言っても過言ではないとMさんは言っていました。
 詳しいことはブログに書きませんが、祭事についてもいろいろな話をしてくださいました。Mさんにとって祭事は命のように大切なもので、島外者の私に対して、伝えるべきこと、伝えたいこと、伝えてはいけないことをしっかり判断し、核心には一切触れることなく話しているように感じました。
 
 もっとも私は民俗学者ではないので、歩をわきまえ、安易な興味でいろいろ聞くのは失礼かなと思い、祭事に付いて探るような質問はしないようにしました。とは言え、私もMさんが話してくれたことを話して良いものなのか自分では判断ができないので、とにかく新城島にとって祭事とは本当に本当に大切なものなのだということだけこの場で書かせていただきたいと思います。

 私もこの島に行きつくまでに島のことをたくさん調べてきましたが、ネットを見るとブラックな噂がたくさん書かれています。それは真実もあれば嘘もあるし、結局分からなかったこともたくさんありますが、部外者には計り知れない島の精神があることは確かだと思いました。
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 Mさんが撮ってくださいました。
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〈アオムネスジタマムシ〉
 さて、自分の本分に戻り、生き物を探して島内を散策すると、オオゴマダラやスジグロカバマダラなどのチョウ類やキシノウエトカゲ等の爬虫類を多く見かけました。ハブはいないけれど、スジオはいるそうです。また、水辺がないのにカエルもいるんだよなぁ~とMさんは言っていました。

 あとから調べたところ、サキシママダラの記録はあるようでしたが、カエルの記録は見つけられませんでした。何ガエルなのか気になります。ちなみに同じ八重山諸島の鳩間島には、かつてオオヒキガエルが入った記録があります。2014年に行った際は確認できず、民宿のオジサンが「俺が見つける度に潰してたらいなくなった!」と言っていました…笑 侵略的外来種も水場が少ない離島では根絶も容易なのかもしれません。もっとも上池島にいるというカエルがオオヒキガエルかどうか分かりませんが。
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 上地島の北側は岩場になっていました。

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〈下地島〉
 さて、お昼を食べて午後は、船に乗り下地島に移動しました。
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〈下地島の港〉
 午後、私は一人で島内散策、妻はシュノーケリングをしました。上地島に比べて下地島は、信仰的に入ってはいけない所などがないのでしょうか…。 

 Mさんには牧場の管理者が一人いるけど、島に入るなって怒られたりしないから、いたら声をかけてみなと言われました。
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 こうして、一人で散策を始めました。それにしても下地島は、上地島と違って日陰がほとんどなく炎天下でしんどい散策でした。しかし、水辺がいくつかあり、水生昆虫やトンボ類等、成果がありました。それについては、別の場で!
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〈アオムネスジタマムシ〉
 アオムネスジタマムシは下地島にもいました。
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 下地島はパナリ牧場という広大な牧場が大半を占めています。かつては、北部に集落があったそうですが、1960年代に廃村になったそうです。
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〈クロマダラソテツシジミ〉
 道端にたくさんのクロマダラソテツシジミが集まっているのを見つけました。
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 何かの糞に集まっているようでした。
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というわけで、16時半頃に港で拾ってもらい西表島に戻りました。

 今回お世話をしてくださったMさんとその息子さんには大変お世話になりました。普段はきれいで爽やかな新城島。しかし、島の魂である祭事は、時に厳しく、時に美しく神聖であり、新城という島の根っこであることがよく分かりました。


by shingo-ayumi | 2018-06-13 02:24 | | Comments(0)