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水辺の自然を中心としたブログです。夫婦でやっています。


by 佐野真吾、歩海

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タガメの観察(2019年6月下旬)

 2006年から観察を続けているタガメの生息地に今年も行ってきました。
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 今回は大学時代に所属していた研究室の後輩で、最近は活動仲間として一緒に活動しているSちゃんとIくんが参戦してくれました。
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 例年であれば、この時期はとっくに池の水草が繁茂し、タガメの卵塊がたくさん見られるのですが、今年は寒かったのか、カンガレイやヒルムシロがあまり伸びていません。年によって時々こういうことがあります。というわけで、タガメもまだ産卵していないかな?と池を一周しましたが、卵塊は見あたりませんでした。
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 というわけで池に網を入れてみると。
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 じゃーん!早速タガメが!
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 よく見るとお腹がパンパンに膨れています!まだ産卵していないようです。
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 この日は7個体のメスを確認しましたが、いずれもお腹がパンパンでした。
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 タガメを持ってよろこぶSちゃん。ポーズまでキメさせて、ピントは人じゃなくて虫に合わせるのかよ!と、時々ツッコまれますが、許してください…笑
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〈タガメの1齢幼虫〉
 池の中に網を入れていると、少しですが幼虫も見られました。
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〈タガメの2齢幼虫〉
 一部早い時期に産卵した個体がいたようです。
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〈ゲンゴロウの幼虫〉
 ナミゲンゴロウの幼虫がたくさんいました。ゲンゴロウを採ったことがないというIくんは、ブユに刺されまくりながらも気が狂ったように成虫を探していました。
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 そして執念でついに1個体ゲットしました!ブユに刺されてボコボコになりながら「久しぶりにこんなに運動しました!」とやりきった顔をしていました。すばらしい気合いですね!笑
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 タガメの調査が終わったあとは、近くに川でタナゴを探しにいきました。しかし、最後の最後の帰り際、採った魚を川に逃がそうと土手を下りたIくんは、手をかけたガードレールで指を切り大出血!しかし、それをみていたSちゃんは、ケラケラ笑いながら「今日はゲンゴロウ初記念日だし、指を切った記念日だしよかったね☆」と、よく分からない記念日指定をしてIくんを励ましていました(笑)


by shingo-ayumi | 2019-06-30 22:30 | タガメ | Comments(4)

アオウミガメと夜光虫

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〈漂着したアオウミガメ,観音崎たたら浜〉
 先日、観音崎のたたら浜にアオウミガメが漂着しました。 
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 南の海に棲むイメージがあるアオウミガメですが、神奈川の海に漂着することもあるそうです。今年の冬に漂着したアカウミガメに比べるとずいぶん小さな個体でした。 
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 地元の海にアオウミガメが漂着するなんて不思議な感じがします。海で泳いでいたら出会えることもあるのでしょうか。


 今度はそれから数日後の6月24日、夜間、日課であるランニングをしていると、近所の小さな港が青く光っていることに気が付きました。「おぉ!夜光虫だ!」。
 汀は波に打ち寄せられるたびに激しく光り、少し沖はオーロラのように帯状になってゆらゆらと光っています。このあたりでここまで夜光虫が出るのは珍しいことです。急いで家にカメラを取に帰りました。
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 戻ると、オーロラのような帯状の光は消えてしまいましたが、汀は相変わらず光っています。子どもに汀と名付けた直後で良いタイミングだよなぁ~と思いながら、シャッターを開けっぱなしにし、港に腰かけて夜光虫が光る景色を堪能しました。
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 その後、夜光虫は30分くらいで光が弱まってしまいました。それにしても最近、生き物の神秘体験が続くな~思いながら家に帰りました。

 翌日、この日も夜光虫が出ないかなぁと見に行きましたが、その日は水が澄んでいてまったく見られませんでした。きっと流されていってしまったのでしょう。1日だけ偶然出たのかぁと思いました。

 しかし、さらに翌日の6月26日
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 朝、通勤のため、自転車で海沿いを走っていると、どこもかしくも海が真っ赤で驚きました。赤潮がかなり広範囲に発生しているではありませんか。観音崎自然博物館前のたたら浜も真っ赤に染まっています!
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 今夜はたたら浜で夜光虫が撮れるぞ~!と期待しました。しかし、夕方から風が強まり、赤潮はどこかに流されてしまい、夜には鴨居の浜と自宅前の小さな浜に僅かに残っているだけになってしまいました。海全体が青く光るまでなるにはなかなかタイミングが難しいですね。


by shingo-ayumi | 2019-06-27 22:28 | 観音崎周辺の自然 | Comments(0)

アゲハ4兄弟

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 妻と子どもが退院する前日のこと、その日病院から帰った私は、部屋の掃除をし、妻の不在中に放置されていた庭の手入れをしました。せっかく海の見える家なのに、花壇に生えている笹がすぐに伸びてしまい、定期的に刈らないといけないのです。

「う~ん言われる前に自ら草刈りして、妻子が帰った時に海が見えるようになんて!まったく意識高い系だなぁ~すばらしい!」などと一人ブツブツ呟きながら上機嫌で作業をしていると、春からあえて伸ばしっぱなしにしておいたカラスザンショウにナミアゲハの幼虫がくっ付いていることに気が付きました。
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〈ナミアゲハの幼虫〉
 また、すぐ近くにあるミカンの木の新芽にもたくさんの幼虫や卵が付いていました。
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〈アゲハの卵〉
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 普段、昼間は仕事に出ているし、休みの日もたいてい虫とりに出かけてしまうので、自宅の庭をゆっくり見るのは久しぶりでした。
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 産まれて間もない幼虫もいました。「なんかタイミング良くて嬉しいなぁ~明日にはウチにも新生児が来るんやで~」とイモムシに話しかけながら写真を撮りました。
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 ミカンにいた弱齢幼虫と卵を撮り終わったあと、もう一度カラスザンショウにいる幼虫を撮ろうと近づくと、「やや!これは!」
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 じゃーん!最初に見つけた幼虫のもう一段下の葉っぱに、仲良く同じ方向を向いた幼虫がいるではありませんか!!
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 ちなみに最初は3匹だったのですが、右から2番目の葉っぱが空席だったので、一段上にいた幼虫を移動させてヤラセ4兄弟にしました!笑
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 前から見るとなかなか面白い画です!笑 

 というわけで、仕事そっちのけで撮影を始めてしまい、結局、庭の雑草抜きは頓挫してしまったのでした…笑


by shingo-ayumi | 2019-06-26 20:25 | 我が家のいきもの | Comments(0)

 2019年6月16日深夜、この日、神奈川では6月としては珍しく嵐となった。外は豪雨で、激しい音とともに雷が何度も部屋を照らした。  


午前3時過ぎ、私は突然妻に起こされた。

「ねえ起きて!破水した!」
「うそ!もう産まれるの?予定よりずいぶん早いじゃん!」  

 横須賀じゅうのタクシー会社に電話をかけたがどこもつかまらず、しかたなく職場で車を借りることにした。職場まで自転車を飛ばせば15分だ。相変わらず強風は吹き荒れていたが雨は収まり霧雨になっていた。黒から深い青にグラデーションされた非現実的な景色を眺めながら海沿いの道を疾走した。

 職場の観音崎自然博物館に向かう道すがら、和田川の河口は溢れんばかりに潮が満ち、港の歩道まで波が来ているのが見えた。普段穏やかで美しい「たたら浜」は、前日の嵐と今なお吹き荒れる風で大荒れだった。海が激しくうねり、波は観音崎大橋や浜に降りる階段近くまで達していた。ずいぶん潮が上がっているなと思った。 


 博物館に着き、車の鍵をとって、ふと潮見表に目をやった。
「6月16日、大潮、満潮3時15分、満月」
 そうだったのか。時は満ちたのだ。 

 生物の誕生には大潮が関係しているという話がある。アカテガニやクサフグ、サンゴ、バチヌケなどが良い例だ。1週間前、妻と一緒に「怪獣の子供」という映画を上映初日に観に行った。海で起こる謎を伏線に「生命の誕生」を激しいクライマックスとして表した美しく壮大な物語だ。
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 妻には「子どもが産まれたら映画館行けないし、この映画だけは映画館で観ておきたい!」と言われた。その影響もあってか、帰り道、激しく入り乱れ波打つたたら浜の水際が、これから起こる出産というクライマックスを連想させたのだった。風と波が鳴らす激しい地響きとともに、世界が黒から青に塗り替えられていくこの景色は一生忘れないだろう。


 さて、病院に行くと妻はそのまま入院となった。破水から始まった場合は即入院らしい。でも妻は元気で陣痛もなく、自分で荷物をまとめて、スタスタ歩いている。本当に産まれるのか?と思うほどである。私は妻を病院に残して一度博物館に戻り、この日出張だった愛川町に向かったのだった。
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〈6月16日,午前5時半頃の観音崎たたら浜〉

 この日、私は1日中、眠くて眠くてしかたがなかった。普段なら1日、2日寝なくても何ともないのになぜだろう。行き帰りの電車バスは常時爆睡だった。


 翌日6月17日、午前6時に自然と目が覚めた。そして8時に病院に向かった。陣痛は何度か来ていたようだが、出産に繋がる規則的な波はないようで、妻は昨日と変わらず元気そうだった。そのため実感はまったく湧かなかった。それより、私は昨日から引き続き、眠くて眠くてしかたがなかった。妻の診察のため、部屋から出されている僅かな時間も逃さず寝ていた。

 破水が先だったこともあり陣痛促進剤の点滴を開始し、9時くらいから少しずつ陣痛が始まった。次第に陣痛の周期が短くなっていく。妻は辛そうだが思った以上に冷静であった。「虫とりをしている時にテンションが体力を凌駕したことはある?今それになりたい!」と聞いてきたり、実習の学生さんに声をかけたりしている。病院食が運ばれてきたが、それは私が食べた。妻はパンをひとかじりしただけで、再び陣痛に集中する。陣痛の周期がどんどん短くなり、実習の学生さんが近くで何をしてよいか分からず心配そうにしている。私としてはベテランの助産師さんより学生さんの方が、今は居心地がよかった。


 13時半頃、隣の部屋から産声が聞こえてきた。「さっき隣にいた人産まれたんだ。」隣の部屋から聞こえてくる産声は、鳥や獣のような生き物が産まれる感覚がした。この頃になると私も完全に目が覚め、軽く熱く興奮してきた。眠かったのは自分なりの備えだったのか。そして、診察のため、私は再び外に出された。

 ナースステーションの前の椅子に座って待っていると、病院の中はいつも通り回っていて、現実世界に戻されたような気がした。毎日出産を取り扱っている助産師さんたちにとっては、当然特別なことではないのだろう。自分でいうゲンゴロウやタガメの産卵期に世話に追われるのと変わらないのかもしれない。一人になると再び冷静な自分に戻りあれこれ考え始める。


 7年前のことである。調査で行ったバングラデシュで偶然出産に立ち会ったことがあった。現地の医師が、得意気な顔で「今出産を控えている妊婦がいるんだけど見るかい?」と聞いてきたのだ。さらに「帝王切開で血がいっぱい出るけど大丈夫か?」と聞かれ、なめんなよ!望むところだ!という気持ちと興味本位もあり、見せてもらうことにした。そして、医師に言われるまま割烹着を着て手術室に案内された。手術室に向かう途中、薄暗くベッドもない部屋の床で陣痛に耐えながら順番を待っている一人の妊婦さんがいた。こんなコンクリートがむき出しの部屋で大丈夫なのだろうかと心配になった。
 手術室に入ると、それはドラマで見るような部屋とはまるで違った。通ってきた部屋と同様、コンクリートがむき出しで薄暗く、中央に置かれた少し高いベッドに妊婦さんが寝かされている。辺りを見渡すと、置いてある椅子や流しは屋台で使っているものをそのまま持ってきたのではないかと思うほど粗雑な物だった。帝王切開はすぐに始まった。そして僅か15分足らずで赤ちゃんが腹から引き出された。赤ちゃんはすぐに産声をあげ、流しに運ばれていった。お母さんは起きているようだが麻酔によって意識が朦朧としているようだった。医師には「これで終わりだよ!」と言われ部屋を退出した。最後にお母さんに「産まれたよ!お疲れ様!」と、言語は通じないだろうが声をかけ、手をちょんと触った。お母さんは朦朧していたが、ほのかに微笑み返してくれた。人間の出産を見たのはこれが初めてであった。見る前は人生が変わるのではないかとドキドキしたが、終わってみれば、もちろん感動はしたが、率直な感想として、「生き物と同じだな」と思った。
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〈2012年,バングラデシュの広大な氾濫原〉


 さて、話を戻そう。あれこれ考えているうちに、再び陣痛室に呼ばれ戻ると、さらに陣痛が進んでいるようだった。その後も何度か診察の度に部屋と廊下を行ったり来たりしたが、部屋に戻る度に変化があり、その時が近づいていることがよく分かった。
 14時頃、ついに陣痛の激しさがピークに近づいてきた。私の役割は、妻に言われたタイミングで、腰の硬い部分を押すことである。後から聞くと、妻はこの世の終わりかと思うほど痛かったそうだ。そして嘔吐を繰り返した。しかし、当然余裕はなさそうだが大きな声は出さず、取り乱すこともない。妻はいつもそうだ。小笠原の釣浜で流され死にかけた時も冷静だった。

 何度目の診察後だろうか。部屋から出され15分くらい経つと助産師さんに呼ばれた。赤ちゃんの心拍が下がっており、帝王切開の可能性もあることを告げられた。バングラデシュでのことが鮮明に蘇り、胸のあたりがザラザラとざわついた。生き物の産卵も孵化も脱皮も同じだ。すんなりいかないこと、何があるか分からないことは人間も同じなのだ。バングラデシュの医師の得意気な顔が思い浮かんだ。今思えば、日本人が来て、俺の得意な手術を見せてやろう!といった感じだったのだろう。当時のバングラデシュでは帝王切開が主流になっていたが、実際産後の感染症などのリスク回避技術が発展していない地域であることから、総合的には自然出産の方が良いという意見が出始めていた頃だったという。「そうだ!日本の医療技術はバングラより凄いから大丈夫だ!」と自分に言い聞かせた。

 15時30分、ついに帝王切開の決定を告げられる。「あぁ~あ、ここまで頑張ったのに、帝王切開になっちゃったよ!嫌だな~。回復が遅いんだって!今シーズンは水着で海入れないかもなー!」促進剤の投与を中断し、なんとか話せる状態になった妻が言った。さすがに悔しそうであったが、心配するポイントが海に入れないというところは、良い意味でさすがだと思った。

 それからはバタバタで、手術に必要なレントゲン検査、麻酔科医からの説明等が次々と進められ16時過ぎに同意書を書かされ、16時半、手術開始となった。助産師さんには17時10分くらいには出てきますからと言われ、一人病室に戻った。誰もいない病室で窓から見える景色を眺めると、工事現場とビルが見えて、夕焼けが少し出ていた。お世辞にも美しい景色ではなかったが、冷静な気持ちにはなった。17時10分、言われた通りナースステーション前に行き座って待つことにした。しかし、なかなかやってこない。それまで気丈にしてきた自分が、ここへきて初めて不安な気持ちに支配された。


 17時半過ぎ、赤ちゃんを乗せた車を2人の助産師さんが運んできた。ついに来たか!と思ったが、私の前を通り過ぎていった。なんだ他所の子かとガッカリした。しかし、次の瞬間、「ちょっとちょっと!パパこっちよ!」と、他の助産師さんが叫んだ。すると赤ちゃんを運んでいた2人の助産師さんは笑いながら「えー!すいません!通り過ぎちゃった!」と笑った。それにつられ笑いながら立ち上がり、冷静を装いながら駆け寄った。そして「おめでとうございます!」と助産師さんたちに笑われながら祝福された。哺乳類に時々みられる「我が子の不認識」が危うく行われるところであった。 


 生まれたての赤ちゃんはいち早く触らせてもらえた。おしめを付けて、服を着せて、可愛く気高い泣き声を聞いて、手や足や各部位を触りまくった。そして「あれ?こいつは確かに生き物だけど、ちゃんと人間っぽいぞ!」と初めて思った。それまで赤ちゃんはまったく人間ではない生き物だと思っていた。そして爪の形と足の、特に小指の形が私とそっくりで、自分の遺伝子が入っている実感を持った。
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 その後は、さまざまな管が繋がれ、寝たきり状態の妻と再会し、妻のお母さんが来て、私の実家の家族が総出で来て、バタバタだった。そして、20時半頃、みんなを帰して、ようやく妻と子どもと3人になった。

「名前どうする?」
「俺の意見は変わらないよ。昨日、嵐の中チャリで走った時、たたら浜の激しい水際を見てタイミング良いなって思ったしね。」
「うん。最初はその名前、珍しくて気に入らなかったんだけどね。今はカッコイイ名前だなって思って大きく傾いてるよ。赤ちゃんがお腹から出される時、羊水の中に棲んでいた水生生物が陸上生物に変わっていくのがよく分かった。それがまた名前に合ってると思う。でももう少し考えさせて?」
「分かった。」

「それにしてもさ、予定日19日だったのに、前から16日か17日に気合いで産む!とか言ってじゃん?すげぇな!笑」
「ははは、笑うとお腹痛い!笑」


 帰路についたのは22時過ぎだった。車の中ではB’zとGLAYの出産を唄った名曲を流し、何か感じることはないかと聴きながら帰った。そして、博物館に寄って車を停め、一人たたら浜を歩いた。満月に照らされたたたら浜の水際は、2日前の嵐が嘘だったかのように穏やかだった。それは、クライマックスの終わりと、新たな始まりの場所を連想させるには十分であった。
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 それから5日後、ようやく名前に決着がついた。

 私は思いついたその時から一切揺れることがなく、最初から決まっていたかのように思っていたのだが、妻は、珍しい名前だとこの子が将来苦労しないだろうか?と、本当に最後まで悩んでいた。でもそう言いながらも産まれた次の日から「みーちゃんみーちゃん」と呼んでいた。



「汀(みぎわ)」
 海や川、池など水と陸地が接する水際のこと。水も砂も植物も生き物も人も情報も出来事もそこを通り集まる。そして水の世界にも陸の世界にも通じる始まりの場所である。


 この意味をどう解釈し、理解し、意味を付けるかは、その時その時で違っても良いと思うし、たくさんあっても良いと思う。だから、親が子を思う心も、これからこの子を愛してくれる人たちの心も、この子自身が歩む人生も、すべて広げてくれる自由で可能性に満ちた「汀」という名にした。



〈最後に〉

 普段お世話になっている方々にご報告も兼ねて、気分に酔って、柄にもなくずいぶん長く主観強めに書かせていただきました!(笑) フェイスブックやインスタには恥ずかしくて、お茶らけて書いてしまったのですが、人生でも大きく印象に残るビッグイベントだったので、真面目に感覚的になって書きたいとも思ってしまいました。そして今のこの感覚が薄れていく前に急いで書きました。
 「海を歩くゲンゴロウ」は、妻と結婚した2014年から始めました。自分の中では、水辺の生き物や自然について書く上で、調べたり勉強したり記憶に残したりすることを大事にしたいという思いでやっています。だから、出産についても新たに産まれた水辺の生物に水辺の名前を付けたということで関連づけさせたいと思います(笑)。いつの間にか「海を歩くゲンゴロウ」が子どもメインブログになってしまったなんてことにはならないようにしたいですしね!(笑)
 子どもが産まれて、これからどんな生活になるのか、まだ想像がつきませんが、水辺の生き物に関する活動は変わらず引き続きやっていきたいと思っています。そして、そのうち大きくなった娘と一緒にブログの写真を飾れることを願っています。今後ともよろしくお願いいたします。
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by shingo-ayumi | 2019-06-22 23:51 | 自己紹介 | Comments(4)

6月の観音崎(2019年6月)

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〈たたら浜〉
 6月に入り梅雨入りをしましたが、雨がしとしと降り続けているわけではなく、ザーっと降って、カーっと晴れての繰り返しです。たたら浜は一見水が澄んでいますが、中に入ると濁っています。
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 ヤブキリの幼虫とアジサイ
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 巣にエサを運ぶハクセキレイ
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 ショウリョウバッタの幼虫
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 6月は、多くの生き物にとって繁殖と成長の時期です。いたるところでそんな様子が見られます。
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〈ウラナミシジミ〉
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 このあたりでは秋に多く発生するウラナミシジミですが、時々春に出現する個体も見られます。いたって普通種ではありますが、春に見かけるとありがたみがあります。
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 今年はやたら青ダンゴムシを見かけます。探せば確実に見つけられるほどたくさんいます。
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 イリドウィルスに感染して青くなっているダンゴムシです。特にこの個体は青みが強いですね!観音崎ではイリドウィルスが大流行しているのでしょうか。
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〈ムラサキツバメ〉
 自宅の庭にて撮影したムラサキツバメです。裏山には食草であるマテバシイがたくさん生えているので飛んできたのでしょう。
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 夜のたたら浜も美しい!
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 満月の夜も撮影しました。

 6月の観音崎も見どころいっぱいです☆


by shingo-ayumi | 2019-06-20 21:02 | 観音崎周辺の自然 | Comments(0)

ガチャポン「DANGO MUSHI」

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 上の写真は本物ではありません!フィギアです!笑 

 職場のジュニア生物調査隊の子がガチャポンで手に入れたというダンゴムシのフィギアを持っていて「おぉ~すげ!これが話題の!いいなぁ!」と驚きました。少し前にダンゴムシのガチャポンが話題になったのは知っていましたが、実際に見たのは初めてでした。
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 その数日後、街中で偶然ダンゴムシのガチャポンを見つけてしまったのです!

 ガチャポンには「丸まるダンゴムシを完全再現!ダンゴムシの構造を徹底研究し、丸まる体を再現した衝撃のスケールモデル!」という、なんとも購買意欲を煽り立てるような見出しが!

 しかし、気になるお値段は500円!!ガチャポンとしては高いですよね。フィギアなんて買ったことはないのですが、これには思わず財布を取り出してしまいました。ところが財布を見ると、1、2、3、4…400円しかない!?隣にいた妻に「100円ちょうだい!」というと、あの寛容さで定評のある歩海奥様が「えぇ~500円のガチャポン高すぎ!こんなもんいらないでしょ!」と痛烈に批判されました。しかし、100円をもらいガチャを回し、私が嬉しそうにしていると、「こんなもん欲しがるなんて!金銭感覚は合うと思っていたのに…」と追い打ち酷評!いいじゃん前から欲しかったんだからさ!笑 
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 この500円ガチャ「DANGO MUSHI」はBANDAIから出ている商品で、少し前に生き物好きの中で話題になりました。うむ!確かによくできている!そしてデカイ!
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 というわけで、念願のダンゴムシを手に入れたのでした☆笑 誰かツッコンでくれるかな~?と期待しながら、今は職場の机の上においてあります。


by shingo-ayumi | 2019-06-14 22:59 | その他 | Comments(0)

ホタルの関する活動

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〈ゲンジボタル,横浜市南部〉
 横浜ではこの時期ゲンジボタルの最盛期で、いろいろな場所で観察会がおこなわれています。

 個人的にはホタルを中心におこなう活動はあまり好きじゃありません。この時期は普段自然や虫にまったく興味ない人も「ホタルホタル」と大勢押し寄せ、ペンライトを持って走り回る子ども、それに対し市民団体が目を光らせ、時に警察まで出動し、アイドルがライブでもやるのかという現象が市内各地で起こります。(ホタル観察時のペンライト少年は昔からいて、実はこれがライブやフェスの起源なのではないか?…と勝手に思っています…笑)
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 そして現地に必ずいるのが知ったかオジサン・知ったかオバサン!「今年はホタルが少ない」とか「昔はたくさんいた」とか「環境が悪くなっているんだ」とか、どうせ1年に1回、2回しか見に来ないだろう人が、自分はなんでも知っているかのような口ぶりで適当なことを言いまくり、あげくの果てには「30秒触っているとホタルは死ぬ」とか「ゲンジは関東、ヘイケは関西にしかいない」などなど、わけのわからないうんちくを披露するという現象まで起こります(T▽T)

内心「うるさーい!!」と叫びたいところですが、一応毎度優しくツッコミます。
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 見に来る方たちもさることながら、生息地を管理する人たちもまた、生息地の私物化、ホタル中心思想、他地域から持ってきたホタルの放虫、幼虫のエサとなるカワニナの放流、などなど…、悲しくなってくる様々な問題があります。
 
 私が関わっている場所も、かつて「ホタルの幼虫をオニヤンマのヤゴやヤマアカガエルのオタマジャクシが食べてしまうから駆除する!」という人がいました。カエルの卵塊をバケツに入れて捨てていた時は「わぁーーやめろぉーーー!!」と大焦りしました。
 また、すぐ近くにヘイケボタルの生息地があるにも関わらず、わざわざ遠くから持ってきた個体を放虫してしまったり…。

 確かにホタルは美しくて、人気があって、たくさんの人に愛されるのは分かりますが、周りが見えなくなってしまう活動に陥りやすいことも悪い意味でのホタルの魔力だと思っています。
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 さて、とは言え、私自信もなんだかんだこの時期になると、地元のホタル観察会に顔を出し、写真を撮りに行くのが恒例となっています。ホタルという昆虫そのものは好きですからね。

 この日は母校の小学校でおこなわれた観察会に顔を出し、いつもお世話になっている先生方と話したり、授業で出会った子どもたちにちょっかいを出したりして、観察会終了後にゆっくり撮影をしてきました。そして今年も個体数に大きな変化はなく健在で何よりでした。しかし、せっかくの楽しいホタル観察にも大きな落ちがありました。

小学校の先生と話をしていると池の方からけたたましいカエルの声が、この鳴き声は…

「誰だモリアオガエルを放したヤツはーーー!!(怒)」

生息地が小学校内にあっても外来種問題は後を絶ちません…。


by shingo-ayumi | 2019-06-09 22:24 | 生きものに関する活動 | Comments(0)

タガメのいる里山(2019年6月)

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タガメのいる里山に写真を撮りに行ってきました。
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〈オゼイトトンボ〉
 まず最初に行ったのは谷戸の中にある湿地です。
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〈ハラビロトンボ〉
 湿地の中で撮影していると突然草むらの中から茶色いものが現れてこちらを威嚇してきました。「なんだー!?」と驚き、こちらも臨戦態勢で対峙すると、それはキジのメスでした。そして、それと同時にヒヨコサイズのヒナがピーピー鳴きながら逃げていきました。そうかそうかそういうことか!すまんすまんと言いながらゆっくりその場を離れました。
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〈モートンイトトンボ〉
 湿地と言えばモートン!
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〈羽化して間もないモートンイトトンボ〉
 大学生の頃、研究室の活動で、6月はモートンイトトンボのカウントをしに行くことが恒例でした。モートンを見るといつでもその時のことを思い出します。小さくてかわいらしいイトトンボです☆
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〈スゲドクガの幼虫〉
 ケバケバしくも美しい蛾の幼虫です!

 スゲドクガの幼虫はアシやカヤツリグサが生える湿地でよく見かけます。「ドクガ」という名前が付いているので、一応毒があるのかもしれませんが、誤って触ってしまったり、皮膚に付いてしまったりしても被れたことはありません。私の皮膚が強いのか?スゲドクガの毒が弱いのか?毒なんてそもそもないのか?よく分かりません。
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 谷戸の一番奥にあった水溜り。これはイノシシのヌタ場です。でもこういう場所にはたいていあの生き物がいます。
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〈トウキョウサンショウウオの幼生〉
 トウキョウサンショウウオの幼生です。トウキョウサンショウウオやトウホクサンショウウオ、カスミサンショウウオ等はこういう小規模な水溜りが大好きです。そのためイノシシのヌタ場が利用されていることがよくあります。
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 木に覆われた暗い池
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 ここにもトウキョウサンショウウオの幼生がたくさんいました。
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〈ジャコウアゲハの蛹〉
 コンクリートの壁沿いにジャコウアゲハの蛹がついていました。
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〈ヤマサナエ〉
 この場所の近くの水路にはキイロサナエのヤゴがたくさんいました。そのため、飛んでいるサナエトンボはキイロサナエかな?と思いチェックしていくとすべてヤマサナエでした。
 ヤマサナエとキイロサナエはよく似ている同属のサナエトンボですが、出現時期や生息環境が若干異なります。ここでは、ヤゴは同所的に見られますが、成虫はヤマサナエが先に出現して、少し後にキイロサナエが出現します。ちなみに水路ではキイロサナエの羽化殻はたくさん見られたので、すでに羽化はしていると思われます。
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〈アメリカザリガニ〉
 この日は谷戸田を数か所回り、タガメの様子を確認してきました。

 上の写真の場所ではアメリカザリガニとタガメが同所的に生息しています。ザリガニがいる水辺には他の水生昆虫がいないというイメージがありますが、水田ではザリガニがいてもタガメやゲンゴロウが見られる場合があります。とは言え、ザリガニがいて良いことはないと思いますが。
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 ここはザリガニのいない水田です。
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〈シマヘビ〉
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 ヘニャヘニャになったオタマジャクシをオタマジャクシが食べています。

 そしてその近くには↓
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 カエルになりかけのオタマジャクシを捕食するゲンゴロウ類の幼虫が!
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〈シマゲンゴロウの幼虫〉
 オタマジャクシを襲ったのはどうやらシマゲンゴロウの幼虫のようです。
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〈シマゲンゴロウ成虫〉
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〈コガムシの幼虫〉
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〈タイコウチ〉
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〈タガメ〉
 この日は3地点でタガメを観察してきました。本当は産卵し、卵塊を保護する様子を撮影しようと狙っていたのですが、この日は見られませんでした。

 次回は6月後半に行こうと思っています。

by shingo-ayumi | 2019-06-07 23:36 | 田んぼ・里山 | Comments(2)

タガメの観察(2019年6月初旬)

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 毎年恒例のタガメの観察に行ってきました。ここは去年新しく見つけた生息地です。
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 網を使わず、しかも昼間にタガメを見つけるのはなかなか大変です。昼間は水草の中やイネにつかまっていて、いてもなかなか気が付かないからです。

 一見見つけやすそうな田んぼでも、イネにつかまっていると上から見る人の視点からはなかなか分かりにくいものです。
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〈タガメに捕食された?ヒバカリの死体〉
 しかし、タガメの生息地では、捕食されヘナヘナになったカエルやオタマジャクシの死体が落ちていることがあります。それを探すと、近くにいることがあります。

 この日は、ヒバカリの死体を見つけ、「もしや!?」と思い近くを探すと見つけられました。
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 この日は各所をまわり、数か所で観察してきました。ちなみに去年は同所で5月28日に卵塊を保護する様子が確認できたのですが、今年は確認できませんでした。年によって波があるんですよね。

 というわけで、タガメを観察してきました☆


by shingo-ayumi | 2019-06-06 22:28 | タガメ | Comments(0)

ジュニア生物調査隊(2019)~3団体交流イベント~

 先日、横浜市金沢区の侍従川で「ふるさと侍従川に親しむ会(通称侍従会)」、「二ツ池プロジェクト」、「観音崎自然博物館ジュニア生物調査隊」の3団体による交流イベントをおこないました。
 
 私は侍従会であり、観音崎博ジュニア隊でもあるので、普段から一緒に活動していてよく知っている侍従会の子どもたちの影響を、観音崎博の子どもたちにも受けさせたいと常日頃から思っていました。
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スタッフも子どもたちに負けじと魚とり
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 二ツ池プロジェクトの子どもたちも強くたくましい子どもたちがそろっています!侍従会と二ツ池は昔から交流があり、お互いのフィールドを行き来してきました。また、昨年は観音崎ジュニア隊も二ツ池にお邪魔してお世話になりました。

 ちなみに侍従会の子どもたちには、事前に、「当日は侍従会の凄さを見せるんだぞ!」と、挑発的に言っておいたこともあり、川に入るなりそれぞれ散って採集に行ってしまったため、フィールドでの写真がほとんどありません!笑
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 観音崎ジュニア隊の子たちも負けじと奮戦します!
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ボラが採れた!
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 観音崎ジュニア隊のRちゃん。最初からセンスは良かったのですが、ここ1年でかなり腕をあげました!ジュニア隊の中では種類・数ともに一番採っていたのではないでしょうか。
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 ウナギを採ったSくん。彼もまた採集センスの良さを発揮していました!
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 他にもイッパツ逆転になりうる珍しい生き物を採る子がチラホラ☆
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 この時期はゲンジボタルが見られる時期でもあります。
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 アオダイショウを撮影する侍従会代表の山田さん
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 12時頃、川からあがってお昼休憩にしました。上の写真はヨシノボリのノリ弁だそうです!あまりものセンスの良さに思わず撮影させてもらいました!お母さんすげぇ!
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 アオダイショウをみんなに見せる侍従会のTくん。

 ちなみにアオダイショウ、タカチホヘビ、クサガメ、ウロハゼ等、大物のほとんどは侍従会の子どもたちが採りました。フィールド力・採集力等、観音崎博ジュニア隊の子どもたちはまだまだ及びません。仲間うちや普段の生活の中では見えにくい、自分のレベルや、生き物と関わるうえで本当に大切なことは何なのか?ということを侍従会の子どもたちから感覚的に感じてほしいと思っていました。
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 さて、午後は侍従会学生部のTくんとKくん、侍従会ジュニア探検クラブのHくんが中心となって、この日採れた生き物の解説をしてくれました。人に伝えるためにはきちんのした知識が必要だと思っています。生き物を見る時に感覚的なことはもちろん大切ですが、きちんとした知識を持って生き物を見ることもまたとても大切です。
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 というわけで、今回は侍従会の子どもたちにはずいぶん胸を借りて、活動を実施させていただきました。今年は他にも団体交流をする機会があります。

 今回の企画は、観音崎ジュニア隊の子どもたちが、生き物に関わるうえで大切な精神や必要な力を感じてほしいというのが大きな狙いでした。しかし、これからおこなう交流は、もっと広い意味で、これから5年、10年後、各団体の子どもたちが共に活動する同世代となってくれることを願っての企画です。また、私個人として、共に虫とりをする仲間になってくれることを本気で願っています。


by shingo-ayumi | 2019-06-03 22:26 | 観音崎自然博物館 | Comments(0)