水辺の自然を中心としたブログです。夫婦でやっています。
by 佐野真吾、歩海
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ダブルヤマダ企画
先日、久しぶりに侍従川で活動をしてきました。 
この日はふるさと侍従川に親しむ会に観音崎自然博物館のお魚講座がお邪魔するという活動で、山田陽治さん(侍従川)×山田和彦さん(観音崎)という「ダブルヤマダ企画」でした!笑
観音崎博のお魚講座は学芸員の山田和彦さんの企画で、毎月おこなわれているのですが、この日のテーマは「保全」ということで、侍従川の川づくりについて学びました。
僕はというと、侍従会であり観音崎博であり、ということで、この日は大人しく道案内や写真撮影や片付けをしていました!笑
〈シマヨシノボリ〉
侍従川では、3月に土手を削る浚渫工事がおこなわれたのですが、やはり予想していた通り、ウキゴリ、シマヨシノボリ、チチブの3種は激減しました。石の下に産卵するこれらのハゼは、土砂が流れることで、石が埋まってしまい影響が出てしまうのです。特に産卵期ドンピシャだったウキゴリへの影響は大きく、これまで何百と簡単に採れたものが、この日は2個体しか確認されませんでした。まぁそれだけ聞くととんでもない話だ!となるのですが、一部の地域住民の方たちにとっては土手を削らないと川が溢れるのではないか?という心配もあるようで、それを考えていくこともまた川の保全をしていく上で難しい問題だという話を山田陽治さんがしました。
〈スミウキゴリ〉
こちらはスミウキゴリです。スミウキゴリはウキゴリより産卵期が早いため、難を逃れた個体も多かったようです。この日もそれなりの個体数が確認されました。
上の個体はお腹がパンパンですね。侍従川では、11月末頃から1月頃にかけて産卵します。たくさん産んで回復してほしいものです。
〈モクズガニ〉
〈コクワガタ〉
なぜかガサガサで採れました!笑
〈コオニヤンマ〉
ハゼ類には大きな影響を及ぼした工事でしたが、ヤゴにはそれほど大きな影響は見られずにいます。
〈ダビドサナエ〉
ダビドサナエも2000年代初頭までは、年に1回見つかるか見つからないかというくらい珍しい種でしたが、現在は毎回1個体くらいは見られます。横浜市内では貴重な生息地の一つです。
採集をした後は、侍従会の中学生・小学生たちがみんなに生き物の解説をしました。


みんなフィールド経験だけでなく、知識の方もなかなかのものです☆
〈ゴクラクハゼ〉
〈ビリンゴ〉
〈スミウキゴリ〉
というわけで、久しぶりに侍従川に行ってきてました。やはり故郷の川は良いものですね☆夏の間は忙しくてなかなかいけなかったのですが、冬は行けるようにしたいと思います。




侍従川では、3月に土手を削る浚渫工事がおこなわれたのですが、やはり予想していた通り、ウキゴリ、シマヨシノボリ、チチブの3種は激減しました。石の下に産卵するこれらのハゼは、土砂が流れることで、石が埋まってしまい影響が出てしまうのです。特に産卵期ドンピシャだったウキゴリへの影響は大きく、これまで何百と簡単に採れたものが、この日は2個体しか確認されませんでした。まぁそれだけ聞くととんでもない話だ!となるのですが、一部の地域住民の方たちにとっては土手を削らないと川が溢れるのではないか?という心配もあるようで、それを考えていくこともまた川の保全をしていく上で難しい問題だという話を山田陽治さんがしました。

こちらはスミウキゴリです。スミウキゴリはウキゴリより産卵期が早いため、難を逃れた個体も多かったようです。この日もそれなりの個体数が確認されました。
上の個体はお腹がパンパンですね。侍従川では、11月末頃から1月頃にかけて産卵します。たくさん産んで回復してほしいものです。


なぜかガサガサで採れました!笑

ハゼ類には大きな影響を及ぼした工事でしたが、ヤゴにはそれほど大きな影響は見られずにいます。

ダビドサナエも2000年代初頭までは、年に1回見つかるか見つからないかというくらい珍しい種でしたが、現在は毎回1個体くらいは見られます。横浜市内では貴重な生息地の一つです。







というわけで、久しぶりに侍従川に行ってきてました。やはり故郷の川は良いものですね☆夏の間は忙しくてなかなかいけなかったのですが、冬は行けるようにしたいと思います。
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by shingo-ayumi
| 2019-10-29 18:06
| 侍従川流域
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ナチュラリスト養成講座 ~マニアックな水生昆虫を学ぶ~
今日は、このブログではおなじみの山田陽治さん主催のナチュラリスト養成講座の講師として「マニアックな水生昆虫を学ぶ」という講座をやらせていただいてきました。
しかし、前日の大雨により川は濁流!!果たして水生昆虫はちゃんと採れたのでしょうか?

〈アキアカネ〉
〈ハラビロカマキリ〉

濁流の川でもキベリマメゲンゴロウはいつも通りたくさん見つかりました。
こちらはツマキレオナガミズスマシです。

どこかから流されてきたのか、タイコウチも見つかりました。タイコウチはやはり子どもたちに人気がありました!笑
この日、皆さんに知ってもらいたかったことの一つして「こんな場所にも水生昆虫はいる!」というのがありました。コモンシジミガムシは、上の写真のような河川敷にできた水たまりや掘ったら水が湧くような場所でたくさん採集できます。
というわけで、小さな水たまりにみんなで集まってコモンシジミガムシ採集をしました。

〈コモンシジミガムシの雄交尾器〉
交尾器の話の後は、白バック写真の撮り方を実践しました。













〈コモンシジミガムシ〉
数ミリのガムシですが、皆さんちゃんと探してくれました。ちなみにこの時点ではコモンシジミガムシだということは言わず、その後、交尾器を抜いて、小さい虫でも交尾器を見れば同定ができるというお話をさせていただき、交尾器の取り出しと、他のシジミガムシ属との比較を実践しました。



〈キベリマメゲンゴロウ〉
というわけで、コンディションが悪かったこともあり、種類は多く採れなかったのですが、楽しくやることができました。小さい虫について人に伝えるのは、自分の中であまり自身がなかったのですが、今回やっていて、自分なりに次回はこうしてみよう!これをやったらウケそうだ!などなど、良い勉強になりました。

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by shingo-ayumi
| 2019-10-27 00:10
| 生きものに関する活動
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ハセガワセスジダルマガムシ

体長2mm程の小さな虫です。2015年から継続して河川の水生昆虫を調査しているのですが、普通にガサガサをしているとなかなか採れない虫です。というのは、こいつらは水面に出ている石や岩の水際近くにすんでいるからです。なので、調査中に偶然網に入ることはあるのですが、水面上の石や岩を真面目に見ていない私は、見落としが多く、結局調査対象から外していました。


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by shingo-ayumi
| 2019-10-23 17:57
| 水生昆虫いろいろ
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モンキマメゲンゴロウ(三浦半島産)

〈モンキマメゲンゴロウ Platambus pictipennis (Sharp,1873), 横浜市〉
先日、実家の近くの森を歩いてきました。まだ柔らかく翅がペコペコしたモンキマメゲンゴロウの新成虫がたくさんいました。





水中で撮影してみました。








木が倒れて、森の中にできたギャップの中をミルンヤンマが飛んでいました。ここまでひどいと、片付くまで時間がかかりそうです。
ちなみに上の写真は、この日最後に行った横浜市の侍従川流域の生息地…だった場所です。この水路がうまい具合にせき止められて、モンキマメゲンゴロウの多産地になっていたのですが、先の台風による土砂崩れの整備のため、水路はきれいに掃除され、土嚢置き場にされてしまっていました。当然モンキマメゲンゴロウは暗渠を伝って侍従川本流の中流域まで流されてしまったでしょう。なんてこったとショックでした。

侍従川流域は横浜市内では非常に貴重な生息地です。ですが、それもちゃんと知られないまま一つ生息地が失われてしまいました。やはり、ちゃんと調査して県東部のモンキマメがどれほど貴重なのかということを証明していかないといかんなぁ~としみじみ思いました。
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by shingo-ayumi
| 2019-10-19 21:47
| ゲンゴロウ
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ジムグリ

〈ジムグリ Elaphe conspicillata, 鎌倉市〉
先日、ジムグリ2匹とシロマダラとマムシとアオダイショウが同時に現れて、まずシロマダラを捕まえて、次にジムグリに手をかけ、手をかけたジムグリ噛まれながらもう一匹のジムグリをつかみ、次はマムシだと足で押さえつけた夢を見ました!笑 なんて楽しい夢なんでしょうかね!
そんな夢を見たのも偶然ではなく、夢を見た前日に現実世界でジムグリと出会い写真を撮っていました。

神奈川県では珍しいジムグリですが、ここひと月の間に何度かジムグリに出くわしています。ジムグリは夏場に絶食をします。ネズミやモグラの子どもを好んで食べることから、それら小型哺乳類が子どもを産む春と夏に活性化し盛んに摂食をおこないます。しかし、エサが少なくなることに加え、気温が上がり活性が鈍る夏場は絶食するのです。
そのため、この時期はようやく涼しくなり活性を取り戻し、おまけに絶食明けでお腹を空かせてエサを探し回るようで、見つけやすくなるというわけです。






〈シロマダラ,三浦市〉
ちなみにシロマダラもここひと月の間に数件情報が入ってきました。
私が見た夢は、現実世界で起こったことの集大成だったんですかね!笑
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by shingo-ayumi
| 2019-10-17 21:13
| 両生類・爬虫類
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ジュニア生物調査隊(2019)~観音崎調査(海辺編)~




〈フチトリケシガムシ〉
岩をひっくり返すとフチトリケシガムシが見つかりました。前日、砂浜はすべて波をかぶっているはずなのに、海浜性昆虫はちゃんと見つかります。石や漂着物にくっ付いてじっとしているのかもしれません。

生首!?・・・ではありません。マネキンです!笑
台風の後の浜にはいろいろなものが落ちています。








〈ハマベエンマムシ〉
打ちあがったクサフグの死体の中からハマベエンマムシが出てきました。











ツチイナゴがYくんの顔を真似ているのか、Yくんがツチイナゴの顔を真似ているのか!笑 虫もYくん良い笑顔だねー☆
というわけで、今回も充実した活動をすることができました。次回はこれまで採集してきた生き物で標本づくりをおこないます。
ちなみに今回の活動はコチラ「観音崎自然博物館どたばた学芸日誌II」でも紹介しています。
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by shingo-ayumi
| 2019-10-15 22:00
| 観音崎自然博物館
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アキアカネを産卵させてみた

〈アキアカネ,横須賀市観音崎〉
台風19号が通り過ぎた翌日、観音崎自然博物館のジュニア生物調査隊は、ホーム観音崎で活動をおこないました。この日はどこからか飛ばされてきたようで、アキアカネがいつもよりたくさん見られました。






〈アキアカネの卵〉
↓こちらは卵を産み落とす動画です☆
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by shingo-ayumi
| 2019-10-14 20:59
| トンボ
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台風19号迫る!






15号の時は停電や倒木など大きな被害が出ましたが、今回は大丈夫でしょうか。
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by shingo-ayumi
| 2019-10-12 22:42
| 観音崎周辺の自然
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10月の観音崎(2019年10月)

〈観音崎たたら浜〉
今は台風が接近していますが、少し前までは毎日爽やかな日が続いていました。



〈ハマユウ〉

〈ソナレマツムシソウ〉
ソナレマツムシソウがたくさん咲き始めました。





〈シマヘビの共食い〉
この日は、休みの日でしたが博物館に遊びに行くと、館長の河野さんがシマヘビの幼蛇同士が共食いをしている様子を撮影したと写真をいただきました。珍しい光景ですね☆





最後は少し子どもネタになってしまいました!笑
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by shingo-ayumi
| 2019-10-11 02:35
| 観音崎周辺の自然
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ウミアメンボ ~幻の三浦半島産を追って~ その2
先月の投稿で、三浦半島の幻のウミアメンボを探しに行った話を書きました。1924年に三浦半島から新種記載されて以来記録のないウミアメンボを求めて探しに行きましたが、今回はその続きです。
あのあと、博物館に戻って学芸部長の山田和彦さんにその話をしたところ、山田さんがいつも魚類の定例調査をしている場所がいいんじゃないかと言われました。なんでもウミアメンボが好みそうなマングローブ風の環境があり、さらにマングローブでよく見られるオニカマスやフエダイの仲間など、南の魚が多く見られるそうです。ただ陸路はないから泳いで行くしかないよ!と言われました。では寒くなる前に案内してください!とお願いし、先日連れて行っていただきました。




写真だと分かりにくいのですが、船着き場の周りにはケシウミアメンボがたくさんいました。
10月の曇った日の海は結構寒かったです。特に当地は入り江の奥にあるため停滞しやすく水温が低いそうです。









〈サツキハゼ〉
サツキハゼの群れが泳いでいました。サツキハゼは八重山諸島のマングローブの中でも見かける種です。



〈タイワンガザミ〉
良い写真が採れなかったのですが、山田さんが言った通り、オニカマスやフエダイの仲間なども見られました。




というわけで、ウミアメンボは見つかりませんでしたが、良い下見になりました。何より、三浦半島にはこんな場所があったんだ!?ということに驚かされました。お世話になったHさんには、来年の7月にリベンジしたいので!とお願いしてきました。約100年ぶりとなる再発見は果たしてあるのでしょうか。夢が広がります。
Esaki, T., 1924. On the genus Halobates from Japanese and Formosan coasts (Hemiptera: Cerridae). Psyche, 31: 112-118, pl. 5.
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by shingo-ayumi
| 2019-10-09 21:23
| 水生半翅
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